10 4月, 2013

UEFA CL 準々決勝第2戦 バルセロナvsパリSG

 第1戦を2-2のドローで終え、カンプ・ノウで行われる第2戦。CLで勝ちきれない試合が多く怪我人が続出しているバルセロナ相手に挑戦者とも言えるPSGがどんな戦いをするか注目です。

BARPSG

バルセロナ

  •   1 バルデス
  •   2 ダニエウ・アウヴェス
  •   3 ピケ
  •   → 15 バルトラ (63′)
  • 21 アドリアーノ
  • 18 アルバ
  •   6 シャビ
  • 16 ブスケツ
  •   8 イニエスタ
  •   4 セスク・ファブレガス
  •   → 10 メッシ (62′)
  • 17 ペドロ
  •   7 ビジャ
  •   → 25 ソング (84′)

パリSG

  • 30 シリグ
  • 26 ジャレ
  •   → 23ファン・デル・ヴィール(88′)
  • 13 アレックス
  •   2 チアゴ・シウヴァ
  • 17 マクスウェル
  • 29 ルーカス
  • 28 チアゴ・モッタ
  • 24 ヴェラッティ
  •   → 32 ベッカム (83′)
  • 27 パストーレ
  • 18 イブラヒモヴィッチ
  • 11 ラヴェッシ
  •   → 19 ガメイロ (81′)

 バルセロナはメッシのコンディションが相変わらずよくないということでベンチスタート。さらにセンターバックのプジョルもマスチェラーノも欠場ということで本来サイドバックであるアドリアーノを起用してきました。PSGは第1戦からセンターのマテュイディとベッカムを代え、チアゴ・モッタと若手の注目株であるヴェラッティというイタリアコンビを先発に使っています。

UEFAチャンピオンズリーグ 2013 - バルセロナ-PSG – UEFA.com

 勝ち上がるためにはアウェーとはいえ勝利が必要なPSGは立ち上がりから攻守の切り替えを速くしてしっかりとした守備とカウンターで仕掛けてきます。ベッカムよりもヴェラッティという選択はこういうトランジションサッカーには効果的ですね。対するバルセロナはいつも通りというかのように落ち着いてボールを保持し押し込んでいく展開。常にトライアングルを作る基本の形を崩さずに最善の状況を狙っていく姿勢に確固たる信念を感じます。

 前半はお互いの志向がはっきりと出た試合で単純なスタッツでの比較はできませんがPSGの勢いがバルサを上回った印象。センターにボールを捌ける選手が多いことでバルセロナのファーストチェックをうまくかわして前線まで運べていました。後半に入ってもその流れはかわらず、少ない人数で縦に速い攻撃を繰り返していたPSGが先制します。綺麗なカウンターでパストーレの判断もよく狙い通りの得点だったんじゃないでしょうか。アウェーで2得点をあげホームで有利な立場だったバルサも変わらず自分たちのサッカーをできてはいましたが最後の部分で決めきれず、やっぱりメッシを投入してきました。

 メッシが入りさらに前線で起点を作ることができたバルサはやっぱり強いですね。得点シーンもペドロが少し引いたところにビジャが右から流れてポストとなり、ワンタッチでシュートまでいけるパスを出すというお手本のようなプレーでした。ああいう形が常に作れるのはやっぱり強いです。この場面ではペドロに落としてシュートしていましたが、ビジャがディフェンスを2枚引きつけてあけたスペースにメッシも入りこんでいましたし、メッシからペドロに当ててワンツーでもゴールにつながる動きだったと思います。

 PSGもイブラというターゲットかつアイデアのある選手がいることで最後まで縦への動きを崩さずゴールを狙っていましたが、いい形を作れずに結局アウェーゴールでバルセロナが準決勝進出を決めました。守備に少々甘い部分はあったもののほんの少しの差でしたし、ベスト16第1戦のミランのように抑えこめることがかなわなかったのが残念です。それとメッシが入ることでバルサの前線にさらなる余裕ができたというのもこのチームの恐ろしいところですね。レアル・マドリードがクリスティアーノ・ロナウド依存、バルセロナがメッシ依存と言われていますがこれだけ違いの作れる選手がいるのといないのとではやはりチームの形が変わってくるのは当然ですし、メッシがいなくてもバルサのサッカーをしているという部分で他の選手も十分賞賛に値すると思います。

03 4月, 2013

UEFA CL 準々決勝第1戦 パリSGvsバルセロナ

 

PSGBAR

パリSG

  • 30 シリグ
  • 26 ジャレ
  • 13 アレックス
  •   2 チアゴ・シウヴァ
  • 17 マクスウェル
  • 29 ルーカス
  • 32 ベッカム
  •   → 24 ベラッティ (70′)
  • 14 マテュイディ
  • 27 パストーレ
  •   → 19 ガメイロ (76′)
  • 18 イブラヒモヴィッチ
  • 11 ラヴェッシ
  •   → 7 メネズ (66′)

バルセロナ

  •   1 バルデス
  •   2 ダニエウ・アウヴェス
  •   3 ピケ
  • 14 マスチェラーノ
  •   → 15 バルトラ (84′)
  • 18 アルバ
  •   6 シャビ
  • 16 ブスケツ
  •   8 イニエスタ
  •   9 アレクシス・サンチェス
  • 10 メッシ
  •   → 4 セスク (46′)
  •   7 ビジャ
  •   → 37 テージョ (81′)

 

UEFAチャンピオンズリーグ 2013 - PSG-バルセロナ - UEFA.com

 バルサはあいかわらず立ち上がりからゆっくりとボールを回して隙をうかがってきます。このチームのすごさはこれをいつでもどこでも徹底できる部分にあるとは思うんですが、事前のスカウティング攻めるポイントを決めたりはしてないんでしょうか。ミラン戦はホームの試合でアウェーの第1戦の修正をしてきた印象ですけどまずはやりやすい形で通るかやってみるんですかね。

 一方PSGは個人の突破力を存分に活かして速い攻撃を主力にしています。イブラが絶対的な標的になるのに加え、パストーレやラヴェッシなど縦への突破力がある選手がボールを運び、さらにベッカムの長距離砲が入ったことによって少ない人数での攻撃がかなり強力になっています。
 余談ですが、絶対的なエースを擁する金満クラブで監督がアンチェロッティということで いまのPSGはかつてのチェルシーを彷彿とさせるところがあります。アンチェロッティの戦術ノートによれば "当時のチェルシーはスピードのあるカウンターで十分強力だったが、プレミアリーグでよりコンスタントに勝点を重ねていくためにポゼッションサッカーへの移行をしていった。" というようなことが書いてありましたが、PSGもその移行期にあたるのかそれともカウンターサッカーを貫くのかも興味深いですね。

 両チーム共にいくつかのチャンスはあるもののやっぱり全体的にはバルサがボールを持ってシュートチャンスをうかがう形で前半は進んでいきました。ポゼッションサッカーの基本になるのかもしれませんが、バルサはトップが少し動いてスペースを作り、ペナルティーエリアの角のあたりで裏を狙うというのがよく当たっていました。PSGのカバーリングがうまくて得点にはなりませんでしたけど中盤の選手が献身的に守備をしないでセンターバックがついていくチームだと完全にやられてしまうパターンですね。この試合はパストーレでしたが、イタリアだとピルロやモントリーヴォがしっかり追っていないときによくやられてしまいます。

 後半15分をすぎる頃にはバルサのキープが徐々に低い位置で安定しだし、PSGの運動量が落ちてくる時間帯のプレスを回避すると共に大きく開いて穴をうかがいだします。1点ビハインドの状況でこれやられるとほんとにきついと思うのですが、アレクシス・サンチェスのトラップミスなどにも助けられてよく守り切ったなあという印象で、2〜3人でのカウンター以外でボールを前に運ぶことができなくなってしまいました。ベッカムはやっぱりセンターに置いてハードワークさせるには酷な年齢になってしまったようです。あいかわらずロングボールの精度はピカイチなんですけど、こういった試合でサイドに張ってばかりいるわけにもいかないので仕方ないですね。

 バルサの運動量も落ちてきてからは攻撃の機会も増え、お互い前への意識が先行して こういう時間帯にチアゴ・シウヴァからイブラまで1本でパスが出せるというのは本当に強いですね。正直中盤のクオリティではバルサに劣っている場面が目立つチームですが、この2人を中心に構成するという明確な意思によってまわりの動きも活かされていると思います。

01 4月, 2013

セリエA第30節 キエーヴォvsミラン

 インテルとユヴェントスの最先端かつハイレベルな戦いから数時間後、同じ北部同士の試合ですが盛り上がりに欠ける気がしてしまうアウェーでのキエーヴォ戦です。

31chievo

キエーヴォ

  •   1 プッジョーニ
  • 21 フレイ
  •   → 10 ルシアーノ (62′)
  •   3 アンドレオッティ
  •   2 ダイネッリ
  • 12 ツェサル
  • 93 ドラメ
  • 14 コフィー
  • 16 リゴーニ
  •   5 グアーナ
  •   → 39 ストヤン (46′)
  • 43 パロスキ
  •   → 31 ペリッシエール (73′)
  • 77 テレオー

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 25 ボネーラ
  •   5 メクセス
  •   2 デ・シリオ
  • 18 モントリーヴォ
  • 23 アンブロジーニ
  •   4 ムンタリ
  •   7 ロビーニョ
  •   → 19 ニアン (84′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ
  •  
  •  

 スターティングメンバーに多少の変動はあるものの、ここ数試合は基本的にはコッパイタリアもCLも敗退したことでリーグに戦力を集中できています。

ミラン、4連勝でナポリにプレッシャー - Goal.com

 普段サンシーロで散々見慣れているとはいえ雨の影響で非常に荒れたグラウンド状態でした。選手が足を取られるというのは見ていて気分のいいものではありませんね。さらにキエーヴォがゴール前をガチガチに固めてきたためにバロテッリにボールが入ってもつぶされてしまう場面が目立ちました。ロビーニョも足下はうまいのですが守備のブロックをかいくぐってシュートまで持っていける場面は少なく、ボアテングのようにサイドや中盤でのつなぎとしての役割を担っているわけでもなかったためあまりいい印象とは言えませんでした。何度かあったチャンスも相手キーバーにうまく反応されしまいましたし。放出話もありなかなかコンディションもよくないのでしょうがこのままニアンの控えとして甘んじてしまうのでしょうか。

 バロテッリが孤立してしまったことで相手のマークが集中し、結果としてフリーキックが増えたことで点を入れることができましたがそれでも1点しか入らないのは苦しいですね。バロテッリのフリーキックが悪いというわけではなくこの試合はキーパーを褒めるしかない部分もありますが、リードが1点しかないとカウンターの度にひやひやしてしまいます。もともと相手が引いたときに点が取れない今シーズン、ポゼッションができている試合だからといって安心できないチームです。

 次節フィオレンティーナ戦からはナポリ、ユヴェントスと上位陣との対戦が続きます。ユヴェントスとは勝点で11の差がありますが2位ナポリとは1試合で逆転できる2差なので連勝で2位浮上を狙っていきたいですね。

セリエA第30節 インテルvsユヴェントス

 ユヴェントス、ミラン、インテルはよく北の3大クラブと言われることが多いのですが、なぜインテルとユヴェントスがイタリアダービーと言われるのでしょうか。ミラニスタとしては多少不満もありますが、この2つがビッグクラブであることに異論はありません。ミランがほとんど採用しない流行の3バックを違った形で成功させている2チームという点で非常に興味深い試合です。

INTJUV

インテル

  •   1 ハンダノビッチ
  • 23 ラノッキア
  •   →19 カンビアッソ (66′)
  • 25 サムエル
  • 26 キヴ
  •   4 サネッティ
  • 21 ガルガーノ
  •   →19 ロッキ (79′)
  • 10 コヴァチッチ
  • 31 ペレイラ
  • 11 リカルド・アルバレス
  •   →14 グアリン (46′)
  •   8 パラシオ
  • 99 カッサーノ

ユヴェントス

  •   1 ブッフォン
  • 15 バルザーリ
  • 19 ボヌッチ
  •   3 キエッリーニ
  • 23 ビダル
  • 21 ピルロ
  •   8 マルキージオ
  • 20 パドイン
  • 22 アサモア
  •   →13 ペルーゾ (63′)
  • 27 クアリアレッラ
  •   →12 ジョビンコ (82′)
  • 32 マトリ
  •   →6 ポグバ (74′)

長友復帰はお預け イタリアダービーはユヴェントスに軍配 - Goal.com

 試合開始早々ユヴェントスが前線に積極的にボールを回し、インテルのバックラインをかき回したことでクアリアレッラのミドルシュートで先制。中央でセーフティにいこうとするあまりサムエルとキヴがよくないかたちであまってしまい、引いてスペースを作ったクアリアレッラにやられてしまいました。ここは最初から狙っていたところなのか、すごくうまいプレーでしたね。

 その後も全体的に中盤から試合を支配していたのはユヴェントスの方でした。ピルロのポジショニングのよさはポゼッションができている試合においてはほんとに際立ってきますね。マルキージオやビダルもプレーエリアが広く球際で厳しく行けているので自陣でほとんど危ないパスを出させていないという優秀さ。逆にインテルはバイタルエリアを埋めるために守備に人数を割かざるを得ず攻撃は単発のロングボールで終わってしまっている印象で、ユヴェントスの3バックに簡単に跳ね返されてしまっていました。

 それでも前半途中からはインテルもボールを持てるようになり、プレスのポジショニングが改善されたことで前線で人数を使った攻撃が徐々にできるようになってきました。カッサーノが前で待ってるだけではなくサイドの上がりも使えるような位置でボールを持つと幅ができるのでおもしろいですね。ただゴール前で脅威になっていたのは結局エリア内での細かいダイレクトプレーだったので、こういう選手を揃えるなら3バックにする必要があるのかという疑問は残ってしまいました。

18 3月, 2013

セリエA第29節 ミランvsパレルモ

 カンプ・ノウでの悪夢としか思えないような敗戦の記憶も新しいですが、今シーズンのミランにはもうセリエしかなくなってしまいました。というわけであの試合はガッリアーニやアッレグリの言葉通りバルサが素晴らしかったということでしっかりと切り替えていきたいところです。
 試合開始時間を勘違いしていて前半30分あたりからしか見れていないのが申し訳ないのですがブログは何事もなかったかのように書いていきますよ。

29palermo

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  • 25 ボネーラ
  •   2 デ・シリオ
  • 16 フラミニ
  • 18 モントリーヴォ
  •   4 ムンタリ
  • 10 ボアテング
  •   → 12 トラオレ (80′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ
  •   → 19 ニアン (58′)
  •  

パレルモ

  • 54 ソレンティーノ
  • 89 モルガネッラ
  • 25 ベルゲン
  •   6 ムニョス
  •   3 アロニカ
  • 23 ドナーティ
  •   → 7 ヴィオラ (82′)
  • 29 ガルシア
  •   → 22 ネルソン (46′)
  • 20 アレバロ
  • 27 イリチッチ
  • 28 クルティッチ
  •   → 16 ファッブリーニ (72′ )
  •   9 ディバラ

 前線の若いメンバーが注目を集めがちな最近のミランですが、フラミニ、モントリーヴォ、ムンタリの中盤も見慣れてきた感じがありますね。戦術的な理解度が高く攻守のバランスもいい組み合わせだと思います。

バロテッリ&カバーニが2発ずつ ミランとナポリの差変わらず - Goal.com

 バルサ戦とは打って変わってミランがボールを保持してゲームを進めることができました。ウイングがサイドに張って起点になっていてやっぱりこの形ができると安心します。攻撃に移ったときに選手間の距離が開いてそこにきれいにロングボールが入るのは見ていて気持ちいいですね。
 それと余裕がある分遅攻になったときにも中盤やサイドバックがどんどん追い越していけていたのがよかったです。ディフェンスラインを人数かけて固められたときにも動かして打開できそうな迫力がありました。

 ただ少し気になった、というかひやひやさせられたのがバロテッリのいらいらっぷり。プレーの面ではセンターフォワードとして申し分ないし2得点も挙げて素晴らしい、というかこの人のボールタッチのよさにはほれぼれさせられるのですが、激しいタックルでボールをとられたあとあからさまに厳しく当たりにいったり、判定への不服を思いっきり表に出していたりとイメージがイメージだけにちょっとこわいです。もちろんバロテッリに対してかなり強めにいったり削ってくるディフェンダーが多いのは事実なので彼の言い分もわかりますけどね。

06 3月, 2013

UEFA CL ベスト16第2戦 マンチェスター・ユナイテッドvsレアル・マドリード

 サンチャゴ・ベルナベウでの第1戦を1-1の引き分けで終え、ゲームを押し気味に進めていたのはレアルでしたがアウェーゴールの分だけマンチェスター有利など様々な評がある中オールド・トラッフォードでのベスト16第2戦です。

MUNRMD

マンチェスター・ユナイテッド

  •   1 デ・ヘア
  •   2 ラファエウ
  •   →7 バレンシア (87′)
  •   5 リオ・ファーディナンド
  • 15 ヴィディッチ
  •   3 エヴラ
  • 16 キャリック
  • 23 クレヴァリー
  •   →10 ルーニー (73′)
  • 17 ナニ (56′退場)
  • 19 ウェルベック
  •   →18 ヤング (81′)
  • 11 ギグス
  • 20 ファン・ペルシー

レアル・マドリード

  • 41 ディエゴ・ロペス
  • 17 アルベロア
  •   →19 モドリッチ (59′)
  •   4 セルヒオ・ラモス
  •   2 バラン
  •   5 ファビオ・コエントラン
  •   6 ケディラ
  • 14 シャビ・アロンソ
  • 22 ディ・マリア
  •   →8 カカ (45′)
  • 10 エジル
  •   →3 ペペ (71′)
  •   7 クリスティアーノ・ロナウド
  • 20 イグアイン

 マンチェスターはルーニーをベンチに置いて4-2-3-1の布陣。ちなみにギグスはプロになってから公式戦1000試合目の出場になるとのことです。マンチェスター・ユナイテッドという世界屈指のメガクラブでこの記録は素晴らしいですね。

UEFAチャンピオンズリーグ 2013 - マンチェスターU-レアル・マドリー – UEFA.com

 両チーム共に文句のつけようがないくらい中盤がコンパクトで、素早いプレスからの攻撃に入れる個の力も強力な布陣が揃っています。展開の大きさでマンチェスターに少し分があるのか、序盤はマンチェスターの方が積極的に前への仕掛けをできていました。レアルのDFラインが高かったので裏を狙うパスも効果的でウェルベックの動きもよかったですし。
 レアルの方はマンチェスターの2ラインのブロックの間を狙ってロナウドが飛び込んできたりポジションチェンジを繰り返して崩そうと仕掛けてきますが、素早いカバーリングでしっかりとスペースを潰しているのに加えてセンターバックの2人がしっかりとゴール前に構えているのでなかなかいい形まで持っていくのが難しそうです。特にサイドの守備への参加とボールをとった後の展開におけるギグスとナニの貢献は大きいでしょう。

 前半終了間際にディ・マリアが負傷で交代しカカが入ったことでレアルはさらにセンターでの攻撃をを加速させてきます。イグアインが前にいるのは変わらないのですがエジルがより近い位置にポジションをとり、カカが左に流れることで前半抑えられていたサイドで数的優位を作ってきました。さらにナニの退場によってマンチェスターの前からのプレスが効かなくなったところでモドリッチを投入、低い位置からの組み立てができるようになってからはかなりレアルの時間帯でしたね。もちろんモドリッチのミドルも素晴らしいものでしたが、それを作ったモウリーニョの戦術と交代はやっぱり恐ろしいものがあります。

 前半の流れでは第1戦のアドバンテージもあってマンチェスター有利なように見えましたが、ナニの1発退場によって試合が大きく変わってしまいましたね。リードされてからも攻撃の場面ではチャンスを作りゴールに迫ってはいたもののレアルがディエゴ・ロペスを中心にしっかりと守り切って1勝1分で準々決勝への進出を決めました。両チームとも国内リーグ、カップとの同時進行でスケジュール的には厳しいはずですがCLらしい非常にレベルの高いサッカーをしていたと思いますが勝負はどこで分かれるかわかりません。

04 3月, 2013

セリエA第27節 ミランvsラツィオ

 

27lazio

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   →81 ザッカルド (46′)
  • 76 ジェペス
  •   2 デ・シリオ
  • 16 フラミニ
  • 23 アンブロジーニ
  • 18 モントリーヴォ
  • 10 ボアテング
  •   → 7 ロビーニョ (76′)
  • 11 パッツィーニ
  •   →12 ニアン (68′)
  • 92 エル・シャーラウィ

ラツィオ

  • 22 マルケッティ
  • 17 ペレイリーニャ
  •   → 27 カナ (46′)
  • 20 ピアーヴァ
  •   3 ディアス
  • 26 ラドゥ
  • 24 レデスマ
  • 87 カントレーヴァ (16′ 退場)
  • 15 アルバロ・ゴンザレス
  •   8 エルナレス
  •   → 7 エデルソン (70′)
  • 19 ルリッチ
  • 99 フロッカリ
  •   → 78 サハ (78′)

 バロテッリが打撲による欠場でパッツィーニがひさびさのリーグ先発。ラツィオの方もクローゼが欠場ということで両チーム共にエースを欠いています。また、はやくも今期での契約打ち切りが噂されているジェペスも先発はひさしぶりではないでしょうか。

ミラン、10人のラツィオを沈めて3位に浮上 - Goal.com

 試合開始直後からお互いよく走ってテンションの高い試合の入りでした。特にラツィオはボールを持つとどんどん前に出てきます。ミランがボールを保持して少し落ち着いてきたかと思った時間帯にデ・シリオのパスカットからエル・シャーラウィが完全に抜け出しカンドレーヴァのファール。ペナルティーエリアの外ではありましたが早い時間での退場で比較的優位に立つことができました。きちんとボールを回してスペースを狙うことができていたので自分たちのペースで試合を進めることができ、パッツィーニが何度もターゲットになることで前から積極的に来ていたラツィオが引いて守らざるを得ない展開で前半のうちに2点リードできたので安心して見ていられましたね。

 バロテッリに代わり出場したパッツィーニが全得点にからむ活躍でバロテッリ不在の試合でも十二分に結果を出すことができました。シーズン終盤に向けて選手層の厚さは嬉しい悩みを増やしてくれますし、CLでも期待できそうでバルサ戦に向けての好材料と言えるでしょう。