18 3月, 2013

セリエA第29節 ミランvsパレルモ

 カンプ・ノウでの悪夢としか思えないような敗戦の記憶も新しいですが、今シーズンのミランにはもうセリエしかなくなってしまいました。というわけであの試合はガッリアーニやアッレグリの言葉通りバルサが素晴らしかったということでしっかりと切り替えていきたいところです。
 試合開始時間を勘違いしていて前半30分あたりからしか見れていないのが申し訳ないのですがブログは何事もなかったかのように書いていきますよ。

29palermo

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  • 25 ボネーラ
  •   2 デ・シリオ
  • 16 フラミニ
  • 18 モントリーヴォ
  •   4 ムンタリ
  • 10 ボアテング
  •   → 12 トラオレ (80′)
  • 45 バロテッリ
  • 92 エル・シャーラウィ
  •   → 19 ニアン (58′)
  •  

パレルモ

  • 54 ソレンティーノ
  • 89 モルガネッラ
  • 25 ベルゲン
  •   6 ムニョス
  •   3 アロニカ
  • 23 ドナーティ
  •   → 7 ヴィオラ (82′)
  • 29 ガルシア
  •   → 22 ネルソン (46′)
  • 20 アレバロ
  • 27 イリチッチ
  • 28 クルティッチ
  •   → 16 ファッブリーニ (72′ )
  •   9 ディバラ

 前線の若いメンバーが注目を集めがちな最近のミランですが、フラミニ、モントリーヴォ、ムンタリの中盤も見慣れてきた感じがありますね。戦術的な理解度が高く攻守のバランスもいい組み合わせだと思います。

バロテッリ&カバーニが2発ずつ ミランとナポリの差変わらず - Goal.com

 バルサ戦とは打って変わってミランがボールを保持してゲームを進めることができました。ウイングがサイドに張って起点になっていてやっぱりこの形ができると安心します。攻撃に移ったときに選手間の距離が開いてそこにきれいにロングボールが入るのは見ていて気持ちいいですね。
 それと余裕がある分遅攻になったときにも中盤やサイドバックがどんどん追い越していけていたのがよかったです。ディフェンスラインを人数かけて固められたときにも動かして打開できそうな迫力がありました。

 ただ少し気になった、というかひやひやさせられたのがバロテッリのいらいらっぷり。プレーの面ではセンターフォワードとして申し分ないし2得点も挙げて素晴らしい、というかこの人のボールタッチのよさにはほれぼれさせられるのですが、激しいタックルでボールをとられたあとあからさまに厳しく当たりにいったり、判定への不服を思いっきり表に出していたりとイメージがイメージだけにちょっとこわいです。もちろんバロテッリに対してかなり強めにいったり削ってくるディフェンダーが多いのは事実なので彼の言い分もわかりますけどね。

06 3月, 2013

UEFA CL ベスト16第2戦 マンチェスター・ユナイテッドvsレアル・マドリード

 サンチャゴ・ベルナベウでの第1戦を1-1の引き分けで終え、ゲームを押し気味に進めていたのはレアルでしたがアウェーゴールの分だけマンチェスター有利など様々な評がある中オールド・トラッフォードでのベスト16第2戦です。

MUNRMD

マンチェスター・ユナイテッド

  •   1 デ・ヘア
  •   2 ラファエウ
  •   →7 バレンシア (87′)
  •   5 リオ・ファーディナンド
  • 15 ヴィディッチ
  •   3 エヴラ
  • 16 キャリック
  • 23 クレヴァリー
  •   →10 ルーニー (73′)
  • 17 ナニ (56′退場)
  • 19 ウェルベック
  •   →18 ヤング (81′)
  • 11 ギグス
  • 20 ファン・ペルシー

レアル・マドリード

  • 41 ディエゴ・ロペス
  • 17 アルベロア
  •   →19 モドリッチ (59′)
  •   4 セルヒオ・ラモス
  •   2 バラン
  •   5 ファビオ・コエントラン
  •   6 ケディラ
  • 14 シャビ・アロンソ
  • 22 ディ・マリア
  •   →8 カカ (45′)
  • 10 エジル
  •   →3 ペペ (71′)
  •   7 クリスティアーノ・ロナウド
  • 20 イグアイン

 マンチェスターはルーニーをベンチに置いて4-2-3-1の布陣。ちなみにギグスはプロになってから公式戦1000試合目の出場になるとのことです。マンチェスター・ユナイテッドという世界屈指のメガクラブでこの記録は素晴らしいですね。

UEFAチャンピオンズリーグ 2013 - マンチェスターU-レアル・マドリー – UEFA.com

 両チーム共に文句のつけようがないくらい中盤がコンパクトで、素早いプレスからの攻撃に入れる個の力も強力な布陣が揃っています。展開の大きさでマンチェスターに少し分があるのか、序盤はマンチェスターの方が積極的に前への仕掛けをできていました。レアルのDFラインが高かったので裏を狙うパスも効果的でウェルベックの動きもよかったですし。
 レアルの方はマンチェスターの2ラインのブロックの間を狙ってロナウドが飛び込んできたりポジションチェンジを繰り返して崩そうと仕掛けてきますが、素早いカバーリングでしっかりとスペースを潰しているのに加えてセンターバックの2人がしっかりとゴール前に構えているのでなかなかいい形まで持っていくのが難しそうです。特にサイドの守備への参加とボールをとった後の展開におけるギグスとナニの貢献は大きいでしょう。

 前半終了間際にディ・マリアが負傷で交代しカカが入ったことでレアルはさらにセンターでの攻撃をを加速させてきます。イグアインが前にいるのは変わらないのですがエジルがより近い位置にポジションをとり、カカが左に流れることで前半抑えられていたサイドで数的優位を作ってきました。さらにナニの退場によってマンチェスターの前からのプレスが効かなくなったところでモドリッチを投入、低い位置からの組み立てができるようになってからはかなりレアルの時間帯でしたね。もちろんモドリッチのミドルも素晴らしいものでしたが、それを作ったモウリーニョの戦術と交代はやっぱり恐ろしいものがあります。

 前半の流れでは第1戦のアドバンテージもあってマンチェスター有利なように見えましたが、ナニの1発退場によって試合が大きく変わってしまいましたね。リードされてからも攻撃の場面ではチャンスを作りゴールに迫ってはいたもののレアルがディエゴ・ロペスを中心にしっかりと守り切って1勝1分で準々決勝への進出を決めました。両チームとも国内リーグ、カップとの同時進行でスケジュール的には厳しいはずですがCLらしい非常にレベルの高いサッカーをしていたと思いますが勝負はどこで分かれるかわかりません。

04 3月, 2013

セリエA第27節 ミランvsラツィオ

 

27lazio

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   →81 ザッカルド (46′)
  • 76 ジェペス
  •   2 デ・シリオ
  • 16 フラミニ
  • 23 アンブロジーニ
  • 18 モントリーヴォ
  • 10 ボアテング
  •   → 7 ロビーニョ (76′)
  • 11 パッツィーニ
  •   →12 ニアン (68′)
  • 92 エル・シャーラウィ

ラツィオ

  • 22 マルケッティ
  • 17 ペレイリーニャ
  •   → 27 カナ (46′)
  • 20 ピアーヴァ
  •   3 ディアス
  • 26 ラドゥ
  • 24 レデスマ
  • 87 カントレーヴァ (16′ 退場)
  • 15 アルバロ・ゴンザレス
  •   8 エルナレス
  •   → 7 エデルソン (70′)
  • 19 ルリッチ
  • 99 フロッカリ
  •   → 78 サハ (78′)

 バロテッリが打撲による欠場でパッツィーニがひさびさのリーグ先発。ラツィオの方もクローゼが欠場ということで両チーム共にエースを欠いています。また、はやくも今期での契約打ち切りが噂されているジェペスも先発はひさしぶりではないでしょうか。

ミラン、10人のラツィオを沈めて3位に浮上 - Goal.com

 試合開始直後からお互いよく走ってテンションの高い試合の入りでした。特にラツィオはボールを持つとどんどん前に出てきます。ミランがボールを保持して少し落ち着いてきたかと思った時間帯にデ・シリオのパスカットからエル・シャーラウィが完全に抜け出しカンドレーヴァのファール。ペナルティーエリアの外ではありましたが早い時間での退場で比較的優位に立つことができました。きちんとボールを回してスペースを狙うことができていたので自分たちのペースで試合を進めることができ、パッツィーニが何度もターゲットになることで前から積極的に来ていたラツィオが引いて守らざるを得ない展開で前半のうちに2点リードできたので安心して見ていられましたね。

 バロテッリに代わり出場したパッツィーニが全得点にからむ活躍でバロテッリ不在の試合でも十二分に結果を出すことができました。シーズン終盤に向けて選手層の厚さは嬉しい悩みを増やしてくれますし、CLでも期待できそうでバルサ戦に向けての好材料と言えるでしょう。