ついに3位まで順位を上げ、新戦力のバロテッリも連続ゴールとのってきている状態のミラン。絶好のタイミングでのインテル戦ですが、今シーズン最初のダービーは内容はいいものの苦い敗戦で終わってしまったために絶対に勝利がほしいところです。
インテル
- 1 ハンダノビッチ
- 4 サネッティ
- 23 ラノッキア
- 40 フアン
- 55 長友
- → 26 キヴ (77′)
- 21 ガルガーノ
- 19 カンビアッソ
- → 7 スケロット (69′)
- 11 リカルド・アルバレス
- →17 クズマノビッチ (74′)
- 14 グアリン
- 8 パラシオ
- 99 カッサーノ
ACミラン
- 32 アッビアーティ
- 20 アバーテ
- 17 サパタ
- 5 メクセス
- 2 デ・シリオ
- 8 ノチェリーノ
- 18 モントリーヴォ
- 4 ムンタリ
- → 23 アンブロジーニ (90′)
- 10 ボアテング
- →19 ニアン (81′)
- 45 バロテッリ
- 92 エル・シャーラウィ
- → 22 ボージャン (87′)
両チーム共に数名の怪我人は抱えているもののここ数戦で結果を残しているほぼベストメンバーと言っていいでしょう。CLのバルセロナ戦直後ということで疲労が心配されますが選手のテンションとしては非常に高い状態で試合に臨めていると思います。
長友が貴重なアシストも負傷交代 ミラノダービーは1-1のドロー - Goal.com
立ち上がりはダービーの空気なのか、中盤でボールが足につかないミスが多くお互いに勢いはあるものの落ち着かない雰囲気。徐々にミランが後ろから選手が飛び込んでくる形でインテル守備陣のギャップをついてチャンスを作り出します。そんな中でボアテングからの絶妙のスルーパスを受けたエル・シャーラウィが先制ゴール! インテルが攻めに転じたところでボールを奪って上がっていたディフェンスの裏をついた素晴らしいゴールだったと思います。あとエル・シャーラウィ君右足アウトサイドでのキック好きですよね。 その後もムンタリやノチェリーノが前線に絡みミランペースで試合を進められ、バロテッリにも何度か決定的なチャンスができるもハンダノビッチのスーパーセーブにことごとく阻まれてしまいます。インテルの方もスペースを使った個の力で攻撃を仕掛けてくる危ない場面も多く、後から考えるとここで点が取れていたらという気持ちは否定できません。
後半はインテルの方が少しシステムをいじって攻撃に変化をつけてきました。霧なのか発煙筒の煙なのか視界が悪い中でミランは試合のペースをつかむためにもなるべくボールを保持していきたいところですが、中盤での競り合いに勝てないシーンが増えてしまい、さらにインテルが前半よりも前線に人数をかけてきたために全体的にインテルが支配しているような流れに。そんな流れの中でミラン得意のアーリークロスからのマークを外してしまうという失点パターン。この形で何回やられれば気が済むんですか。
終盤は運動量が減ってきたこともあってなかなかチャンスが作れない状態に。途中出場のニアンもひとりで試合を決めるには至らず、中盤から走れる選手やボージャンがもう少しはやく交代していれば違ったかもという気持ちはありますが今シーズンのダービーは1分1敗という結果になりました。2試合通して、嫌な時間帯を耐えてしっかり点を取ったという意味で試合巧者はインテルの方だったんじゃないでしょうか。難しい試合でしたがまたすぐにCLも控えていますし、1st legではしっかりとミランの戦術がはまっていたのでベスト8進出のために切り替えていって欲しいです。