23 9月, 2013

セリエA第4節 ミランvsナポリ

 ミッドウイークでセルティックに勝ち一安心したのもつかの間、この試合の相手は今シーズンカバーニをPSGに移籍させたことで非常に効果的な補強ができたナポリです。世界最高のストライカーとセンターバックを移籍させてもフリートランスファーでしか獲得できないクラブからするとうらやましい話ですが、昨シーズン2位の座を奪えなかったリベンジとしても勝ちたい試合ですね。いつものように序盤でもたついて下位に落ちないためにも大事な一戦だと思います。

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ → 23 ノチェリーノ (79')
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 28 エマヌエルソン
  • ME
  • 16 ポーリ → 78 ニアン (73')
  • 34 デ・ヨング
  •   4 ムンタリ
  • 14 ビルサ → 7 ロビーニョ (56')
  • FW
  • 45 バロテッリ (90+4'退場)
  •   9 マトリ

SSCナポリ

    GK
  • 25 レイナ
  • DF
  • 16 メスト
  • 33 アルビオル
  •   5 ブリトス
  • 18 スニガ
  • MF
  • 85 ベーラミ
  • 20 ジェマイリ
  •   7 カジェホン
  • 17 ハムシク → 19 パンデフ (67')
  • 24 インシーニェ → 88 インレル (84')
  • FW
  •   9 イグアイン → 14 メルテンス (78')

 まだまだ怪我人が多いですがアバーテが復帰しました。サイドバックが本職ではないザッカルドに任せるのはやはり厳しいところがあったのでよかったです。先週の試合で打撲と言われていたポーリも今日はスタートから出場できるようです。

Milan 1 - 2 Napoli - legaseriea.it

 試合開始早々からナポリの攻撃陣が縦横無尽に動いてミランのゴールに襲いかかってきます。リーグ戦全勝、CLでドルトムントに競り勝った勢いは恐ろしいですね。序盤にいきなりいつものだめなパターンで失点してしまったことでよくない流れになってしまいました。  その後はボールを保持できているもののバロテッリが低い位置やサイドで絡むことが多く決定的な形は作れず、中央が崩せないために徐々にサイドに移行するもナポリのディフェンスラインがしっかり引いて守っているためフリーでシュートは打たせてもらません。マトリはもともと当たりの強さで勝負するタイプではないこともありますがなかなか仕事ができない状態。かといってパッツィーニのようにプレーエリアが広いわけではないのでこのままだと個人レベルが高い上位のチーム相手だと苦労しそうですね。

 守備に関してはスペースへ中盤からの飛び込みを基本とするナポリに対して危ないエリアでのイグアインへのパスを中盤でしっかりケアすることでしのいでいたものの、イグアインの強引なターンから強烈なシュートで追加点。これはもうイグアインを褒めるしかないでしょう。デ・ヨングの寄せが軽かったという部分もあるかもしれませんがそれまでが食いついてボールを奪取していただけに難しいところです。どちらかというとシュートを打たれた瞬間のメクセスの対応の方が問題な気がします。
 なかなかナポリゴールに迫れないミランはロビーニョ投入後からゴール前の狭いエリアを狙って裏へのパスを通そうとしますがさすがにナポリの守備陣もそこまで甘くありません。バロテッリのPK失敗というニュースもあってスタジアムの雰囲気もナポリに傾いてきてしまいました。

 バロテッリはイライラのせいか試合後に審判への抗議によって退場というおまけまでついてしまいまい非常に後味の悪い試合になってしまいましたね。完全に余計な行為ですし批判も免れないでしょうが、この性格に関してはプレー中のイライラを緩和する方が現実的な気がします。相手を背負って楔のパスをもらう際には必ず近くに誰かいるようにするとか、サイドにひらいたときにはまわりの選手がスペースを作ってあげるとか相手が無理なタックルで潰しにこれないような場面を作ってあげるのもひとつの解決策なのかなと。コンディションが整って気持ちよくプレーができればすごくおもしろい選手なだけに誰もがもったいないと思っていますしね。

15 9月, 2013

セリエA第3節 インテルvsユヴェントス

 まだシーズンもはじまったばかりですがはやくもビッグマッチです。危なげなく連覇をはたしたユーヴェは今シーズンもその強さを誇るのか、昨シーズンは結果が出ず不本意な順位に終わったインテルが巻き返すのか注目です。

インテル

    GK
  •   1 ハンダノビッチ
  • DF
  • 14 カンパニャーロ
  • 23 ラノッキア
  •   5 フアン
  • MF
  •   2 ジョナタン
  • 13 グアリン
  • 19 カンビアッソ
  • 21 タイデル → 9 イカルディ (68')
  • 55 長友
  • 11 リカルド・アルバレス → 10 コバチッチ (80')
  • FW
  •   8 パラシオ

ユヴェントス

    GK
  •   1 ブッフォン
  • DF
  • 15 バルザッリ
  • 19 ボヌッチ
  •   3 キエッリーニ
  • MF
  • 26 リヒトシュタイナー → 33 イスラ (46'HT)
  • 23 ビダル
  • 21 ピルロ → 20 パドイン (87')
  •   6 ポグバ
  • 22 アサモア
  • FW
  • 10 テベス
  •   9 ヴチニッチ → 27 クアリアレッラ (72')

 どちらも基本的には中盤のセンターに3枚並べ外に運動量のあるウイングバックを置くシステム。この形もセリエの各チームがそれぞれチーム事情に合わせて採用し、アッズーリによってひとつの完成形が見えたと言えるかもしれません。

Inter 1 - 1 Juventus - legaseriea.it

 まず立ち上がりから自分たちの形を作っていったのはユヴェントス。やはりピルロがパス1本で決定機を作れるという強みはこの試合でも活かされ、ゆっくりとしたビルドアップから裏を狙ったりディフェンスラインの前でボールを受けるのがうまいテベスいいパスを通していました。
 インテルはグアリンとタイデルが基本的にポグバとビダルにマンツーマンでつく形をとっていたのですが、ピルロのボールに対して一気に上がってた2人を捕まえきれずに何度も裏を取られていたのは絶対にやられてはいけないところでしたね。さらにカンビアッソがピルロにプレッシャーをかけるのかエリアをカバーするのか中途半端になっていたために結果的にピルロもバイタルも両方使われてしまっていたのもユーヴェが優位に試合を進める要因だったでしょうか。

 普通ならばここでセンターの2人が上がってしまうことでカウンターを受けた際守備がうまいとは言えないピルロだけが残りバックラインの3人で対応しなければならない状況ができてしまいます。まあユーヴェの3バックは全員が対人に強いのでなんとかなってしまうことが多いのですが、インテルもそこを狙っていたのか先制点はボールを奪ってからリカルド・アルバレスの素早い崩しでした。後半15分くらいからは徐々にインテルがボールを持てるようになっていたことやイカルディの投入でターゲットが2人になっていたこともあるでしょうがあのテンポでゴールまで持っていってしまうのはさすがです。
 直後にユーヴェもビダルが同点ゴールを決めますが、ここは逆にリカルド・アルバレスが守備のタスクも負ったことでグアリンとどちらがつくのかはっきりしなくなってフリーにしてしまった場面でした。得点した後は危ない時間帯と言われますがインテルの守備陣の足は完全に止まってしまっていましたしアサモアのボールへの反応が全くできていませんでしたね。

 試合はそのまま1-1で終了。全体として両チームともにシーズン序盤とは思えない高いテンションでやりきった試合でした。王者ユヴェントスは昨季からさらにブラッシュアップされていますしインテルもマッツァーリによってモウリーニョ以来の新しい形を作りつつあります。セリエのビッグマッチを見るとどうしてもミランと比べてしまうのですがこのままだとちょっと分が悪いんじゃないかという危機感を持たざるを得ません。

03 9月, 2013

セリエA第2節 ミランvsカリアリ

 水曜日にPSVに勝利しCL本戦へのチケットを手にしたミランですが、そこから急にピッチ外での話題が大きくなってきました。まずはCLグループステージの組み分け抽選。各所からまたかという声が聞こえる中バルセロナと同組になりました。決勝トーナメントでの対戦も含めると3シーズン連続だそうです。
 それとほぼ同時刻にボアテングのシャルケへの移籍、マトリの加入が発表されるという慌ただしさ。ボアテングは先のPSV戦でも2得点を挙げこれから期待できると思っていただけに残念ですが本人の希望なので仕方ないかなと。マトリに関しては復帰の遅れが伝えられるパッツォの代役アタッカンテとしての獲得のようです。まあテベスなどしっかりとした補強をしたユーヴェのベンチで過ごすよりはっていう判断なんですかね。なにはともあれイケメンおかえりなさい!
 さらにここにきてにわかにカカの復帰も現実味を帯びたものとなり、ホーム開幕戦にもかかわらずガッリアーニはマドリードで交渉中との話です。ほんとは試合前までに話をまとめて一緒にお披露目したかったんでしょうけど続報に期待しましょう。
 カカのレアル・マドリードからの復帰が正式に発表されました!

 とまあ例によって期限ぎりぎりになってからいろいろと話題は尽きず前口上も長くなりましたがとにかく目の前の試合に勝っていかなければならないわけで、セリエA第2節、今期のサンシーロ開幕戦はカリアリとの試合です。

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 28 エマヌエルソン
  • MF
  • 16 ポーリ → 23 ノチェリーノ (78')
  • 34 デ・ヨング
  •   4 ムンタリ
  • 18 モントリーヴォ → 92 エル・シャーラウィ
  • FW
  • 45 バロテッリ
  •   7 ロビーニョ → 9 マトリ (66')

カリアリ

    GK
  •   1 アガッツィ
  • DF
  • 21 デッセーナ
  •   3 アリアウド
  • 15 ロッセッティーニ
  • 29 ムール
  • MF
  • 22 カブレラ → 23 イバルボ (60')
  •   5 コンティ
  •   4 ナインゴラン
  • 20 エクダル
  • FW
  • 51 ピニージャ → 19 ネネ (71')
  •   9 サウ → 16 エリクソン (78')

 ミランはいままでの4-3-3の形を変え、モントリーヴォをトップ下に置いた4-3-1-2の布陣をしいてきました。これでベルルスコーニ会長も納得ですね。メンバーはあまり変わっていないですし昨シーズンはじめのような迷走はないとは思いますがどんな試合をしていくのか注目です。

Milan 3 - 1 Cagliari - legaseriea.it

 まずモントリーヴォがトップ下に入ることで変わったのがバロテッリのポジショニングでした。3トップのセンターでは後ろからのボールを受けるために頻繁に後ろを向いてトラップするシーンがあり、相手の寄せも厳しい上にゴールから遠い位置でのプレーを強いられてしまってなかなか決定的な仕事ができないということがミランが点のとれないパターンとなっていたのですが、モントリーヴォがつなぎに入ってくれることでわりと自由にポジショニングできていたように思います。斜めに走って裏を狙ったりサイドに開いてボールを待つようなことが序盤から見られたので、これがやりやすい形であれば昨シーズン以上の結果が期待できるかもしれません。

 もうひとつ、モントリーヴォが前線の高い位置から守備に入っていて、これまでの守備ブロックとは違う戦術でいくのかなという部分も気になりました。4-3-3の配置のときはしっかりと引いて4-5のブロックを作るために両サイドのフォワードも引いて守備をすることが求められました。エル・シャーラウィなんかはこの守備における貢献も評価される要因だと思うのですが、今日の試合を見ていると相手がボールを保持したときにハイプレスをやろうとしている印象もあったのでそのあたりは今後注目していきたい部分です。
 守備時に4-3-3の3ラインを作ろうとするならば中盤との距離ももう少し短い方がいいですし、4-5のラインに比べてサイドのケアも難しくなりますしね。ポーリとムンタリのポジショニングや運動量が求められることになるかと。当然バロテッリはあんまり守備に参加することはないと思うのでその分他の選手、特に2トップのもう1人は攻撃と守備両面で多くの役割を求められることになるんじゃないでしょうか。

 というわけでこれからのミランの前線は誰がバロテッリの相棒になるのかに注目ですね。とりあえずボアテングはそういう意味では脱落だったのかなと思いますし、これまでエル・シャーラウィが歳も近くて仲もいいポジションでしたがそこにモントリーヴォが名乗りを上げた感じでマトリとの関係も悪くなさそうです。ニアンはまあもう舎弟なのでいいとしてパッツィーニが復帰後どう絡んでくるかも楽しみで、なんと言ってもカカが加入すればまた違う攻撃が期待できます。ひさしぶりに終わった後もわくわく感のある試合でした。

29 8月, 2013

UEFA CL プレーオフ第2戦 ミランvsPSV

 第1戦をアウェーで1-1ということで決して悪くはない結果だったのですがPSVに狙い所をしっかり押さえられてしまったこと、さらに週末のセリエ開幕戦でもカウンターからの2失点で敗戦と不安の残る状態で迎えたプレーオフ第2戦です。CLの本戦に出られるかどうかでクラブとしての格や何より賞金に大きな違いが出てくるということでここは何としてでも結果を出していきたいところです。

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  •   2 デ・シリオ
  • MF
  • 18 モントリーヴォ
  • 34 デ・ヨング
  •   4 ムンタリ → 23 ノチェリーノ (82')
  • FW
  • 10 ボアテング → 7 ロビーニョ (86')
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ → 16 ポーリ (74')

PSVアイントホーフェン

    GK
  • 21 ズート
  • DF
  • 26 ブレネット
  •   5 ブルーマ
  •   3 レキク
  • 15 ウィレムス
  • MF
  • 10 ワイナルドゥム
  •   8 スハールス
  •   6 マヘル → 7 トイボネン (69')
  • FW
  • 33 パク・チソン → 14 ヨゼフゾーン (61')
  •   9 マタヴジュ
  • 22 デパイ → 11 ロカディア (74')

 第1戦からは左サイドバックにデ・シリオが復帰。エマヌエルソンのユーティリティ性も魅力ですが、やはりここは未来のバンディエラ候補と目されている若きサイドバックに期待したいです。週末の試合をコンディションの問題で欠場していたボアテングやデ・ヨングも先発していますしいまのところこのメンバーがアッレグリのファーストチョイスと考えていいのではないでしょうか。

UEFAチャンピオンズリーグ 2014 - ミラン-PSV – UEFA.com

 ミランはホームですがこの試合への気合いの現れでしょうか白ユニを着用。さらに試合開始早々から守備免除のバロテッリを除いて全員がリトリートして4-5の守備ブロックを作り確実に本戦出場を勝ち取ろうという姿勢が見て取れました。

 そんな中でボアテングが前半9分という早い時間帯で得点。前線でバロテッリが存在感を出しDFを引っぱり、低い位置でのパスまわしに相手ボランチを食いつかせることでバイタルエリアをあけさせるいい形でのゴールでした。実際第1戦でも週末のヴェローナ戦でもここはあいていたのでなんでもっとはやく使えなかったんだというところですけどね。
 おそらくアッレグリの攻撃の狙い所はボールをポゼッションした時ここのエリアをいかに攻略するかになると思います。得点したボアテングはもともとこのエリアに入ってくるのが持ち味の選手ですが、今シーズンはエル・シャーラウィもサイドに張るだけでなく積極的に中に絡んでいこうとするのでこれからこの狭いエリアを3人で崩していくシーンが多く見られるんじゃないかと期待してます。

 その後もヴェローナ戦の後のアッレグリとモントリーヴォの喝が効いたのかPSVの中盤がゆるくなったのかボールを保持した時の崩しもでき、相手の時間帯にはアッビアーティのスーパーセーブが炸裂するなどエンターテインメント性の高い試合で3-0で勝利。CL本戦への出場権を得ることができました。決して褒めてはいません。
 内容に関してはまだまだまずいところが見られますがとりあえずは結果が出たということで喜んでいいんじゃないでしょうか。ミランにはやはり最低でもベスト16というところを望んでいますし、賞金によってメルカートも期待できます。残り1週間を切りましたがここからのサプライズはあるのでしょうか。

8/30追記
CL抽選の結果、ミランはグループHでバルセロナ、アヤックス、セルティックと同組になりました。またバルサかよとか言わないでください。
また、ボアテングがシャルケへ移籍し、マトリがユヴェントスから加入しました。今日の3トップで今シーズン崩していくとか書いたんですけど。。。

27 8月, 2013

プレミアリーグ第2節 マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー

 

マンチェスター・ユナイテッド

    GK
  •   1 デ・ヘア
  • DF
  •   5 ファーディナンド
  • 15 ヴィディッチ
  •   4 ジョーンズ
  •   3 エヴラ
  • MF
  • 16 キャリック
  • 23 クレバリー
  • 25 バレンシア → 18 ヤング (66′)
  • 10 ルーニー
  • 19 ウェルベック → 11 ギグス (78′)
  • FW
  • 20 ファン・ペルシー

チェルシー

    GK
  •   1 チェフ
  • DF
  •   2 イヴァノビッチ
  • 24 ケーヒル
  • 26 テリー
  •   3 A.コール
  • MF
  •   8 ランパード
  •   7 ラミレス
  • 15 デ・ブライネ → 9 トーレス (60′)
  • 11 オスカル
  • 17 アザール → 28 アスピリクエタ (90+3′)
  • FW
  • 14 シュールレ → 12 ミケル (87′)

 モイーズ新監督との不仲説から移籍の噂が耐えないルーニーも先発出場してきました。今シーズンは両チームともに監督が交代しましたが、チェルシーがワントップに新加入のシュールレを起用した以外は昨シーズンからの大きなメンバー変更はないようです。まあそこが最も驚きであり最もモウリーニョらしい起用ではあるのですが。

Man Utd vs Chelsea | premierleague.com

 試合は両チームともに慎重な立ち上がりで、特にチェルシーの方がアウェーということもあってかロングボール主体であまりリスクを負ってまで攻めにいっていない印象。守備の方はモウリーニョらしくセンターで自由にやらせずにサイドに追いやるということをしっかりとやってきました。昨シーズンはわりととりどころがはっきりせず対人の強さを全面に押し出していた印象なのですがプレシーズンの短い期間でもやることはきっちりとやってくるあたりさすがですね。
 それと60分の時点でデ・ブライネを下げトーレスを入れたところはやはり試合展開によって柔軟に機能を代えてくるモウリーニョらしいのかな。単純に前線の枚数を増やす以上にいろんなところに影響が出た交代策でした。モイーズがこの試合は同じポジションの選手同士で代えていったのとは対照的に最後もミケル、アスピリクエタの投入で試合をクローズさせにいってますし。

 対するユナイテッドは前プレの意識はあるものの、チェルシーのようにテクニックがありしっかりまわせるチーム相手では2手3手先との連携がうまくいかずあまり機能していない感じです。チェルシーがあまりはやい攻撃を仕掛けてこなかったのでその間に自陣では4-4のブロックをしっかり作れていたのですがこれがモイーズのやり方なんですかね。まだ開幕してすぐなのでプレミア連覇、CL優勝を狙っていくためには今後どんどん変わっていく可能性もあるんじゃないかと思います。  ここまで大きな補強のないピッチ外での話題の中心となっていたルーニーはセカンドチームでの調整が必要どころかこの試合攻守にわたって奮起していました。というかルーニーなしで攻撃を成立させるのが無理なんじゃないかというくらいの存在感。これだけの選手ですから移籍志願すれば欲しいクラブはたくさんあるわけで、チェルシーもそのひとつに名前が挙がってますけどこれからどうなるんですかね。

 試合はスコアレスドローに終わりましたが、ユナイテッドは守備、チェルシーは攻撃面でまだ改善の余地があるように見られました。とはいえまだシーズンは開幕したばかり。両チームともにそのポテンシャルは疑いの余地がなく、この2チームにマンチェスター・シティを加えた3チームがプレミアリーグを引っ張りヨーロッパの舞台でも輝いていくんじゃないでしょうか。

25 8月, 2013

セリエA第1節 エラス・ヴェローナvsミラン

 3ヶ月間のオフシーズンを終え、セリエA13-14シーズンの開幕です。既にCLのプレーオフは戦っていますが開幕戦の前の高揚感はやはり違いますね。順調に補強を重ねたユヴェントスがスクデット候補の筆頭に挙げられていはいますが、ミランも昨シーズンと違い大幅なメンバー変更はないので序盤からしっかりと勝点をとっていって欲しいです。

エラス・ヴェローナ

    GK
  •   1 ラファエウ
  • DF
  • 29 カッチャトーレ
  • 18 モラス
  • 22 マイエッタ
  •   3 アルベルタッツィ
  • MF
  •   2 ロムロ → 21 フアニート (78′)
  •   5 ドナーティ → 10 ハルフレッドソン (84′)
  • 19 ジョルジーニョ
  • FW
  • 11 ヤンコビッチ
  •   9 トーニ → 8 カシア (85′)
  •   6 マルティーニョ

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 21 コンスタン → 7 ロビーニョ (77′)
  • MF
  • 16 ポーリ
  • 18 モントリーヴォ
  • 23 ノチェリーノ
  • FW
  • 78 ニアン → 28 エマヌエルソン (64′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ → 37 ペターニャ (64′)

 直近のCLから変わった点は左サイドバックのコンスタン、中盤のポーリ、ノチェリーノ、右フォワードにニアンの4人です。デ・ヨングやボアテングは軽症とのことですが先発メンバーからは外れ、デ・シリオがベンチに戻ってきました。

Hellas Verona 2 - 1 Milan - legaseriea.it

 試合前から予想できたことですが、今季セリエBから昇格してきたヴェローナは守備に入ると前線にトーニを残しそれ以外の10人でしっかり引いて守ってきます。その前にシュートまで持っていければいいのですがミランの3トップにはバックがしっかりついてボールが入ったときに前を向かせないというのをしっかりやってきたために単純な縦への攻撃では崩させてもらえません。
 それでも早い時間帯でポーリがミランでの公式戦初ゴールを決めたことで少し落ち着けるかなと思いましたが、中盤が間延びしてしまう部分は改善されず。ノチェリーノがずっと高い位置にいたことで相手のディフェンスラインと重なってしまいうまくギャップを作れていませんでした。ノチェリーノやムンタリにこういうプレーを求めるならボアテングをトップで使わないで中盤起用してもいいような気がするのですが。

 開幕スロースタートでやきもきされるのは毎年の恒例行事、ビッグクラブはシーズン通してのコンディションを考えるので開幕に合わせてくるプロヴィンチャの方が有利などなどいろいろな意見はありますが2シーズン連続で昇格クラブ相手に黒星スタートというのはどうしても危機感を持たざるを得ません。水曜日にはPSVとの第2戦も控えていますしあんまりチームが仕上がるのを悠長に待っているわけにもいかないので、相手の流動的な動きやバイタルエリアに対する組織的な守備、そして単純な対人守備の改善とフィニッシュまでの形をしっかりと作っていってほしいです。

21 8月, 2013

UEFA CL プレーオフ第1戦 PSV vs ミラン

 昨シーズン3位という成績だったことで13-14シーズンはセリエより先にCLの開幕を迎えることとなりました。相手はエールディビジ2位のPSV。ファン・ボメルは引退してしまいましたがパク・チソンがプレミアリーグから帰ってきています。そういえば以前この2人がPSVに所属していたときもミランとCLで戦ったような気がする。

PSVアイントホーフェン

    GK
  • 21 ズート
  • DF
  • 26 ブレネット
  •   5 ブルーマ
  •   3 レキク
  • 15 ウィレムス
  • MF
  • 10 ワイナルドゥム
  •   8 スハールス → 27 ヒリエマルク (89')
  •   6 マヘル
  • FW
  • 33 パク・チソン → 14 ヨゼフゾーン (68')
  •   9 マタヴジュ → 11 ロカディア (76')
  • 22 デパイ

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 28 エマヌエルソン
  • MF
  •   4 ムンタリ
  • 34 デ・ヨング → 16 ポーリ (78′)
  • 18 モントリーヴォ
  • FW
  • 10 ボアテング → 78 ニアン (84′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ

 今シーズン最初の公式戦はプレシーズンマッチで様々な選手を試したのとは対照的に昨シーズンとほぼ同じメンバー。デ・ヨングがアキレス腱断裂から復帰しモントリーヴォ、ムンタリと共に中盤を構成しています。それにしても、ベルルスコーニが4-2-3-1のシステムで戦うのを命じたというのは何だったんでしょう。

UEFAチャンピオンズリーグ 2014 - PSV-ミラン – UEFA.com

 まず序盤からしかけてきたのはPSV。運動量と前への積極性がまだ試合に入りきれていないミランを圧倒していました。このあたりは試合後にアッレグリもコメントしていましたが、既にリーグが開幕し数試合をこなしているPSVとまだ公式戦初戦のミランとのコンディションの違いでしょうか。守らざるを得ない状況からカウンターを狙っていく試合展開になりました。

 全体的には今シーズンもアッレグリらしくどうやってボールを奪うかというところからはじまるチームなのかなという感じでした。特に先制してからは最終ライン4枚とバロテッリを除いた5枚でで守備ブロックを作るのは変わらず今シーズンも機能してくれそうです。ただ寄せが甘いのか相手に前を向かれてシュートまで持っていかれるシーンが多かったのが問題ですかね。失点シーンもミドルからでしたし、相手のショートカウンターからアッビアーティのファインセーブに助けられたところもかなりあったのでゴール前ではひやひやさせられました。
 攻撃に関してもボールを持ったときに連動した動きが少なくバロテッリとエル・シャーラウィが単発で終わってしまっていたのが課題なのかな。やり方が違うとはいえPSVがやっていたような前線での動き出しが欲しいのに中盤からの押し上げがあまりに少なかったと思います。

 今シーズン初戦ということであいかわらずまだ成熟していない部分が多いものの、昨シーズンまでのような大幅なメンバー変更がなく同じ路線で戦っているだけにはやく形を作っていきたいところです。昨シーズン後半失速していたエル・シャーラウィもしっかり得点を挙げましたしまずは今週末のセリエ開幕、そして来週のCL第2戦をしっかり勝っていいシーズンにしましょう。