ASローマ
- 13 ゴイゴエチェア
- 23 ピリス
- 3 マルキーニョス (78′退場)
- 29 ブルディッソ
- 42 バルザレッティ
- 4 マイケル・ブラッドリー
- 16 デ・ロッシ
- 15 ピアニッチ
- 9 オズヴァルド
- → 22 デストロ (69′)
- 8 ラメラ
- → 48 フロレンツィ (68′)
- 10 トッティ
- → 46 ロマニョーリ (80′)
ACミラン
- 1 アメーリア
- 2 デ・シリオ
- 5 メクセス
- 76 ジェペス
- 21 コンスタン
- 18 モントリーヴォ
- 23 アンブロジーニ
- → 4 ムンタリ (77′)
- 8 ノチェリーノ
- → 11 パッツィーニ (56′)
- 7 ロビーニョ
- → 22 ボージャン (70′)
- 10 ボアテング
- 92 エル・シャーラウィ
ローマが4得点快勝 ミランの連勝は4でストップ - Goal.com
試合開始直後からお互いテンションの高いゲーム入りで攻撃への自身が表れてるようでした。前への意識が強くボールは運べているのですがその分間延びしてしまって単発の攻撃を出し合っている感じ。特にミランの方は中盤から早いタイミングで裏を狙っていたのでこれは想定通りの展開といったところでしょうか。ただ90分これをやるつもりはなかったのかローマに先制されてからは少し落ち着いていました。
前半途中からはトッティがサイドに開ききっていなかったのでノチェリーノとモントリーヴォでケアできていたこととメクセスが1対1で勝てていたのでDFラインが安定していたので徐々に攻撃の時間が長くなり、ミランがポゼッションをしてデ・シリオやアンブロジーニが高い位置をとれるようになってきました。ただここで2点目、3点目を許してしまったのが本当に痛かったところですね。サイドからのクロスに弱いといういつも通りの弱点は治りませんね。ジェペスだけを責められるものでもないですがああいう失点が多いのは事実なので。昨シーズンなどはサイドで数的優位を作ってクロスの出しどころを潰したりといった対策もできていたのでどうにかして欲しいところです。
さらに3点目に関しては完全にノチェリーノとアンブロジーニが見なければいけない場所をあけてしまったのですが、ボールを持ったところで少し上がり気味になっていたのかもしれません。あのポジションで後ろからゆっくり追いかけても駄目ですよね。この時点でリードしたローマは守備に人数をかけてスペースを潰せるようになって裏を狙うというもくろみも崩れてしまいました。
後半はもうローマが無理して前に来なくなりポゼッションはできるもののシュートまで持っていけない状態に。こうなると今シーズンは厳しくなってしまうんですよね。中盤のプレッシャーがかなりきつくて両サイドバックが上がる余裕もそこまでありませんでしたし。デ・シリオとコンスタンの組み合わせは守備の面では安定しますがこうしたときに打開できる勢いはなかなか出ませんね。パッツィーニ投入後からサイドに張ったボアテングは正直消えてしまっていたのでそのスペースにデ・シリオが入り込んできたりすればまたおもしろい展開も作れそうだったのですが。
結局2012年は開幕前から暗雲の立ちこめていた部分が修正されないまま終わってしまいました。唯一の明るい話題であるエル・シャーラウィはアンブロジーニのおごりでドバイでバカンスらしいのでうまくリフレッシュして年明けから巻き返していって欲しいですね。今のところパト、ロビーニョといった放出話ばかり目立ちますがもちろん冬のメルカートにも期待です。