来シーズンもヨーロッパの舞台で戦うために、残り2試合を連勝で終えなければならないミラン。ダービーに勝利したことで希望は見えているのでこの試合でも勝点3を狙っていきたいです。
アタランタBC
- GK
- 47 コンシーリ
- DF
- 77 ライモンディ
- 29 ベナルアン
- 6 ベッリーニ
- 28 ブリービオ
- MF
- 17 カルモナ
- 21 チガリーニ
- 18 バセッリ → 8 ミリアッチョ (74')
- FW
- 11 モラレス → 23 ブリエンツァ (87')
- 19 デニス
- 10 ボナヴェントゥーラ → 91 ジュゼッペ・デ・ルカ (68')
ACミラン
- GK
- 1 アメーリア
- DF
- 2 デ・シリオ
- 13 ラミ
- 5 メクセス
- 21 コンスタン
- MF
- 18 モントリーヴォ
- 34 デ・ヨング
- 4 ムンタリ → 23 ターラブ (76')
- 10 本田 → 92 エル・シャーラウィ (46'HT)
- FW
- 45 バロテッリ
- 22 カカ → 11 パッツィーニ (80')
この試合はひさびさに中盤に3枚並べる4-3-1-2のフォーメーションとなっています。セードルフ監督は今シーズン限りというのがもっぱらの噂ですが、このシステムも来シーズンを見据えた首脳陣の指示なのでしょうか。4-2-3-1も機能してきたところだと思うのですがどうなんでしょう。先発メンバーは出場停止のアッビアーティに代わりアメーリアが先発。トップ下に本田、2トップにバロテッリとカカという顔ぶれとなっています。
Atalanta 2 - 1 Milan - legaseriea.it
センターハーフを3人並べるフォーメーションは人数をかけてバイタルエリアを埋め、相手の攻撃を封じるための守備のシステムととらえられがちですが、前線の人数が少ないだけに勝利を重ねて行くには攻撃時の工夫が大事になります。
アンチェロッティはピルロを相手のプレッシャーの少ない位置に置いて守備の負担を軽減させることでFWに正確なパスを届け、アッレグリは、ノチェリーノ、ムンタリ、そしていまは監督となっているセードルフを次々と前線に飛び出させることで攻撃に厚みを持たせてきました。
そしてこの両方でスクデットをとったシーズンで重要だったのが劣勢の時ひとりでも試合を決めることができるシェフチェンコやイブラヒモビッチといったFWの存在でしょう。カウンター1発で相手を置き去りにできるスピード、味方のあがりを待ってボールをキープできる力といったものがないと安定して上位をキープするために必要な負けないチームにはなれない気もします。
バロテッリは当然その役割を期待されていますが前述したストライカー達のような活躍は見せられていません。その結果としてミランは低迷しアッレグリは解任、セードルフは就任時から4-2-3-1の採用を公言し勝率を上げていることを考えると現状で3センターを採用する意図がよくわからなくなってしまいます。
エル・シャーラウィの復帰やカーサ・ミランのお披露目、新スタジアムの話も進捗があるようですしピッチの中でも外でも今後に向けて長い目で見ていく必要がある時期です。数年後に振り返って13-14シーズンが上昇のターニングポイントになるようにしていきたいですね。もちろん次のサッスオーロ戦にはいい形で勝利して気持ちよくシーズンを終えましょう。