22 1月, 2013

セリエA第21節 ミランvsボローニャ

 ウインターブレイクの折り返しを終えてユーヴェ独走かと思われた12-13シーズンですが、気がつけば2位ナポリは八百長疑惑も晴れて勝点3差の接戦となっています。ミランは勝点14差の7位と苦しい位置ではありますが焦らずに追い上げていきたいところです。

21bologna

ACミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 21 コンスタン
  • 16 フラミニ
  •   → 12 トラオレ (81′)
  • 18 モントリーヴォ
  • 10 ボアテング
  • 19 ニアン
  •   → 8 ノチェリーノ (77′)
  • 11 パッツィーニ
  • 92 エル・シャーラウィ
  •  

ボローニャ

  • 25 アリアルディ
  • 90 ポルタノーヴァ
  •   8 ガリッチ
  •   5 アントンソン
  • 21 チェルビン
  • 15 ディエゴ・ペレス
  • 28 リベロラ
  •   → 6 サフィル・テデール (51′)
  • 30 パツィエンツァ
  •   → 77 パスクアート (75′)
  • 23 ディアマンティ
  • 33 コネ
  • 10 ジラルディーノ
  •   → 18 ガッビアディーニ (62′)
 試合前のフォーメーション図では今シーズンお馴染みとなった4-3-3ですが、ニアンが加入後初先発で右サイドに入りボアテングが中盤におりています。メルカートでのガッリアーニの発言にもたびたび出てきていますが、こうやって見ると確かに着実に若返っていますね。詳しく見てみると今日の先発メンバーの平均年齢は26.3歳でした。しかも11人中7人が25歳から28歳の間という2年前には考えづらかった構成ですね。ちなみに最年少がニアンの18歳(1994/12/19生まれ)。続いてエル・シャーラウィが20歳(1992/10/27生まれ)で、この試合キャプテンマークを巻いている最高齢のアッビアーティは35歳(1977/07/08生まれ)でした。ありがとうウィキペディア。

ミラン、パッツィーニの2発で今季10勝目 - Goal.com

 試合は立ち上がりからミランが前線のスピードを活かしてボローニャのスペースをついていきます。エル・シャーラウィとニアンの両サイドが積極的に仕掛けていくのは見ていておもしろいですね。攻撃が止まってしまってからもフラミニやモントリーヴォがうまい位置でカバーに入っているので安定感もありました。

 ただ今シーズンは相手に引かれてしまうとなかなかゴールまでいけないという問題もあり、攻めあぐねているうちにボローニャの狙った試合運びになってしまったのかなとも思います。前半最後の方からはエル・シャーラウィとボアテング、ニアンとアバーテの絡みなどからおもしろい形を作っていたり、決してテクニックや突破力で劣っている選手達ではないのですがポゼッションサッカーの難しさを感じますね。

 そんな中で得点を決めたのは前線で身体を張ってシュートまで持っていけるパッツィーニでした。やはりこういう展開では個人技がものを言うのか、昨年まではイブラヒモビッチが担っていたフィジカルでこじ開けるという役割を2得点叩きだして果たしてくれました。コンスタントに点を入れている印象はありますがボローニャとは相性がいいんですかね。パトは去ってしまい、カカの加入も望みが薄いようですがミランの前線はまだまだ期待できそうです。

10 1月, 2013

セリエA第19節 ミランvsシエナ

 2013年最初の試合。ウインターブレイク中の練習試合でボアテングが相手サポーターから人種差別的発言を受けたことへの抗議として、試合前には全員が"AC MILAN CONTRO IL RAZZISMO"と書かれたシャツを着用していました。それにしても観客少ないですね…

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ミラン

  • 32 アッビアーティ
  • 20 アバーテ
  •   2 デ・シリオ
  • 13 アチェルビ
  • 21 コンスタン
  •   → 77 アントニーニ (63′)
  • 18 モントリーヴォ
  • 23 アンブロジーニ
  •   8 ノチェリーノ
  •   → 22 ボージャン (55′)
  • 10 ボアテング
  • 11 パッツィーニ
  • 92 エル・シャーラウィ
  •  

シエナ

  • 25 ペーゴロ
  • 13 ネト
  • 24 パーチ
  • 18 フェリーペ
  •   6 アンジェロ
  •   7 ヴァリアーニ
  •   → 9 パオルッチ (80′)
  •   8 ヴェルガッソーラ
  •   3 デル・グロッソ
  • 10 ダゴスティーノ
  •   → 36 ボルゾーニ (70′)
  • 27 ロジーナ
  •   → 83 レジナウド (58′)
  • 81 ボグダニ

 毎度のことですが怪我人続出のDF陣に加えメクセスが累積警告で出場停止ということでこの試合のセンターバックはデ・シリオとアチェルビという珍しく、そして若い組み合わせになりました。

白星で新年スタートのアッレグリ 「次は連勝を」 - Goal.com

 試合前に表示されていたシステムとしてはいつもの4-3-3でしたが、前節ローマ戦に比べるとボアテングがトップ下のような位置でボールを受けていました。サイドに縛られなくなってプレーエリアが広がった方がボアテングの持ち味は生かせると思うので個人的には今後もこうした使い方をしていってほしいと思います。サイドでボールを持つならロビーニョの方が仕掛けはうまいですし。
 シエナの方は安定しないDFラインの連携の不備を狙っているいるのか前から積極的に仕掛けてきますがなかなかボールを奪って崩すまではいけず、デ・シリオとアチェルビのコンビもきちんと対応できていました。

 後半は点が取れずに徐々に足が止まってしまうよくない流れ。ただボージャンが入ったことで前線の厚みが増し、斜めに裏をとるボールが増えたことでシエナのDFが後ろを向いて対応せざるを得なくなってチャンスが増えました。ボージャンの存在はこういう試合ではほんとに大きいですね。最後の失点は余計でしたがウインターブレイク明けでカウンターに対して足が止まってしまっていた部分が改善されればもっと高い位置からディフェンスできるようになると思います。

 12-13シーズンもまだ折り返し、ユヴェントスの独走は続いていますがCLもなんとか決勝トーナメントまで残れているのでここからまた勝利を積み重ねていって3位以内まで登っていってほしいところですね。それと個人的には去年ジェフに在籍していたレジナウドのプレーがまた見られたのが少し嬉しかったです。