07 11月, 2012

セリエA第11節 ミランvsキエーヴォ

 第10節終了時点で勝点11の12位とかなり苦しいシーズンを送っているミラン。リーグ4分の1終了時点でチームの形が定まらない、ボアテング、エル・シャーラウィなど力を見せている選手の流出が噂されるなど近年ちょっとなかった状況ですが、ホームにキエーヴォを迎えての1戦です。

11chievo

ミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  •   → 2 デ・シリオ (86′)
  •   5 メクセス
  • 17 C.サパタ
  • 21 コンスタン
  • 23 アンブロジーニ
  • 18 モントリーヴォ
  •   → 34 デ・ヨング (74′)
  • 28 エマヌエルソン
  •   → 10 ボアテング (68′)
  • 22 ボージャン
  • 92 エル・シャーラウィ
  • 11 パッツィーニ

キエーヴォ

  • 54 ソレンティーノ
  • 21 フレイ
  • 33 パップ
  •   3 アンドレオッリ
  • 93 ドラメ
  •   → 39 ストイアン (60′)
  •   2 ダイネッリ
  • 10 ルシアーノ
  •   → 6 M.リゴーニ (55′)
  •   5 グアナ
  • 56 ヘテマイ
  • 77 テレオー
  • 31 ペリッシエール
  •   → 17 ディ・ミケーレ (72′)

 ここ数試合で多くのシステムを試している中4バックに戻してセンターにサパタ、メクセスというコンビを起用してきました。両サイドにエマヌエルソンとエル・シャーラウィが開く形は定着した感がありますがセンターにパッツィーニ、トップ下にボージャンが入っています。

ミラン快勝 エル・シャーラウィは4戦連続弾 - Goal.com

 序盤からミランはボールを保持できていたものの、相手の守備を崩すところまでは至らず。ポゼッションがあることで両サイドハーフが高い位置をとれていたのでそこから起点になるもののゴール前は固められているという立ち上がりでした。
 システム的にはガッリアーニも満足の4-3-3に近い形。と言っても両サイドとも純粋なウイングというわけではなく、特にエル・シャーラウィは中盤との連携も使おうと模索している場面がかなりあったのでサイドがもっと機能するようになればおもしろくなってきそうな印象を受けました。そういった意味でこの序盤のコンスタンはもう少しいいタイミングでの攻撃参加が欲しかったですね。

 16分にエマヌエルソンが先制しますが、直後にCKからの失点。細かいところですがここでペリッシエールについていたのは本来メクセスだったんじゃないでしょうか。なかなか定着しないセンターバックの最有力だったはずのメクセスですが、少ない出場の中で時折集中力を欠いたプレーがあるのが気になります。フリーでの空振りもありましたし。
 失点はしたもののミランペースでのゲームは進み、時間が経つごとにスピードに乗ったままの中央での攻めが増えてきました。それに伴ってキエーヴォ守備陣もゴール前を人数をかけて守るような形に。結果として最終ラインの前にスペースができてミドルシュートで2得点と意図した通りと言える展開じゃないでしょうか。キエーヴォが悪かったわけではありませんが現時点での戦力差がそのまま出てしまったような印象です。

 後半はキエーヴォが前線に人数をかけてきたものの、逆に間延びしてしまうことに。ミランもディフェンスラインをあまり高くキープしていなかったので中盤が大きくあいていましたが、ボージャンがこのスペースをうまく使えていました。今のミランの最終ラインはそこまで信頼感のあるものではない気がするのですが、リードしている試合でこういう展開もできるというのは大きいと思います。
 徐々に機能してきた感のあるモントリーヴォやボージャンら新戦力、絶好調のエル・シャーラウィ、インテル戦で積極的に狙っていたリッカ砲での得点といい材料が全て出せての勝利なので上位チーム相手でもこうした試合ができればいいですね。パト、ロビーニョ、ボアテングといった選手のコンディションが整ってくればさらに幅も勢いも出てきますし巻き返しはこれからです。

29 10月, 2012

セリエA第8節 ラツィオvsミラン

 前節のダービー敗戦、7節終了時点で勝点がまだ7と苦しいシーズンが続いています。一方ラツィオは今シーズンから指揮を執るペトコヴィッチ監督の評価も高く3位と好調ですが、ここ数試合はいい内容でこれているだけにこういう相手に勝利して浮上のきっかけとしたいところです。

08lazio

  •   1 アメーリア
  • 20 アバーテ
  • 25 ボネーラ
  • 76 ジェペス
  • 77 アントニーニ → 22 ボージャン・クルキッチ (85′)
  • 18 モントリーヴォ
  • 34 デ・ヨング
  •   8 ノチェリーノ → 9 パト (51′)
  • 10 ボアテング → 28 エマヌエルソン (46′)
  • 92 エル・シャーラウィ
  • 11 パッツィーニ
 先発に今シーズンはじめてアメーリアが入り、インテル戦での4-2-3-1から再び4-3-1-2に戻した形になっています。またこの試合のキャプテンマークはボネーラが巻いていました。

ミランの低迷続く ラツィオに屈して今季5敗目 - Goal.com

 試合序盤はミランが支配するも、徐々にラツィオが前線でボールをキープできるようになるとエルナレスを中心にサイドからの攻めが機能してきます。ミランは中盤でパスを回せないためにロングボールが多くなりエル・シャーラウィとパッツィーニの個人に頼る攻撃になってしまいました。2トップやボアテングの個人技で崩せる相手ならいいのですが、ラツィオの守備陣もしっかりとマンマーク気味についてきていたために攻め手がないというのが正直なところでしょうか。
 後半からはボアテングに代えてエマヌエルソンが入ったことで中盤でボールが落ち着き、前線まで無理せず運べるようになりました。デ・ヨングと共に地味ながらかなり試合をつくれるところをここ数試合見せてくれてます。前線への飛び出しや攻撃力ではボアテングも魅力がありますがこの試合では活きていませんでしたね。さらにノチェリーノに代わってパトが入り前に人数をかけられるようになってきてからはかなりミランペースが続いていたと思います。

 後半途中からは2得点の追い上げを見せたもののそれまでの3失点が響きまたしても勝てないゲームでした。問題点は多々ありますが重要なところでは主にパッツィーニのキープ力不足と守備陣の寄せの甘さに集約されると思います。前者に関しては、前半のような攻撃を続けるのならばどうしても昨シーズンのイブラのような存在感のあるFWが不可欠でしょう。つまりその力がなければ前線に放り込んで形を作ることができないわけで、実際ハーフタイムでのボアテングの交代はそこを意図したものに見えました。
 守備の問題点はこの試合に限ったものではないので早急に改善して欲しいところですがDFラインの入れ替わりの多い今の状況では難しいかもしれません。ジェペスは相変わらず安定していますがメクセス、アチェルビのコンディションが気になるところですね。CLや代表招集などハードスケジュールは続きますが、クオリティを落とさずにうまく入れ替えてほしいです。

10 10月, 2012

セリエA第7節 ミランvsインテル

 そのときのチーム状況がどうであっても、順位がどれだけ離れていても、インテルにだけは負けちゃいけない。たとえスクデットをとったとしてもインテルに2敗を喫していたらなんとなく釈然としない気持ちが残ってしまう。それがダービーだと思います。ミラニスタは宗教なので。
 というわけで決していいとは言えない状態での今シーズン最初のダービーですが、インテルの方もスタートダッシュに失敗しお互いサン・シーロの呪いなんて言われているのでここで弾みをつけたいところ。


07inter

  • 32 アッビアーティ
  • 25 ボネーラ → 20 アバーテ (50′)
  •   5 メクセス
  • 76 ジェペス
  •   2 デ・シリオ → 7 ロビーニョ (57′)
  • 18 モントリーヴォ
  • 34 デ・ヨング
  • 28 エマヌエルソン
  • 10 ボアテング
  • 92 エル・シャーラウィ → 11 パッツィーニ (71′)
  • 22 ボージャン・クルキッチ
 ガッリアーニの要望を受け入れたのかいままでとは違うモントリーヴォとデ・ヨングのダブルボランチ、エマヌエルソンが右サイド、エル・シャーラウィが左に張る形の4-2-3-1になっています。インテルは試合前の予想フォーメーションではサネッティが右で長友が左となっていましたが実際は逆、前線はミリートが中央に残りコウチーニョとカッサーノはわりと自由に動いていました。

長友退場のインテル、数的不利もダービーを制す - Goal.com

 開始直後、お互いジャブで様子を見るような時間帯にフリーキックからいきなりの失点。デ・シリオがつききれていなかった結果になりましたが今シーズンはセットプレイからの失点が多いだけにしっかり対策が出来ていない証拠。ただその後はデ・ヨングとモントリーヴォをはじめとして後方からのボールがうまく収まるようになってミランのペースに。前半30分頃何度か攻められていた以外は単発でのカウンターに終始していたインテルをうまく抑えていました。特に高い位置とバイタル付近の両方で両ボランチの寄せがかなり効いていたように思います。
 攻撃に関してはサイドに開いた2人がキープしてからの中央に入ってきた選手との絡み、ボージャンが大きく動いての引き出す動きなどいいパターンがいくつもうまれてきていました。気になった点とすれば右サイドで身体が開いた状態でボールを持つことが多かったためか、エマヌエルソンがサイドに張り付いていたためボネーラの上がるスペースがなくなってしまっていたシーンが少し多かったくらいでしょうか。サイドでポゼッションをしていくにあたってサイドバックの上がりは不可欠だと思うので今後どう改善していくか期待したいところです。

 後半に入ってまずインテルがコウチーニョに代えてグアリン。前半ミリートとカッサーノがほとんど守備をしないことでコウチーニョひとりに負担がかかって攻めどころではなくなっていたのでフレッシュな選手をということでしょうか。コウチーニョも自分でボール持ってリズムを作りたい選手という印象があったのでインテルがポゼッションできない状態ではあまり活きていませんでしたしね。そして長友が2枚目のイエローカードで退場。これに関してはボネーラもなかったというコメントをしているそうですが、全体的にとったファールに関して厳しくいきたい感じだったのでカードも乱発しますよね。ファールをとる基準が曖昧だったのが理解しがたいところですけど。

07inter2nd  10人になったことでインテルはサネッティを右サイドにあてる4バック気味に移行。ミランはサイドの上がりを増やすためにエマヌエルソンを左サイドに代えてロビーニョを投入。これによって前線でポゼッションする選手とアイデアが増えてさらにミランペースになっていきます。イブラがいなくなってから違いを作れる選手がいないと言われていましたが、やはりロビーニョが入ると攻撃のリズムができますね。

 結果的に7人で守備のエリアをがっちりと固めたインテルゴールを割れず敗戦を喫しましたが今後につながるいい材料は多く見られた試合でした。まずボージャンが運動量も多くボールを回せる選手だということ。バルサ出身であることを考えればああいうプレーはもちろん得意なのでしょうが、ミランの中でそれが発揮できていることがいいですね。パッツーニが最前線で左右に動いてボールを当てられる選手だとすればボージャンは上下の運動でボールをき出せる選手でしょうか。ロビーニョ、パッツィーニとの連携もよくなってきているのでこれからさらに活きてくるんじゃないでしょうか。
 もう1つは今のメンバーでエマヌエルソンのユーティリティ性とポゼッションをうまく使えていること。昨シーズンまでは自分が前線でボールを持って作って行く場面があまりなかったのですがこの試合においては両サイドできるという意味でも主役となっていたと思います。さらに意外だったのがモントリーヴォの強烈なミドルシュート。フィオレンティーナでは中々見られなかったプレーがこの試合においてはこれでもかというくらい打ちまくっていました。攻撃のバリエーションが増えたことはチームにとって本当に喜ぶべきことだと思います。

 シーズン開幕当初に比べればチームとしての形も出来てきて個々の選手も特徴を出せるようになってきました。パトの復帰も近いようで長いシーズンを考えればこの試合が転機になるのかもしれません。ただサッカーは点を多く入れた方が勝つゲーム、さらに冒頭にも書いたようにダービーは絶対に負けたくないんです。試合後はしばらく悔しさから放心してしまいました。また個々の対人守備に優れた強豪に引きこもられた場合に点が取れなくなってしまうとこの先も厳しい戦いが多くなると思いますし、多少の強引さがあっても前線の選手には得点が欲しいところです。

27 9月, 2012

セリエA第4節 ウディネーゼvsミラン

 今シーズンTwellVのACミランチャンネルはセリエ全試合放送ではなかったんですね。うっかり10-11シーズンあたりからスカパーの契約をやめてしまったけど再加入しようか悩みどころです。というわけで第3節を飛ばして第4節のアウェーウディネーゼ戦です。

 第1節の書き始めは "ベテランの大量離脱にはじまりイブラ、チアゴ・シウヴァの売却と暗雲立ちこめる12-13シーズンのスタート"でしたが、第3節終了時点で1分2敗とかなり厳しい結果となっています。さらに組み合わせに恵まれたと言ってもいいCLでも1st Legホームでアンデルレヒト相手にスコアレスドロー。サンシーロの呪いだとかガッリアーニ解任論も聞かれる中でのゲームとなりました。


04udinese

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ (67′ 退場)
  •   5 メクセス
  • 15 メスバー
  • 18 モントリーヴォ
  • 23 アンブロジーニ → 10 ボアテング (52′) (82′ 退場)
  •   8 ノチェリーノ → 22 ボージャン (80′)
  • 28 エマヌエルソン → 13 アチェルビ (69′)
  • 11 パッツィーニ
  • 92 エル・シャーラウィ
 スタメンにサパタ、メクセス、アバーテ、メスバフという新しいDFラインの組み合わせ。モントリーヴォが怪我から復帰したのとエマヌエルソンが先発に入っています。

2人退場のミランが今季3敗目 さらなる泥沼に - Goal.com

 立ち上がりはいくつかミランがチャンスを作るもゴールまでは至らず、徐々にウディネーゼに最終ラインまで押される場面が出てきます。これは中盤でプレスをかけられていないときに簡単に前線に通されてしまうというのと、カウンターくらったときに下がりながらの守備が粗末になってしまっているのが原因かと。
 さらにいつのまにか髪型がすっかり変わっていたメクセスがスペースを作ってしまいサパタが全力でカバーしなければならなくなっているのも改善したいところ。サパタに関しては1対1ドリブルに対する対応が甘かった点以外は献身的に動いてビルドアップにも参加していただけに退場さえなければと悔やまれるところです。
 ただ、今シーズンの試合では守備のラインがけっこう低めな気がします。積極的に裏を狙ってくるチームと対戦していることもあるかもしれませんが、やっぱり絶対的なセンターバックの不在が響いてるんじゃないかと。いままでチアゴ・シウヴァ、ネスタ、さらにさかのぼればスタムや身体がキレていた頃のマルディーニなど対人戦にめっぽう強いセンターバックが最終ラインを固めていたのでラインも積極的に上げていけていた部分が大きかったのかなと。クリスマスツリーの頃なんてサイドバック上がりっぱなしでほぼ2バック+ファーストチェックにガットゥーゾみたいな守備してましたからね。

 攻撃に関してはエマヌエルソンが前線でワイドに開いてほぼ3トップのような形。中盤で間延びしてしまうところはモントリーヴォがいいパスをつないでいました。
 でもこの形、最近ではレオナルドが監督だった09-10シーズンを思い出させてなんか印象よくないんですよね。特にロナウジーニョのようなファンタジーがこのメンバーで見せられるかというのも疑問が残るのでこの形はボアテングがいないとき限定にしてもらいたいというのが正直なところ。エマヌエルソンもこの試合では中途半端なプレーが多いままサパタの退場で交代してしまったのでかわいそうではありますけどね。次はスペースのある場所に逃げるのではなくもっと危険なエリアで仕事してくれるのに期待したいです。なんにしてもイブラや昨シーズンのウディネーゼ戦でのエル・シャーラウィのようにひとりでゲームを決められる選手がいない以上選手同士の組み合わせでの攻撃は必須になってくるはずですし。

 メンバーは大幅に変わりましたが開幕からひと月たったところでどのようなサッカーをしていくのかもはっきりしなければいけませんし、スクデットや最低でもCL出場を勝ち取らなければいけないクラブである以上いつまでも結果が出ないわけにもいきません。エル・シャーラウィがウディネーゼキラーになりそうなことくらいしか救いがないいまのチーム状況では誰も満足できていないと思うのでまずは次節のカリアリ戦での勝利を待ちたいです。個人的にももう昔のよかった頃を思い出して浸るのもつらいです。

05 9月, 2012

セリエA第2節 ボローニャvsミラン

 開幕を昇格組のサンプに破れてやっぱり大量離脱がだめだった感が漂うミラン。さらに白シャツ赤パンツという最高にかっこわるい組み合わせでアウェーのボローニャ戦を迎えました。毎年1,2回この組み合わせ見ますけどなんとかならないんですかね。パンツを黒にするとか。


02bologna

  • 32 アッビアーティ
  • 13 アチェルビ
  • 25 ボネーラ
  •   2 デ・シリオ
  • 77 アントニーニ
  • 23 アンブロジーニ
  • 18 モントリーヴォ → 34 デ・ヨング (41′)
  •   8 ノチェリーノ
  • 10 ボアテング
  • 11 パッツィーニ → 19 ニアン (90′)
  • 92 エル・シャーラウィ → 22 ボージャン (67′)
 DFラインにはネスタから13番を受け継いだアチェルビが先発。開幕戦は怪我で欠場していたアンブロジーニが復帰し、ロビーニョに代わってパッツィーニが先発です。

パッツィーニ、ハットでミランに初白星をもたらす - Goal.com

 FW陣は前節のロビーニョのようにサイドに張るわけではなくエリア内も含めかなり自由に動いてました。パッツィーニが精力的にターゲットになることによって昨シーズンのイブラのようにわかりやすい攻撃ができていた印象です。もちろんボールを受けてからの動きは全く違いますが、高めのクロスを右足一本で無理矢理合わせようとするところなどは何となくイブラを思い出させてしまいました。さらにこのゲームではミランが攻めている時間帯でボアテングがかなり高い位置を狙っていたので実質3トップのような形になっていました。その分エル・シャーラウィが下がってボールをもらうなど彼も苦労している様子。前線ではあまり仕事ができずに交代させられてしまいましたね。代わって入ってきたボージャンもまだチームにフィットしてるとは言えませんでしたが、中盤との連携はうまい選手なので違いを見せないとポジション争いも厳しくなってしまうんじゃないでしょうか。

 守備に関してはボネーラ、アチェルビのセンターバックコンビがどうしても力不足なところと、ディアマンティに対する寄せが甘すぎてかなりチャンスを作られていました。このあたり中盤の選手も含めてしっかりブロックラインができないとやりたい放題やられてしまいかねないのが怖いです。それと相手の時間帯で攻められてるときにボールをきちんとつないだり落ち着かせたりできないのがちょっと心配なところ。昨シーズン苦しいときでも結果が出てたのはファン・ボメルが攻守両面でこういう役割をきちんとこなしてたのも大きいと思うので。このあたりはモントリーヴォの成長に期待したいです。

 モントリーヴォとボアテングの怪我も気になるところですが、パッツィーニがトリプレッタかましての今シーズン初勝利はとりあえず喜んでいます。CLの組み合わせも一安心できそうですしとにかくこの戦力でカルチョ3位、CL決勝トーナメント進出を果たしましょう。

04 9月, 2012

セリエA第1節 ミランvsサンプドリア

 ベテランの大量離脱にはじまりイブラ、チアゴ・シウヴァの売却と暗雲立ちこめる12-13シーズンのスタートです。まずは昨シーズンとは全く違う顔ぶれとなった開幕メンバーのおさらいから。


milan12-13

 赤が今節のスターティングメンバー、右側白は参考に昨年のメンバーです。昨シーズンもご多分に漏れず怪我人続出だったのでイェペスがDFラインを支えたりカッサーノがイブラのよき相棒としてゲームを作ったりもしていましたが、それにしても全然違うチームになってしまいましたね。ベテランがいなくなった時点ではまだイブラを中心にアッレグリの教え子が加入すれば魅力的なチームになるんじゃないかなんて思ってましたが、まさか攻守の要を両方放出してしまうとは。まあこれでもモントリーヴォ以外は昨シーズンもいたメンバーでカッサーノも同時にいなくなったのでチームとしてバラバラになる事態は避けられたんですかね。

ちなみにベンチメンバーは
GK アメーリア
GK ガブリエウ
DF アチェルビ
DF クリスティアン・サパタ
MF バカイエ・トラオレ
MF ケビン・コンスタント
MF エマヌエルソン
MF マッティア・ヴァロティ
MF カルモナ
FW パッツィーニ

 キエーヴォから加入しネスタの背番号を受け継いだ若手アチェルビ、ディダク・ビラの二の舞にはなって欲しくないサパタ、モントリーヴォに続いてガッリアーニの節約獲得の標的となったトラオレ、直前でカッサーノとのトレードが成立してなんかいろいろ可哀想な感もあるパッツィーニあたりが注目でしょうか。

 そんな開幕節ですが、ここ何シーズンかの悪い流れが出てしまったかのようでお世辞にもいいとは言えない内容でした。
新生ミラン、ホーム開幕戦で昇格組に黒星 - Goal.com
 人数をかけて引いて守ってくるサンプドリアに対して昨年のイブラ無双のような破壊力は期待できず、スペースのないところではエル・シャーラウィもなかなかボールを保持できない状況。結局セットプレーからの失点を守り切られて開幕戦から黒星をつけられてしまいました。

それでも中盤の攻撃参加を生かそうとする戦術が見えて今シーズンの展望としておもしろかった部分もありました。ロビーニョ、エル・シャーラウィがサイドに開き、スペースと時間を作ったところにプリンスやノチェリーノが飛び込んでくるダイナミックな構図はかなり期待できそうですし、デ・シリオとアントニーニの両サイドバックもまだまだ物足りなさはあるもののよく走って高い位置を保っていました。ロビーニョがどれだけアイデアを見せられるかによりますがスペクタクルなサッカーが期待できそうな芽はあったと思います。
 モントリーヴォに関しては随所にいい配球を見せていたものの、パス1本で相手守備を崩すような場面は見せられず。ポジショニングも含め昨シーズンのファン・ボメル、さらにピルロとは違う役割を求められてるとは思うのですが、まだ中途半端な部分が多い気も。このあたりは今後戦術がしっかり浸透していくのに期待したいところです。さらに開幕なのにアバーテ、アンブロジーニ、パト、ストラッサー、ムンタリが怪我で離脱ということで、パトは平常運行としてもアバーテ、アンブロジーニあたりが戻ってくれば少しは中盤も落ち着いてくるんじゃないかということで今シーズンもしっかりスクデットを狙っていって欲しいですね。

24 7月, 2012

香川 in マンチェスターUtd.

 ファーガソンの宣言通りプレシーズンで先発出場した香川ですが、試合は見逃したもののYouTubeに香川がボールに絡んだシーンを編集した動画がありました。ユーザー名といいなんなんだこの動画。




 香川のシーンしかありませんけど高い位置でボール持てればよさそう。低い位置だとなかなか苦労してそうな感じですね。特に2人でプレスかけられたときに中途半端なプレーが多くなってボール奪われたりしています。アヤックスがトップからかなりまじめにプレスかけに行ってるところはありそうですが、マンチェスターの中盤の距離感だとかわして展開できないとだめなのかなと。このあたりドルトムントやセレッソではサポートの距離も近かったし細かくつなげたのですごくやりやすそうだったんですけどね。

 ワンタッチ目の質と前を向いてボール持ったときの怖さはこのチームの中に入っても目立てる部分だと思うので結果出して試合に出続けてほしいですね。あとはパク・チソンみたいな体張ったハードワークができれば文句なしでしょうか。そこまで求めるのはやり過ぎですかね。