前節のダービー敗戦、7節終了時点で勝点がまだ7と苦しいシーズンが続いています。一方ラツィオは今シーズンから指揮を執るペトコヴィッチ監督の評価も高く3位と好調ですが、ここ数試合はいい内容でこれているだけにこういう相手に勝利して浮上のきっかけとしたいところです。
- 1 アメーリア
- 20 アバーテ
- 25 ボネーラ
- 76 ジェペス
- 77 アントニーニ → 22 ボージャン・クルキッチ (85′)
- 18 モントリーヴォ
- 34 デ・ヨング
- 8 ノチェリーノ → 9 パト (51′)
- 10 ボアテング → 28 エマヌエルソン (46′)
- 92 エル・シャーラウィ
- 11 パッツィーニ
ミランの低迷続く ラツィオに屈して今季5敗目 - Goal.com
試合序盤はミランが支配するも、徐々にラツィオが前線でボールをキープできるようになるとエルナレスを中心にサイドからの攻めが機能してきます。ミランは中盤でパスを回せないためにロングボールが多くなりエル・シャーラウィとパッツィーニの個人に頼る攻撃になってしまいました。2トップやボアテングの個人技で崩せる相手ならいいのですが、ラツィオの守備陣もしっかりとマンマーク気味についてきていたために攻め手がないというのが正直なところでしょうか。 後半からはボアテングに代えてエマヌエルソンが入ったことで中盤でボールが落ち着き、前線まで無理せず運べるようになりました。デ・ヨングと共に地味ながらかなり試合をつくれるところをここ数試合見せてくれてます。前線への飛び出しや攻撃力ではボアテングも魅力がありますがこの試合では活きていませんでしたね。さらにノチェリーノに代わってパトが入り前に人数をかけられるようになってきてからはかなりミランペースが続いていたと思います。
後半途中からは2得点の追い上げを見せたもののそれまでの3失点が響きまたしても勝てないゲームでした。問題点は多々ありますが重要なところでは主にパッツィーニのキープ力不足と守備陣の寄せの甘さに集約されると思います。前者に関しては、前半のような攻撃を続けるのならばどうしても昨シーズンのイブラのような存在感のあるFWが不可欠でしょう。つまりその力がなければ前線に放り込んで形を作ることができないわけで、実際ハーフタイムでのボアテングの交代はそこを意図したものに見えました。
守備の問題点はこの試合に限ったものではないので早急に改善して欲しいところですがDFラインの入れ替わりの多い今の状況では難しいかもしれません。ジェペスは相変わらず安定していますがメクセス、アチェルビのコンディションが気になるところですね。CLや代表招集などハードスケジュールは続きますが、クオリティを落とさずにうまく入れ替えてほしいです。