14 5月, 2013

セリエA第37節 ミラン vs ローマ

 CL出場圏内である3位という明確な目標に向けて確実に勝ち点を重ねたいミラン。こちらもEL出場のために勝利が必要なローマをホームに迎えての一線です。今シーズンサン・シーロでの最終戦ということで、マーケティングに賢いミランはアディダスの13-14シーズン用3rdユニフォームを着用してのゲームとなりました。3rdなのでシーズン通しても数試合の着用になるかとは思いますがボアテングやバロテッリなど金髪の選手は非常に似合いますね。

37roma

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  •   2 デ・シリオ
  •   5 メクセス
  • 17 サパタ
  • 21 コンスタン
  • 16 フラミニ
  •   → 11 パッツィーニ (81′)
  • 23 アンブロジーニ
  •   4 ムンタリ (41′退場)
  • 10 ボアテング
  •   → 8 ノチェリーノ (78′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ
  •   → 7 ロビーニョ (72′)

ASローマ

  •   1 ロボント
  •   3 マルキーニョス
  • 29 ブルディッソ
  •   5 カスタン
  •   4 ブラッドリー
  • 20 ペッロッタ
  •   → 15 ピアニッチ (70′)
  •   7 マルキーニョ
  •   → 48 フロレンツィ (74′)
  • 27 ドド
  •   8 ラメラ
  • 10 トッティ (90′退場)
  •   9 オズヴァルド
  •   → 22 デストロ (82′)

 アンブロジーニが復帰し中盤はフラミニ、アンブロジーニ、ムンタリという組み合わせ。サイドバックは右にデ・シリオと左にコンスタンが入っています。

ミラン、ローマとスコアレス CL出場争いは最終節に持ち越し - Goal.com

 序盤からミランがローマのシステム上のスペースをついてしっかりとボールをポゼッションしていきます。サイドや中盤などから崩しにはかかっているもののゴール前を固められていい形でシュートまでは持っていけないという嫌な展開。さらにローマの選手が全体的に球際でしっかりと抑えにきていたためにミスからボールを奪われてカウンターまでいかれてしまうというシーンもありました。

 41分にムンタリが審判へ食い下がったことで退場し、中盤の運動量という面でかなり不利になってしまったことでローマの時間帯が増えてきます。ただ防戦一方というわけではなくボアテングが下がり気味にポジションをとり、両サイドバックやフラミニが積極的に前に飛び出すことで前線での形を作ろうとしていますがなかなか攻撃がつながらない状態。苦しい時間帯でしたが交代した選手のがんばりもあってよく耐えたと言えるんじゃないでしょうか。特にミランの苦手とするパターンであるアーリークロスをローマが多用していたのでここからの失点がなかったのはよかったです。

 試合の半分をひとり少ない状況で戦い、フィオレンティーナより上位を守ったことは評価できると思います。ローマからしたら勝点3を落としたという感想でしょう。ただメクセスをはじめ選手達に非常に勝ちに行く姿勢が見られた試合だけにこの試合で順位を確定できなかったという気持ちが残ってしまったのは僕だけではないと思います。最終節はアウェーシエナ戦、降格が決まっている相手とはいえフィオレンティーナもペスカーラが相手で条件は一緒ですし間違いなく勝ってくるとは思うので今日のように引き分けでいいというわけにはいかない試合です。主力の大量離脱からはじまった12-13シーズンでしたが結果よかったと言うためにもCLの出場権は絶対にとらなければいけないですね。

06 5月, 2013

セリエA第35節 ミランvsトリノ

 

35torino

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 21 コンスタン
  • 16 フラミニ
  •   → 7 ロビーニョ (81′)
  •   4 ムンタリ
  •   8 ノチェリーノ
  • 10 ボアテング
  •   → 19 ニアン (76′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ
  •   → 11 パッツィーニ (55′)

トリノ

  •   1 ジレ
  •   5 ヴァレリオ・ディ・チェーザレ
  •   → 3 ダンブロージオ (83′)
  •   2 ロドリゲス
  •   6 オグボンナ
  • 36 ダルミアン
  • 17 マジエッロ
  • 33 ブリーギ
  •   → 7 サンターナ (75′)
  • 20 ヴィヴェス
  •   4 バシャ
  • 11 パガーノ
  • 10 バレート
  •   → 69 メッジョリーニ (84′)

 モントリーヴォが右大腿二頭筋の負傷によってシーズン中の復帰が難しいと報じられる中、この試合の中盤はムンタリを中心にフラミニ、ノチェリーノが先発しています。今シーズン新たに加入し現在のミランの戦術に欠かせない選手となっているのでここにきてゲームの作り方を再考しなければならないのはアッレグリも頭が痛いでしょう。

ミラン、バロテッリ弾でCLを引き寄せる - Goal.com

 結論から言ってしまうと、今シーズンのワースト試合でした。アッレグリがピッチサイドで指示を飛ばすも改善されず、前線の選手までの距離はずっとあいたままでモントリーヴォ不在の大きさを痛感する時間帯が長かったです。ムンタリもよくボールに絡んでいってゲームを作ろうとしてはいるのですが、中盤の底から存在感を示すまでにはいたりませんでした。

 後半に入ってこちらも足首の怪我が伝えられているエル・シャーラウィに代えてパッツィーニが入り、ボアテングとバロテッリのポジションを修正したり試行錯誤をしていたのですがなかなかトリノの守備陣を崩せず、何度かトリノのカウンターで危ない場面も作られてしまいます。ニアンとロビーニョの投入で前線が整理されてごり押しをはじめ、トリノが前に出られなくなってようやく得点できたという感じでしたね。

 CL出場圏内である3位以内を死守するためにひとつも落とせない試合が続くので不安はありますが、とにかく勝点3を手にしたことでフィオレンティーナとの差を広げることができました。残り3試合、大一番となるであろうローマ戦まで連勝でいきたいものです。

03 5月, 2013

UEFA CL 準決勝第2戦 バルセロナvsバイエルン

 第1戦で4-0と誰も想像しなかった大差をつけられたバルセロナ。ミランとは違う方法でバルサの中央突破を封じ、PSGとは違うやり方でゴールをあげてきたバイエルンが第2戦も完璧なバルサ対策を披露するのか。これまでも厳しいコンディションの中美しく勝つサッカーを体現してきたバルサがミランもPSGも返り討ちにしてきたカンプ・ノウでバイエルンにアジャストしたポゼッションを見せてくれるのか。どちらにしても非常に楽しみな一戦です。

BARBAY

バルセロナ

  •   1 ビクトル・バルデス
  •   2 ダニエウ・アウヴェス
  • 15 バルトラ
  •   → 19 モントーヤ (87′)
  •   3 ピケ
  • 21 アドリアーノ
  • 25 ソング
  •   6 シャビ
  •   → 9 A.サンチェス (55′)
  •   8 イニエスタ
  •   →11チアゴ・アルカンタラ(64′)
  •   7 ビジャ
  •   4 セスク・ファブレガス
  • 17 ペドロ

バイエルン・ミュンヘン

  •   1 ノイアー
  • 21 ラーム
  •   → 13 ラフィーニャ (77′)
  • 17 ボアテング
  •   5 ファン・ブイテン
  • 27 アラバ
  •   8 ハビ・マルティネス
  •   → 44 ティモシュチュク (74′)
  • 31 シュバインシュタイガー
  •   → 30 グスタヴォ (66′)
  • 10 ロッベン
  • 25 ミュラー
  •   7 リベリー
  •   9 マンジュキッチ

 第1戦では先発で起用してきたメッシはベンチスタートとなり、前線がビジャ、セスク・ファブレガス、ペドロという組み合わせになっています。さらにブスケツが故障により離脱し元アーセナルのソングがボランチの位置に入りました。バイエルンの方は出場停止明けのマンジュキッチがワントップに復帰しているのと、センターバックにファン・ブイテンが入っているのが第1戦から変わっています。

UEFAチャンピオンズリーグ 2013 - バルセロナ-バイエルン – UEFA.com

 アリアンツ・アレーナでも中盤のスペースを潰し、さらにスピードとフィジカルをもってバルサの侵入を許さなかったバイエルンですが、基本的なやり方はカンプ・ノウでも踏襲してきました。文章にしてしまうとディフェンスラインを高く保ってコンパクトな陣形を作り、4-4-2の形で中央でのパスまわしを許さないというものすごくありがちな戦術なのですが、チェックにいくまでの速さと前を向かせない強さによってバルサを上回ってしまえばいいのだという至極単純な話のようにも見えます。
 いままで色々なチームがやりたくても常に近い距離でサポートされるパスコースと足下の確固たる技術の前に散ってきたやり方がバイエルンによって完成されたとも言えるかもしれません。中央の潰しに関しては@yuukikouheiさんが「ミュンヘンはあなたを愛してる」という記事で詳しく書いているので僕の稚拙な分析なんかよりそちらを読んでもらえればと思います。

 もう1つバルサ対策として必要なのがサイドのケアです。圧倒的なポゼッションを維持することによって右サイドバックのダニエウ・アウヴェスが守備を放棄してどんどんオーバーラップしてくるというのがバルサの主な攻撃の形の1つとしてあり、ブスケツやシャビがセンターサークルあたりでゆっくりまわしてると思ったらサイドハーフが最前線まで飛び出してきたダニエウ・アウヴェスを見きれずに簡単に突破を許してしまうというシーンはバルサを相手にするチームではよくあることです。
 これに対してバイエルンが出した答えも非常に単純なもので、ボールをとられたらリベリーが確実に戻ってサイドのスペースをケアするというもの。ミランのエル・シャーラウィなどもそうでしたが、ウイングの選手が最終ラインまで下がることをいとわない献身的な守備をするというのはもはや必須条件になっていますね。かつてモウリーニョのインテルがバルセロナ相手にどん引きカウンターで勝ちきったときはエトーの守備意識の高さに驚きましたがそれが全員に求められている時代になったようです。

 バルセロナの方もただやられっぱなしというわけではなく、ロングボールを併用したりしてだんだんと高い位置まで運ぼうとしていきます。最初に抑えられたとしても相手に合わせて次の手が出せるのが恐ろしいですね。ボールを散らして前線に当ててきたことで徐々にバイエルンのバックラインも下がってきて前のスペースを使えるようにもなってきましたし、シュートまで持っていける場面も増えました。それでもバイエルンは最後まで打たせないところを徹底しハビ・マルティネスとシュバインシュタイガーのボランチ2枚を代えてまで中盤で自由にさせませんでした。4-0、3-0という結果だけでも素晴らしいですがバルセロナにやりたいことをやらせなかったという部分で完勝と言えるでしょう。

 バイエルンは昨シーズン決勝で負けた雪辱を果たせるのか。このテンションで決勝を戦うことができれば自由にボールをまわせるチームなんてほぼないと思いますし、攻撃面でもアイデアの豊富なチームなので楽しみです。

25 4月, 2013

UEFA CL 準決勝第1戦 バイエルンvsバルセロナ

 

BAYBAR

バイエルン・ミュンヘン

  •   1 ノイアー
  • 21 ラーム
  • 17 ボアテング
  •   4 ダンテ
  • 27 アラバ
  •   8 ハビ・マルティネス
  • 31 シュバインシュタイガー
  • 10 ロッベン
  • 25 ミュラー
  •   → 14 ピサーロ (83′)
  •   7 リベリー
  •   → 11 シャチリ (89′)
  • 33 ゴメス
  •   → 30 グスタヴォ (71′)

バルセロナ

  •   1 ビクトル・バルデス
  •   2 ダニエウ・アウヴェス
  • 15 バルトラ
  •   3 ピケ
  • 18 アルバ
  •   6 シャビ
  • 16 ブスケツ
  •   8 イニエスタ
  • 17 ペドロ
  •   → 7 ビジャ (83′)
  • 10 メッシ
  •   9 アレクシス・サンチェス
  •  
  •  

 ハムストリングスの故障ということでここのところだましだましの出場が続いたメッシですが、この試合は満を持して先発メンバーに入ってきました。試合前に完治したというニュースは出ていなかったように思うのですがこの試合に合わせて調整してきたのでしょうか。

UEFAチャンピオンズリーグ 2013 - バイエルン-バルセロナ – UEFA.com

 バイエルンはかなり高い位置からボールを奪って前に出れる人がどんどん飛び出していこうという動きが。パスを誘ってはめ込もうとしたミラン、しっかり引いて守ろうとしたPSGとはまた違う正面からバルサに勝とうという形が見られます。特にハビ・マルティネスの動きに対してバルサの中盤がついてこれない場面が多い印象。位置的にはブスケツが見てなきゃいけないのかなというところですが、例によって流動的で各自のポジションが定まらないという攻撃の際の利点がそのまま守備の欠点になってしまっていました。

 結局バルサは中央を完全に制圧されてしまったことでサイドバックのあがりであえて狭いエリアでの抜けるか、サイドチェンジから守備のスライドが間に合わないうちに突破するくらいしかボールを前に運ぶ方法がなくなってしまいました。逆にバイエルンの方はそのサイドを存分に使い高さのミスマッチを使った形で1点目、2点目とリードを奪い、余裕を持ったカウンターでさらに2点、計4点ものリードを持って第2戦へ。正直ここまで差がつくとは誰も想像していなかったでしょう。
 PSG戦であれだけ違いを見せていたメッシのフル出場も最後までバイエルンの網を破るには至らず、バイエルンのハードワークの前にボールは持てているものの全く攻め手がないというバルサの根幹を揺さぶるような敗北でしたがベスト16のミラン、準々決勝のPSGと第1戦では波に乗れずに第2戦のカンプ・ノウでなんだかんだ勝ち上がってきたバルサはこの脅威のバイエルン相手に4点差を跳ね返すことができるのでしょうか。

22 4月, 2013

セリエA第33節 ユヴェントスvsミラン

 フィオレンティーナ、ナポリと引き分け3位は保っているものの上位直接対決でなかなか勝ちきれないミラン。無敗で優勝した昨シーズンの勝点を上回る勢いで今シーズンも2位に圧倒的な差をつけているユヴェントスに対して一矢報いることができるでしょうか。

33juve

ユヴェントス

  •   1 ブッフォン
  • 15 バルザーリ
  • 19 ボヌッチ
  •   3 キエッリーニ
  • 23 ビダル
  • 21 ピルロ
  •   6 ポグバ
  • 26 リヒトシュタイナー
  •   → 20 パドイン (81′)
  • 22 アサモア
  •   → 13 ペルーゾ (90′)
  •   8 マルキージオ
  •   9 ヴチニッチ
  •   → 27 クアリアレッラ (90′)

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  •   → 1 アメーリア (15′)
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 21 コンスタン
  • 18 モントリーヴォ
  • 23 アンブロジーニ
  •   → 4 ムンタリ (46′)
  • 10 ボアテング
  •   7 ロビーニョ
  •   → 22 ボージャン (71′)
  • 11 パッツィーニ
  • 92 エル・シャーラウィ

 ボアテングが中盤の一角に入り、前線はロビーニョ、パッツィーニ、エル・シャーラウィの3人が並んでいます。ナポリ戦に続いてのスタメンとなったロビーニョですが、アッレグリの起用に結果で答えることができるでしょうか。

ミラン撃破、ユヴェントスが連覇に迫る - Goal.com

 試合開始直後からお互い積極的に仕掛けにいきますが、シュートまではいくもののアッビアーティもブッフォンも一流のGKらしい素晴らしい反応でしっかり守っています。序盤は右サイドのリヒトシュタイナーが高い位置を保っていたためにコンスタンが押さえ込まれてしまって何度かチャンスを作られてしまいましたが、徐々にミランのポゼッションも増えてチャンスを作れるようになりました。中盤の3人が運動量多く繋ぎの役割を果たしていたのと、前線も左右にプレーエリアが広くよくボールを引き出していたと思います。

 足を気にしていたアンブロジーニが前半終了の時点で交代し、後半からはムンタリが入ってきます。前半はコンスタンやアバーテがあがったスペースをアンブロジーニがケアし、モントリーヴォがセンター、ボアテングがトップ下の位置に動いてうまく攻撃を組み立てていたのですが、そのアンブロジーニがいなくなったことで少しバランスが崩れてしまいました。特にユヴェントスの中盤の選手が縦や斜めに入り込んできたときに捕まえ切れていない場面が多く、いい流れでボールを運ばせてしまっていたのがPKにもつながってしまったのではないでしょうか。アバーテが目測を誤ったような感じもありましたが崩されていたわけではないだけに悔しい失点です。

 ロビーニョからボージャンへの交代によって前線のスペースを作ろうという動きは活性化したものの、しっかりと引いて守りはじめたユーヴェ相手に得点をあげることができずPKの1失点によって負けてしまいました。この3バックはほんとに1対1に関して強いですね。キエッリーニは前線にいるロビーニョにほとんど仕事をさせませんでしたし、エル・シャーラウィの切り込みに対しても全く遅れることなくコースを限定していました。ボアテングが何度か斜めに走り込んで裏をとろうとしていましたが、こういう動きが増えないと崩して点を取るのは難しいのかもしれません。もしくはムンタリやモントリーヴォのミドルシュートに期待といったところですかね。

 アウェーで出場停止者もいる中で内容としては悪くないゲームでしたがこれによって2位ナポリとは勝点差8と逆転が厳しい状態、逆に4位のフィオレンティーナに勝点差1と迫られてしまいました。ボアテングの中盤起用はビルドアップの点ですごく効果的でしたが、代わりに右トップで入ったロビーニョはチャンスでボールに絡むものの組み立てへの参加はほとんどなく、途中出場のボージャンも存在感はありましたが決定的な仕事はできませんでした。この2人はシーズン終了後の移籍、レンタルバックの話が絶えないだけに必要な選手だというアピールをしてほしかったですね。アッビアーティ、アンブロジーニの怪我も気になりますが、残り5戦全てに勝利しないとCL出場も厳しくなってしまうのではないでしょうか。

16 4月, 2013

セリエA第32節 ミランvsナポリ

 前節フィオレンティーナ戦に勝ちきれず現在勝点58で3位につけているミラン。2位ナポリとの差は4に開いてしまいましたが、CL本戦出場ラインである2位にあがるためには絶対に勝っておきたい直接対決です。

32napoli

AC ミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  •   →2 デ・シリオ (86′)
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 21 コンスタン
  • 16 フラミニ (72′ 退場)
  • 18 モントリーヴォ
  •   4 ムンタリ
  • 10 ボアテング
  •   → 19 ニアン (36′)
  • 11 パッツィーニ
  •   7 ロビーニョ
  •   → 92 エル・シャーラウィ (73′)

SSCナポリ

  •   1 デ・サンクティス
  • 14 カンパニャーロ
  • 28 カンナヴァーロ
  •   5 ブリトス
  • 11 マッジョ
  •   → 9 カライオ (83′)
  • 85 ベーラミ
  • 20 ジェマイリ
  • 18 スニガ
  • 17 ハムシク
  •   → 27 アルメロ (70′)
  • 19 パンデフ
  •   → 24 インシーニェ (67′)
  •   7 カバーニ

 バロテッリがフィオレンティーナ戦での累積警告により出場停止、さらに暴言を吐いたということで3試合の追加処分に対してミランは異議申し立てをしていますがとりあえずこの試合は出られないということで3トップはボアテング、パッツォ、ロビーニョというメンバーにいじってきました。

10人のミラン、2位ナポリとの直接対決はドロー - Goal.com

 ミランの3トップに対してナポリは3バックということで、序盤からボアテングとロビーニョが積極的にDFラインを動かそうとしていました。ボアテングがトップ下のような位置まで下りてボールを受けパッツォがDFラインを引っ張ると同時にロビーニョがスペースを狙ったり、ロビーニョがボールを持ってリズムを作り出しボアテングをフリーにするなどいろいろなアイデアが見られておもしろかったです。各々の距離感なども平均年齢20歳のトリオには見られない形でしたね。

 先制したのはミランでしたが時間帯としてはナポリが徐々にボールを持てるようになっていた流れで、すぐに返されてしまう展開。ミランはナポリの3バックを崩すために3トップが連動的に動き、ダイレクトパスで切り込んだところにフラミニが絡んでくるお手本のような形で点が取れました。こういう意図したとおりの得点は興奮しますね。久々の先発となるロビーニョのいいところも活かされていましたし。
 一方のナポリの同点弾もDFをサイドに引き出し中のスペースをあけた上でパンデフが飛び込んで完全に崩されてしまいました。本来モントリーヴォがしっかりついてくる場面なのでしょうけど… ハムシクがやたら左サイドに流れていたのもメクセスのギャップを狙ったものだったとしたら敵ながらやられたとしか言えませんね。あまり守備に走り回らないレジスタを置くチームはバイタルの左右がアキレス腱になるのが定跡なので狙ってくるのも当然といえば当然なのかもしれませんが。

 その直後にボアテングが左足首の打撲で負傷交代。代わりにニアンが投入されたのですがここでアッレグリのプランが崩れてしまったのではないかと思います。30分ほどの時間でしたがパッツィーニを頂点にロビーニョとボアテングが支える3トップがかなりいい場面をつくっていたのに対して、ニアンはサイドに張って自分で持っていきたい感が大きく前線の形が大幅に変わってしまいました。前節のフィオレンティーナがヨヴェディッチを欠いた後も基本的には同じ攻撃を仕掛けてきていたのとは対照的でしたね。まあバロテッリやエル・シャーラウィと組んでるときはサイドが主戦場になっているのでニアンとしてはいつも通りなのかもしれませんが、ボアテングがかなり中に入ってプレーしていてかつそれがいい形を生み出していただけに惜しい気持ちが残ってしまいます。

 後半はフィオレンティーナ戦と同じように中盤が中途半端な位置で攻め手に欠けてしまうような展開。モントリーヴォが相手DFラインの狭い場所にわざわざ入っていくことはないと思うのですがずるずると上がっていってしまう場面が増えて、それによって守備にも穴ができてしまう悪循環。よくない流れは簡単には払拭できませんね。

 結局そのままナポリに流れをつかまれた様な形で単調な攻撃に終始してしまい引き分けに。2位との勝点を縮められないままとなりました。フィオレンティーナ戦から何か決め手に欠ける試合が続いてしまいましたが次節は圧倒的安定感で首位を独走するユーヴェとの試合になります。アウェーとはいえ2位にあがるためには勝点3が欲しいのですがバロテッリの出場停止も軽減されそうにないですしこの試合でフラミニも退場してしまいました。ここのところ不調なエル・シャーラウィがバルザーリ相手に爆発してくれるのに期待するくらいしかない気もしますが諦めないでいきましょう。

10 4月, 2013

セリエA第31節 フィオレンティーナvsミラン

 CLではカンプ・ノウでバルセロナに歴史的大敗を喫してベスト16敗退となってしまいましたが、セリエの方ではいまだ2013年負け無しと好調が続いているミラン。アルテミオフランキに乗り込んで4位フィオレンティーナとの直接対決です。

31viola

フィオレンティーナ

  •   1 ヴィヴィアーノ
  •   4 ロンカリア
  • 40 トモヴィッチ (40′ 退場)
  • 15 サヴィッチ
  •   →5 コンパー (30′)
  • 23 パスクアル
  • 10 アクイラーニ
  •   7 ピサーロ
  • 20 バレロ
  • 11 クアドラード
  •   8 ヨヴェディッチ
  •   →92 ロメロ (45′)
  • 22 リャイッチ
  •   →21 ミリアッチョ (82′)

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  •   2 デ・シリオ
  • 16 フラミニ
  •   →19 ニアン (77′)
  • 18 モントリーヴォ
  •   4 ムンタリ
  •   →8 ノチェリーノ (46′)
  • 10 ボアテング
  •   →11 パッツィーニ (84′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ

 この試合なんと昨季までフィオレンティーナに在籍していたモントリーヴォがゲームキャプテンとなっています。今シーズンこれまではアッビアーティがキャプテンマークを巻くことが多かったのですが、古巣フィオレンティーナのホームでいまのミランには絶対に欠かせないレジスタがキャプテンとは。公式の各種SNSでも大々的に取りあげていましたね。手元にデータなどはありませんが移籍1年目にしてミランのゲームキャプテンを務めた選手はあまりいなかったのではないでしょうか。

ミラン、10人相手に2点リードを守れず フィオレンティーナとドロー - Goal.com

 案の定モントリーヴォがボールを持つと激しいブーイングを受ける中ミランは全体的にかなり引き気味な入りでした。センターはハーフの3人でカバーしていて、ボアテングとエル・シャーラウィがプレスに加わることでサイドでは自由にさせないという形がうまくできていたと思います。金髪になって試合を見ててもやたらと目立つボアテングが中に入りトップ下のような位置をとることでアバーテに上がるスペースができて徐々に高い位置がとれるとうになってきたのも好材料ではないでしょうか。逆にパスクアルにオーバーラップさせる余裕も与えていましたがここはメクセスがしっかり抑えていましたし。

 ミランが先制するも両チーム共に前線の選手がよく動いてチャンスは作っていた印象で前半は終わりますが、どちらかというと前に人数をかけていけていたのはフィオレンティーナの方じゃないでしょうか。あまり退場による数的不利を感じさせませんでした。枠内シュートはミランの方が多かったのですが攻撃が単発で終わっていたのが惜しいところですが、当たりが激しく少し荒れ気味の試合だったので中盤との距離よりも展開の速さを優先した結果なのかもしれません。

 後半はノチェリーノの投入をはじめ中盤の攻撃参加を増やそうという意図があったのかもしれませんが、攻めのバリエーションに乏しくなかなかシュートまで持っていけない時間帯が続きます。2本のPKはそこまで崩されていたわけではなかったので不幸としか言えませんが、あれだけボールを持っていながら得点が入らないことに関しては少し危機感を持った方がいいのではないでしょうか。途中出場のパッツィーニもハンド疑惑のヘディングを除けばそこまで存在感を示せませんでしたし。

 この3試合でシーズンが決まるとまで言われている試合の初戦を勝ちきれなかったことがシーズン終了後どう振り返られるのかはまだわかりませんが、とにかく勝たないと上位には上がれません。バロテッリが累積警告で出場停止となってしまうため頼ることはできませんがパッツィーニやロビーニョ、ボージャンといったタレントはいるので勝点1ではなく3をもぎとって欲しいところです。