冬の移籍市場ではまさかのバロテッリ加入と最終日にサプライズがありましたね。シーズン序盤の苦戦がまだ影響しているとはいえ徐々に順位も上がってきている中で負けたくないホームウディネーゼ戦です。
ACミラン
- 1 アメーリア
- 20 アバーテ
- 25 ボネーラ
- 17 サパタ
- 21 コンスタン
- 16 フラミニ
- → 12 トラオレ (85′)
- 18 モントリーヴォ
- 8 ノチェリーノ
- → 22 ボージャン (68′)
- 19 ニアン
- → 7 ロビーニョ (80′)
- 45 バロテッリ
- 92 エル・シャーラウィ
ウディネーゼ
- 25 パデッリ
- 75 ウルトー
- 5 ダニーロ
- 11 ドミッツィ
- 8 バスタ
- 3 アラン
- 34 ガブリエウ・シウヴァ
- 21 ラッツァーリ
- 66 ピンツィ
- →52 メルケル (80′)
- 24 ムリエル
- → 37 ロベルト・ペレイラ (68′)
- 10 ディ・ナターレ
新加入のバロテッリがいきなりの先発。両サイドにエル・シャーラウィとニアンを配置し平均年齢20歳のモヒカントリオのインパクトはとにかくすごいですね。
バロテッリ、デビュー戦で2得点 疑惑の判定ながらアディショナルタイムのPKでミランが勝利 - Goal.com
そのバロテッリが序盤からシュートとチャンスメイクの両面で中心となり、ニアンやノチェリーノとも絡んで可能性を見せてくれました。意外というか、ボールタッチが丁寧で柔らかかったのも万能だったイブラヒモビッチを彷彿とさせますし。当然連携でまだいまひとつなところはありましたが存在感があるだけに前線にいるとよくボールが入るので速効でも遅効でも中心になりそうですね。途中でニアンとポジションを変わるような形で低い位置からビルドアップに参加してたのもおもしろかったです。
そのニアンもエル・シャーラウィに劣らず守備の面でしっかりと貢献していたのが好印象でした。アッレグリはいまのチームで3トップの両ウイングに前からではなくしっかりと引いた位置での守備を求めているので、こうした戦術に沿ったハードワークができるフォワードは重宝されると思います。逆にエル・シャーラウィの方はバロテッリが中央に陣取り、そこにDFが集中してくるために切り込むスペースがなくなってしまい苦戦してしまいましたね。このあたりは今後の連携での改善点であり、エル・シャーラウィもプレーの幅を広げることでうまくいって欲しいところです。
後半に入り1点ビハインドのウディネーゼが前から積極的にくるようになると中盤でボールをとるのが難しくなってしまいます。モントリーヴォが高い位置でプレーしているためにこういう展開はある程度仕方がないのかもしれませんが嫌な時間帯が続いてセカンドボールからの失点までしてしまったのは残念でした。コンスタンが一度プレーしたあとすぐに自分のエリアに戻れなかったのが悔やまれますね。よくない流れのゲームでも1点を守って勝ちきるというのは上位を狙うチームとしては必要なことですし、スクデットをとったシーズンではうまくできていたことなので。
結局試合はロスタイムにエル・シャーラウィがもらったPKをバロテッリが今日2得点目にして勝点3を奪ったわけですが、シーズン序盤に比べて攻撃の内容がよくなってきているだけにいい流れで点が取れず失点してしまった印象が残る試合でした。PKの判定が正しかったかどうかは別としても気持ちよく勝っていきたいと思うのは贅沢でしょうか。