29 8月, 2013

UEFA CL プレーオフ第2戦 ミランvsPSV

 第1戦をアウェーで1-1ということで決して悪くはない結果だったのですがPSVに狙い所をしっかり押さえられてしまったこと、さらに週末のセリエ開幕戦でもカウンターからの2失点で敗戦と不安の残る状態で迎えたプレーオフ第2戦です。CLの本戦に出られるかどうかでクラブとしての格や何より賞金に大きな違いが出てくるということでここは何としてでも結果を出していきたいところです。

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  •   2 デ・シリオ
  • MF
  • 18 モントリーヴォ
  • 34 デ・ヨング
  •   4 ムンタリ → 23 ノチェリーノ (82')
  • FW
  • 10 ボアテング → 7 ロビーニョ (86')
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ → 16 ポーリ (74')

PSVアイントホーフェン

    GK
  • 21 ズート
  • DF
  • 26 ブレネット
  •   5 ブルーマ
  •   3 レキク
  • 15 ウィレムス
  • MF
  • 10 ワイナルドゥム
  •   8 スハールス
  •   6 マヘル → 7 トイボネン (69')
  • FW
  • 33 パク・チソン → 14 ヨゼフゾーン (61')
  •   9 マタヴジュ
  • 22 デパイ → 11 ロカディア (74')

 第1戦からは左サイドバックにデ・シリオが復帰。エマヌエルソンのユーティリティ性も魅力ですが、やはりここは未来のバンディエラ候補と目されている若きサイドバックに期待したいです。週末の試合をコンディションの問題で欠場していたボアテングやデ・ヨングも先発していますしいまのところこのメンバーがアッレグリのファーストチョイスと考えていいのではないでしょうか。

UEFAチャンピオンズリーグ 2014 - ミラン-PSV – UEFA.com

 ミランはホームですがこの試合への気合いの現れでしょうか白ユニを着用。さらに試合開始早々から守備免除のバロテッリを除いて全員がリトリートして4-5の守備ブロックを作り確実に本戦出場を勝ち取ろうという姿勢が見て取れました。

 そんな中でボアテングが前半9分という早い時間帯で得点。前線でバロテッリが存在感を出しDFを引っぱり、低い位置でのパスまわしに相手ボランチを食いつかせることでバイタルエリアをあけさせるいい形でのゴールでした。実際第1戦でも週末のヴェローナ戦でもここはあいていたのでなんでもっとはやく使えなかったんだというところですけどね。
 おそらくアッレグリの攻撃の狙い所はボールをポゼッションした時ここのエリアをいかに攻略するかになると思います。得点したボアテングはもともとこのエリアに入ってくるのが持ち味の選手ですが、今シーズンはエル・シャーラウィもサイドに張るだけでなく積極的に中に絡んでいこうとするのでこれからこの狭いエリアを3人で崩していくシーンが多く見られるんじゃないかと期待してます。

 その後もヴェローナ戦の後のアッレグリとモントリーヴォの喝が効いたのかPSVの中盤がゆるくなったのかボールを保持した時の崩しもでき、相手の時間帯にはアッビアーティのスーパーセーブが炸裂するなどエンターテインメント性の高い試合で3-0で勝利。CL本戦への出場権を得ることができました。決して褒めてはいません。
 内容に関してはまだまだまずいところが見られますがとりあえずは結果が出たということで喜んでいいんじゃないでしょうか。ミランにはやはり最低でもベスト16というところを望んでいますし、賞金によってメルカートも期待できます。残り1週間を切りましたがここからのサプライズはあるのでしょうか。

8/30追記
CL抽選の結果、ミランはグループHでバルセロナ、アヤックス、セルティックと同組になりました。またバルサかよとか言わないでください。
また、ボアテングがシャルケへ移籍し、マトリがユヴェントスから加入しました。今日の3トップで今シーズン崩していくとか書いたんですけど。。。

27 8月, 2013

プレミアリーグ第2節 マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー

 

マンチェスター・ユナイテッド

    GK
  •   1 デ・ヘア
  • DF
  •   5 ファーディナンド
  • 15 ヴィディッチ
  •   4 ジョーンズ
  •   3 エヴラ
  • MF
  • 16 キャリック
  • 23 クレバリー
  • 25 バレンシア → 18 ヤング (66′)
  • 10 ルーニー
  • 19 ウェルベック → 11 ギグス (78′)
  • FW
  • 20 ファン・ペルシー

チェルシー

    GK
  •   1 チェフ
  • DF
  •   2 イヴァノビッチ
  • 24 ケーヒル
  • 26 テリー
  •   3 A.コール
  • MF
  •   8 ランパード
  •   7 ラミレス
  • 15 デ・ブライネ → 9 トーレス (60′)
  • 11 オスカル
  • 17 アザール → 28 アスピリクエタ (90+3′)
  • FW
  • 14 シュールレ → 12 ミケル (87′)

 モイーズ新監督との不仲説から移籍の噂が耐えないルーニーも先発出場してきました。今シーズンは両チームともに監督が交代しましたが、チェルシーがワントップに新加入のシュールレを起用した以外は昨シーズンからの大きなメンバー変更はないようです。まあそこが最も驚きであり最もモウリーニョらしい起用ではあるのですが。

Man Utd vs Chelsea | premierleague.com

 試合は両チームともに慎重な立ち上がりで、特にチェルシーの方がアウェーということもあってかロングボール主体であまりリスクを負ってまで攻めにいっていない印象。守備の方はモウリーニョらしくセンターで自由にやらせずにサイドに追いやるということをしっかりとやってきました。昨シーズンはわりととりどころがはっきりせず対人の強さを全面に押し出していた印象なのですがプレシーズンの短い期間でもやることはきっちりとやってくるあたりさすがですね。
 それと60分の時点でデ・ブライネを下げトーレスを入れたところはやはり試合展開によって柔軟に機能を代えてくるモウリーニョらしいのかな。単純に前線の枚数を増やす以上にいろんなところに影響が出た交代策でした。モイーズがこの試合は同じポジションの選手同士で代えていったのとは対照的に最後もミケル、アスピリクエタの投入で試合をクローズさせにいってますし。

 対するユナイテッドは前プレの意識はあるものの、チェルシーのようにテクニックがありしっかりまわせるチーム相手では2手3手先との連携がうまくいかずあまり機能していない感じです。チェルシーがあまりはやい攻撃を仕掛けてこなかったのでその間に自陣では4-4のブロックをしっかり作れていたのですがこれがモイーズのやり方なんですかね。まだ開幕してすぐなのでプレミア連覇、CL優勝を狙っていくためには今後どんどん変わっていく可能性もあるんじゃないかと思います。  ここまで大きな補強のないピッチ外での話題の中心となっていたルーニーはセカンドチームでの調整が必要どころかこの試合攻守にわたって奮起していました。というかルーニーなしで攻撃を成立させるのが無理なんじゃないかというくらいの存在感。これだけの選手ですから移籍志願すれば欲しいクラブはたくさんあるわけで、チェルシーもそのひとつに名前が挙がってますけどこれからどうなるんですかね。

 試合はスコアレスドローに終わりましたが、ユナイテッドは守備、チェルシーは攻撃面でまだ改善の余地があるように見られました。とはいえまだシーズンは開幕したばかり。両チームともにそのポテンシャルは疑いの余地がなく、この2チームにマンチェスター・シティを加えた3チームがプレミアリーグを引っ張りヨーロッパの舞台でも輝いていくんじゃないでしょうか。

25 8月, 2013

セリエA第1節 エラス・ヴェローナvsミラン

 3ヶ月間のオフシーズンを終え、セリエA13-14シーズンの開幕です。既にCLのプレーオフは戦っていますが開幕戦の前の高揚感はやはり違いますね。順調に補強を重ねたユヴェントスがスクデット候補の筆頭に挙げられていはいますが、ミランも昨シーズンと違い大幅なメンバー変更はないので序盤からしっかりと勝点をとっていって欲しいです。

エラス・ヴェローナ

    GK
  •   1 ラファエウ
  • DF
  • 29 カッチャトーレ
  • 18 モラス
  • 22 マイエッタ
  •   3 アルベルタッツィ
  • MF
  •   2 ロムロ → 21 フアニート (78′)
  •   5 ドナーティ → 10 ハルフレッドソン (84′)
  • 19 ジョルジーニョ
  • FW
  • 11 ヤンコビッチ
  •   9 トーニ → 8 カシア (85′)
  •   6 マルティーニョ

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 21 コンスタン → 7 ロビーニョ (77′)
  • MF
  • 16 ポーリ
  • 18 モントリーヴォ
  • 23 ノチェリーノ
  • FW
  • 78 ニアン → 28 エマヌエルソン (64′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ → 37 ペターニャ (64′)

 直近のCLから変わった点は左サイドバックのコンスタン、中盤のポーリ、ノチェリーノ、右フォワードにニアンの4人です。デ・ヨングやボアテングは軽症とのことですが先発メンバーからは外れ、デ・シリオがベンチに戻ってきました。

Hellas Verona 2 - 1 Milan - legaseriea.it

 試合前から予想できたことですが、今季セリエBから昇格してきたヴェローナは守備に入ると前線にトーニを残しそれ以外の10人でしっかり引いて守ってきます。その前にシュートまで持っていければいいのですがミランの3トップにはバックがしっかりついてボールが入ったときに前を向かせないというのをしっかりやってきたために単純な縦への攻撃では崩させてもらえません。
 それでも早い時間帯でポーリがミランでの公式戦初ゴールを決めたことで少し落ち着けるかなと思いましたが、中盤が間延びしてしまう部分は改善されず。ノチェリーノがずっと高い位置にいたことで相手のディフェンスラインと重なってしまいうまくギャップを作れていませんでした。ノチェリーノやムンタリにこういうプレーを求めるならボアテングをトップで使わないで中盤起用してもいいような気がするのですが。

 開幕スロースタートでやきもきされるのは毎年の恒例行事、ビッグクラブはシーズン通してのコンディションを考えるので開幕に合わせてくるプロヴィンチャの方が有利などなどいろいろな意見はありますが2シーズン連続で昇格クラブ相手に黒星スタートというのはどうしても危機感を持たざるを得ません。水曜日にはPSVとの第2戦も控えていますしあんまりチームが仕上がるのを悠長に待っているわけにもいかないので、相手の流動的な動きやバイタルエリアに対する組織的な守備、そして単純な対人守備の改善とフィニッシュまでの形をしっかりと作っていってほしいです。

21 8月, 2013

UEFA CL プレーオフ第1戦 PSV vs ミラン

 昨シーズン3位という成績だったことで13-14シーズンはセリエより先にCLの開幕を迎えることとなりました。相手はエールディビジ2位のPSV。ファン・ボメルは引退してしまいましたがパク・チソンがプレミアリーグから帰ってきています。そういえば以前この2人がPSVに所属していたときもミランとCLで戦ったような気がする。

PSVアイントホーフェン

    GK
  • 21 ズート
  • DF
  • 26 ブレネット
  •   5 ブルーマ
  •   3 レキク
  • 15 ウィレムス
  • MF
  • 10 ワイナルドゥム
  •   8 スハールス → 27 ヒリエマルク (89')
  •   6 マヘル
  • FW
  • 33 パク・チソン → 14 ヨゼフゾーン (68')
  •   9 マタヴジュ → 11 ロカディア (76')
  • 22 デパイ

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 28 エマヌエルソン
  • MF
  •   4 ムンタリ
  • 34 デ・ヨング → 16 ポーリ (78′)
  • 18 モントリーヴォ
  • FW
  • 10 ボアテング → 78 ニアン (84′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ

 今シーズン最初の公式戦はプレシーズンマッチで様々な選手を試したのとは対照的に昨シーズンとほぼ同じメンバー。デ・ヨングがアキレス腱断裂から復帰しモントリーヴォ、ムンタリと共に中盤を構成しています。それにしても、ベルルスコーニが4-2-3-1のシステムで戦うのを命じたというのは何だったんでしょう。

UEFAチャンピオンズリーグ 2014 - PSV-ミラン – UEFA.com

 まず序盤からしかけてきたのはPSV。運動量と前への積極性がまだ試合に入りきれていないミランを圧倒していました。このあたりは試合後にアッレグリもコメントしていましたが、既にリーグが開幕し数試合をこなしているPSVとまだ公式戦初戦のミランとのコンディションの違いでしょうか。守らざるを得ない状況からカウンターを狙っていく試合展開になりました。

 全体的には今シーズンもアッレグリらしくどうやってボールを奪うかというところからはじまるチームなのかなという感じでした。特に先制してからは最終ライン4枚とバロテッリを除いた5枚でで守備ブロックを作るのは変わらず今シーズンも機能してくれそうです。ただ寄せが甘いのか相手に前を向かれてシュートまで持っていかれるシーンが多かったのが問題ですかね。失点シーンもミドルからでしたし、相手のショートカウンターからアッビアーティのファインセーブに助けられたところもかなりあったのでゴール前ではひやひやさせられました。
 攻撃に関してもボールを持ったときに連動した動きが少なくバロテッリとエル・シャーラウィが単発で終わってしまっていたのが課題なのかな。やり方が違うとはいえPSVがやっていたような前線での動き出しが欲しいのに中盤からの押し上げがあまりに少なかったと思います。

 今シーズン初戦ということであいかわらずまだ成熟していない部分が多いものの、昨シーズンまでのような大幅なメンバー変更がなく同じ路線で戦っているだけにはやく形を作っていきたいところです。昨シーズン後半失速していたエル・シャーラウィもしっかり得点を挙げましたしまずは今週末のセリエ開幕、そして来週のCL第2戦をしっかり勝っていいシーズンにしましょう。

02 7月, 2013

FIFAコンフェデレーションズカップ3位決定戦 ウルグアイvsイタリア

 準決勝ではどちらも素晴らしい試合を見せ、破れはしたものの評価の高かった両チーム。午後1時キックオフで直射日光も厳しい試合ですが来年のW杯本大会でも可能性のあるコンディションということでどういった試合運びを見せてくれるか注目です。

URUITA

ウルグアイ

  •   1 ムスレラ
  • 16 マキシミリアーノ・ペレイラ
  •   → 6 アルバロ・ペレイラ (81′)
  •   2 ルガーノ
  •   3 ゴディン
  • 22 カセレス
  •   5 ガルガノ
  • 17 エヒディオ・アレバロ
  •   → 15 ディエゴ・ペレス (107′)
  •   7 ロドリゲス
  •   → 20 ゴンサレス (56′)
  • 10 フォルラン
  • 21 カバーニ
  •   9 スアレス

イタリア

  •   1 ブッフォン
  •   2 マッジョ
  •   4 アストリ
  •   → ボヌッチ (96′)
  •   3 キエッリーニ
  •   5 デ・シリオ
  •   6 カンドレーヴァ
  • 16 デ・ロッシ
  •   → 7 アクイラーニ (70′)
  • 18 モントリーヴォ (110′退場)
  • 23 ディアマンティ
  •   → 22 ジャッケリーニ (83′)
  • 11 ジラルディーノ
  • 14 エル・シャーラウィ

 ウルグアイはこの試合もフォルラン、カバーニ、スアレスの強力な3トップにハードワークのできるメンバーを中盤にそろえたメンバー。対するイタリアはコンディション不良のピルロをベンチに置き、FIFAの予想フォーメーションでは今大会初の4-3-3を採用してきました。さらにアストリ、エル・シャーラウィといった選手をはじめて先発に起用しこの大会で様々な可能性を試していこうという意図が見えます。

FIFA Confederations Cup Brazil 2013: Uruguay 2:2 a.e.t. (2:2 0:1) 2:3 PSO Italy - FIFA.com

 イタリアは左サイドでデ・シリオが高い位置をとり、エル・シャーラウィやカンドレーヴァとのコンビネーションで崩そうとしますがお互いに最後の部分でゴールは割れず。プランデッリから怪我や精神面での不安定さが指摘されていたエル・シャーラウィですがなかなか結果が出せないことで焦りもあるのかもしれません。
 ただ3トップでのサイドを起点にした攻撃はチャンスを作りながら得点ををあげられなかったスペイン戦からの発展としては非常におもしろいものだと思います。4バックでサイドがあがることによってより相手のゴールに近い位置でボールをまわすことができますし、今大会イタリアはポゼッションできる試合が少なかったのですがそういった試合で引いて守る相手に対する崩しのオプションにもなるでしょう。

 ウルグアイはやはりきっちりと守ってから前線の3人の推進力によってシュートまで持っていこうという狙いは変わりませんが、先制されてからは前に人数をかけてカウンターだけではないチャンスを作ろうと模索しています。スペイン、ブラジル戦は先制されてしまうとゲームプラン通りにならなかったウルグアイですが、マキシミリアーノ・ペレイラなど中盤の選手がフリーになって絡んでいくことで厚みのある攻撃を見せてくれました。
 さらに後半では運動量の落ちたイタリアに対して前線から積極的なプレスをかけることでパスの出しどころを完全になくしてしまうなど、長くやっているチームならではの一体感で自分たちの時間帯を作るところなどはさすがです。何度も言われているようにコンディションの違いはあったもののイタリアの選手も足下がないわけではないですし、メキシコ戦では前からのプレスを軽く回避していいビルドアップが何度もあっただけにウルグアイの守備の良さが際立ちましたね。

 イタリアは大会を通して戦術や選手の組み合わせなど様々なテストをできましたし、ブラジルの環境で4日で240分という日程を戦いきったことも来年のW杯本大会に向けていい経験ができたのではないでしょうか。もちろん修正点もたくさん露呈しましたし他のチーム同様に1年で改善しなければならない部分はありますが、若い選手も多くこれからの成長が楽しみです。

01 7月, 2013

FIFAコンフェデレーションズカップ決勝 ブラジルvsスペイン

 地元ブラジルと前回王者スペインという組み合わせになったコンフェデレーションズカップ決勝。来年のW杯でもどちらが優勝してもおかしくない2チームだけに前哨戦としても注目です。

BRAESP

ブラジル

  • 12 ジュリオ・セーザル
  •   2 ダニエウ・アウヴェス
  •   3 チアゴ・シウヴァ
  •   4 ダヴィド・ルイス
  •   6 マルセロ
  • 18 パウリーニョ
  •   → 8 エルナネス (88′)
  • 17 ルイス・グスタヴォ
  • 19 フッキ
  •   → 23 ジャジソン (73′)
  • 11 オスカル
  • 10 ネイマール
  •   9 フレッジ
  •   → 21 ジョー (80′)

スペイン

  •   1 カシージャス
  • 17 アルベロア
  •   → 5 アスピリクエタ (46′HT)
  •   3 ピケ (68′退場)
  • 15 セルヒオ・ラモス
  • 18 アルバ
  • 16 ブスケツ
  •   8 シャビ
  •   6 イニエスタ
  • 11 ペドロ
  •   9 トーレス
  •   → 7 ビジャ (59′)
  • 14 マタ
  •   → 22 ヘスス・ナバス (52′)

 両チームともに大会を通して大きな変動はない安定したメンバー。そこまで高齢の選手もいませんしチームのコンセプトにもフィットしているので1年後も同じような選手を揃えてくるんじゃないでしょうか。

FIFA Confederations Cup Brazil 2013: Brazil 3:0 (2:0) Spain - FIFA.com

 大歓声のマラカナンスタジアムの後押しを受け試合開始早々にブラジルが先制。大会を通して積極的にいっていたとはいえゆっくりボールを持ちながら試合に入っていくスペインにとってはやりづらい試合というのを印象づけました。

 スペインは攻めきれないところでパスミスが頻発しブラジルがそこからカウンターに入る場面が多い展開。さらに1対1でやらせずカバーリングがはやいためスペインの選手が入り込んでくるスペースを許さず、厳しい日程によるコンディション的な難しさがあったとはいえブラジルの激しいチェックからのカウンターにやりたいようにやられてしまった感じになりました。中盤の球際では常にブラジルの選手の方が1歩はやく寄せていましたしハードワークできる選手が連動してチェックに来ると厳しいですね。
 前を向かせてもらえないペドロやマタがいつものように絞って狭い位置でのパス交換ではなく、サイドに出て大きくスペースを作り崩そうとしますがチアゴ・シウヴァやダヴィド・ルイスがサイドまでカバーに入り自由にやらせません。サイドバックが積極的にあがっていくチームなのでセンターバックのカバーエリアがこれだけ広いと楽できそうです。

 3位決定戦で完全に足が止まってしまったイタリア同様スペインもなかなか運動量で勝てず苦しいところでしたが、それ以上にブラジルがスペインのやりたいことをやらせずに勝ちきった印象の試合。いい時間帯に得点がとれたこともそうですがスタジアム全体の雰囲気も含めてブラジルがコントロールした完勝でしょう。会場の外では政治的に様々な問題がありますがW杯本大会ではさらなる盛り上がりを見せてくれると思います。

28 6月, 2013

FIFAコンフェデレーションズカップ準決勝 スペインvsイタリア

 準決勝のもう1試合は前回W杯王者で欧州選手権の覇者スペインとその欧州選手権決勝でスペインに破れたイタリアの対決です。こちらも順当な結果ながら欧州選手権決勝カードの再現ということで、イタリアがリベンジを果たすことができるか嫌が応にも期待が高まります。当の選手や監督たちは記者会見であの試合とは違うということを繰り返し強調していましたけどね。

ESPITA

スペイン

  •   1 カシージャス
  • 17 アルベロア
  • 15 セルヒオ・ラモス
  •   3 ピケ
  • 18 アルバ
  • 16 ブスケツ
  •   6 イニエスタ
  •   8 シャビ
  • 11 ペドロ
  •   → 13 マタ (79′)
  •   9 トーレス
  •   → 4 ハビ・マルティネス (94′)
  • 21 ダビド・シルバ
  •   → 22 へスス・ナバス (53′)

イタリア

  •   1 ブッフォン
  • 15 バルザーリ
  •   → 18 モントリーヴォ (46′)
  • 19 ボヌッチ
  •   3 キエッリーニ
  •   2 マッジョ
  • 21 ピルロ
  • 16 デ・ロッシ
  • 22 ジャッケリーニ
  •   6 カンドレーヴァ
  •   8 マルキージオ
  •   → 7 アクイラーニ (79′)
  • 11 ジラルディーノ
  •   → 10 ジョビンコ (91′)

 イタリアがグループリーグ3試合で採用した4バックではなく欧州選手権の初戦で披露した3バックで臨んできました。ウイングバックに多大な運動量が求められるシステムですが、マッジョとジャッケリーニが献身的に走り続け数的優位を作ることでスペインを追い込んだため好きなシステムのひとつです。前線のメンバーは変わっていますがその試合の先発メンバーはこんな感じでした。

ESPITA EURO2012

FIFA Confederations Cup Brazil 2013: Spain 0:0 a.e.t. 7:6 PSO Italy - MatchCast - FIFA.com

 試合は序盤からスペインがいつも通りボールをポゼッションして攻撃の機をうかがうも、イタリアが最終ライン5枚、その前に3、4枚かけてブロックを作りしっかりとスペースを潰して守ってきます。中盤で日本戦とブラジル戦では先発メンバーに入らなかったキエッリーニがしっかりと引いて、いいところでスペインの攻撃の起点を作らせないような動きをしていました。
 攻撃面でもボールを奪ったらウイングバックの上がりに合わせてワイドに展開し、そこからゴールを狙っていこうという流れがきっちりとできています。右サイドのカンドレーヴァとマッジョが2人ともあがって何度もいい崩しを見せてくれましたし、エリア内でプレーしたいジラルディーノに合わせて中盤の選手がドリブルで持ち上がる場面も多かったです。スペインのサイドバックも中央でのパスまわしに合わせてあがっていき攻撃参加をしたかったのでしょうが、守備に忙殺されてしまいなかなか高い位置をとれなかったのはイタリアの戦術がはまっていたと言えるでしょう。

 前半はスペインが相手陣地でまわしている時間は長いもののチャンスの数はイタリアの方が多く作れていましたが、ハーフタイムでイタリアのプランデッリ監督はデ・ロッシをバックラインに下げボランチにモントリーヴォを入れてきます。プランデッリとしてはスペインがかなり前から追いかけてくるようなプレッシングをしてきていたので、デ・ロッシに最終ラインでそれをかわしてビルドアップの起点になるような役割を期待したのかもしれません。イタリアとしても厳しいコンディションの中90分間トランジションサッカーを続けるわけにもいかないでしょうし。
 しかし、代わりに入ったモントリーヴォがやはり今大会イタリアのウイークポイントとなっている中盤での守備の甘さを抱えているために、スペインに入り込んでこられる隙をわざわざ作ってしまったような気もします。スペインは後半開始直後からボールまわしのエリアを前半より明らかに後ろで行い、マルキージオとカンドレーヴァをハーフウェーライン付近で食いつかせることによってその前のスペースをあけようと試みていましたし、53分には縦への突破力のあるヘスス・ナバスの投入によってバックラインを下げさせイタリアの守備ブロックを間延びさせようという狙いが明確に見られました。

ITAdefense

 右サイドはパスアンドゴーについていかない中盤の守備によってイニエスタが飛び出してくる形を許してしまい、左サイドではヘスス・ナバスのマークについたキエッリーニがサイドに流れたところまでケアしなければならないような状態とスペインが先制するのも時間の問題かと思われるような試合展開でしたが、スペインも途中から厳しい日程の影響からか目に見えて運動量が落ちてきて前線に人数をかけられなくなり、低い位置からロングボールを放り込むなどらしくない攻撃が続きます。
 イタリアも前半からいい崩しを見せていた右サイドからのクロスを何度も狙っていきますが、ダイレクトシュートを得意としているはずのジラルディーノに合わせることはできず両チームともに打開策を見いだせないまま120分が終了してしまいました。ハビ・マルティネスとジョビンコが両チームのセンターフォワードに入る試合なんてなかなか見られないのでそこはおもしろかったかもしれませんが。

 PK戦も両チームともに落ち着いたクオリティの高いキッカーを揃え見応えのあるものになりましたが、決勝にはスペインが進むことになりました。年間の試合数が増えナショナルチームの国際大会も短い期間で終わらせなければいけないので、中3日など厳しい日程で試合が続くのも仕方のない部分はありますが、もっといいコンディションで対戦することができればよりおもしろい試合が見れたのかなとも思ってしまいます。来年のW杯では気温が30度をこえ湿度も高い環境の中で大会期間中のペース配分ができるチーム力も鍵になってくるかもしれません。