インザーギ監督としての初戦、開幕戦を白星で飾りいいスタートを切ったミラン。このままいいシーズンにすることができるのか。第2節はアウェー、スタディオ・エンニオ・タルディーニでのパルマ戦です。
パルマFC
- GK
- 83 ミランテ
- DF
- 13 リストフスキ
- 6 ルカレッリ
- 19 フェリペ (77'退場)
- 11 デ・チェリエ
- MF
- 30 アックア
- 21 ローディ
- 80 ホルケラ
- → 88 コーダ (73')
- FW
- 5 ゲザル
- → 17 パッラディーノ (65')
- 99 カッサーノ
- 10 ベルフォディル
- → 20 ビダウィ (79')
ACミラン
- GK
- 23 ディエゴ・ロペス
- DF
- 20 アバーテ
- 33 アレックス
- → 13 ラミ (62')
- 25 ボネーラ (58'退場)
- 2 デ・シリオ
- MF
- 16 ポーリ
- 34 デ・ヨング
- 4 ムンタリ
- FW
- 10 本田
- → 17 サパタ (62')
- 7 メネズ
- → 19 ニアン (86')
- 28 ボナヴェントゥーラ
ミランは開幕戦とほぼ同じメンバー。トーレスは早速怪我をしてメンバー外のためデビューはおあずけとなりました。エル・シャーラウィに代わって左サイドに入った新加入のボナヴェントゥーラがどのような動きをするのかが注目です。
パルマは序盤こそ積極的に出てきていたものの、途中からはミランにポゼッションは預けてくれました。ラインを低くして、ボールを奪ったら前線のサイドに当ててためを作る形がチーム全体で共有できています。うまく縦のギャップを作ったところでカッサーノが自由に動いてボールを捌くことでいい攻撃ができていました。
ミランも相手のブロックができないうちに早くボールを運ぼうという意識は統一されていて、メネズが積極的に降りてきてボールを受ける姿勢を作り他の選手がそこに絡んでいく形を作ろうという意図が見られました。
さらに両SBのアバーテとデ・シリオが高い位置をとり、機を見てペナルティエリア近くまで入っていったのも昨シーズンまでにはなかった動きでインザーギ監督のやり方なのでしょう。インザーギが現役でプレーしていた頃のミランのサイドバックはカフー、ジョルジーニョなど攻撃的な選手が多かったのであの頃のような形を期待してしまいます。
この試合ではこれがうまくはまり、先制点と2点目は共にアバーテがデ・チェリエを引っ張ってサイドに流れたことでうまく本田のところにボールが入ってきました。昨シーズンから引き続き右サイドの縦の関係は非常にいいですね。
開幕戦に引き続きロングカウンターでの攻撃もキレがあり、メネズ、デ・ヨングによる追加点で大量5得点。しかし、守備の方も4失点とかなり厳しい戦いを強いられてしましました。失点シーンはボールウォッチャーになっている選手が多くかなり改善していかなければいけないのではないでしょうか。ボネーラが退場してしまったことを考慮してもひどいと言わざるを得ません。
何はともあれ開幕2連勝ということで結果は出ていますが、既に課題が山積みなっているミラン。このまま連勝が続くことはないでしょうが、悪い試合でも勝点をとって上位に入っていって欲しいと思います。