27 11月, 2013

UEFA CL第5節 セルティックvsミラン

 結果のでないチームに対してついにサポーターによる選手の囲みまで発生したミラン。監督人事も御家騒動もメディアの話題としては一区切りついた感じがありますが試合で勝てない限りサポーターの気持ちはよくなりません。ベスト16進出のためには落とせないアウェーでのセルティック戦です。

セルティックFC

    GK
  •   1 フォースター
  • DF
  • 23 ルスティグ
  •   4 アンブローズ
  •   5 ファン・ダイク
  •   3 イサギーレ
  • MF
  • 49 フォレスト →18 ロギッチ (80')
  • 21 マルグリュー
  • 33 カヤル → 16 レドリー (31')
  • 11 ブーリフテル
  • FW
  • 15 コモンズ → 10 ストークス (65')
  •   9 サマラス

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ → 23 ノチェリーノ (48')
  • 17 サパタ
  • 25 ボネーラ
  • 28 エマヌエルソン
  • MF
  • 18 モントリーヴォ
  • 34 デ・ヨング
  • 16 ポーリ
  • 14 ビルサ → 21 コンスタン (72')
  • 22 カカ → 7 ロビーニョ (80')
  • FW
  • 45 バロテッリ

 予想フォーメーションによると前線のビルサ、カカ、バロテッリびがこれまでの3トップではなくトップ下にビルサとカカが並ぶような形になっています。カカがミランに加入した頃のクリスマスツリーのような形でしょうか。それとこの試合先発メンバーの全員が12番以上の大きい背番号をつけています。まあいまは大きい番号でも自由につけられる制度ですが1人もいないというのも不思議なものです。

UEFA Champions League 2014 - Celtic-Milan – UEFA.com

 序盤からホームの大声援を受けてボールに対して厳しくチェックにきたセルティックですが、どうしても連動した守備というものがなく中盤があいてしまうためにミランとしては楽に前線までボールが運べました。やはりカカが基点として機能している試合はいいです。バロテッリもしっかりとボールを収め、かつセルティックの激しいチャージを受けてもいつものように簡単に倒れることはなくしっかりプレーしていたのが印象的でした。やればできるんじゃないか。
 欲を言えば2得点はセットプレーから、最後の得点もモントリーヴォが低い位置から裏に1本で通してのゴールと守った相手に崩してとったわけではないのでこれがこのままセリエでできるわけではないというのが難しいところですかね。まあセルティックがそういう守備をしていなかったのでこの試合では必要のないことではありますが。

 守備に関してもボネーラが安定感を見せ、セルティックの攻撃をシャットアウト。クロスに対してもフリーキックに対してもしっかりと跳ね返していました。何度かフリーで打たれたシュートもアッビアーティが抜群の反応でブロックしていて守護神の貫禄です。やはりこの人にはもうしばらくがんばってもらわないといけないのかもしれません。

 ひさびさの、本当にひさびさの快勝と言える結果で安心して見ていられました。アヤックスがバルサに勝利したためベスト16進出決定とはなりませんでしたが第5節終了時点で2位をキープできていることは喜ばしいです。これがヨーロッパの舞台に強いミランの伝統なんでしょうかね。再来週のアヤックス戦にもしっかり勝って、この勢いをセリエの方にまで継続させてここから巻き返していきたいと願っています。

12 11月, 2013

プレミアリーグ第11節 マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル

 監督交代による影響かいいスタートはきれなかったユナイテッドですがここ数試合は連勝で徐々に調子を取り戻してきました。エジルとフラミニというピンポイントの補強があたりここまで首位を独走しているアーセナルをホームに迎えての一戦です。

マンチェスター・ユナイテッドFC

    GK
  •   1 デ・ヘア
  • DF
  • 12 スモーリング
  •   6 エヴァンズ
  • 15 ヴィディッチ → 23 クレヴァリー (45')
  •   3 エヴラ
  • MF
  • 16 キャリック
  •   4 フィル・ジョーンズ
  • 25 バレンシア
  • 10 ルーニー
  • 26 香川 → 11 ギグス (77')
  • FW
  • 20 ファン・ペルシー → 31 フェライニ (84')

アーセナルFC

    GK
  •   1 シュチェスニー
  • DF
  •   3 サニャ
  •   6 コシェルニー
  •   5 フェルメーレン
  • 28 ギブス
  • MF
  •   8 アルテタ → 44 グナブリー (82')
  • 20 フラミニ → 10 ウィルシャー (60')
  • 16 ラムジー
  • 11 エジル
  • 19 カソルラ → 23 ベントナー (77')
  • FW
  • 12 ジルー

 ユナイテッドはウェルベックが膝の怪我から回復していませんが、布陣に大きな変更はなく試行錯誤を経て安定してきました。アーセナルもメルテザッカー、ウォルコット、ポドルスキーが欠場しているもののラムジーが高い位置に入り好調の攻撃陣が今日も健在です。

Man Utd vs Arsenal | premierleague.com

 序盤はユナイテッドがボールを持って前で試合を進めていく展開。しかしドリブルでの単騎突入ではなかなかアーセナルの守備陣を突破できず。サイドからの放り込みもシュチェスニーがしっかり対応していました。特に左サイドはエヴラがかなり上がってきていましたが香川と近い位置で崩して裏を取るまではなかなかいけずにまだお互いに活かしてくるというまでにはいっていないのかなという印象。中盤の選手によって攻撃の形が大きく変わってしまうので難しいところですね。
 先制点はCKからユナイテッド。ファン・ペルシーが飛び込んできてのヘディングでさすがの強さを見せつけました。これでアーセナル戦3戦連発ということでこの人はほんと古巣いじめが得意です。

 アーセナルもバイタルエリアで近い距離を保って崩そうという意図は見えるもののキャリックとフィル・ジョーンズがセンターでしっかりゾーンを作っていたためにやらせてもらえない状態。もう少し縦に速い攻撃が多くできればよかったのですが、そこまで前からプレッシングを激しくかけていなかったのとユナイテッドのポゼッションによってどうしてもボールを奪う位置が低くなってしまいボールが前に行く頃には守備ブロックができあがってしまっていました。中盤の守備を向上させるはずのラムジーもこの試合では最終ラインに吸収されているシーンが多く力技でこじあけるために投入したベントナーもしっかり抑えられてしまい結果的には選手交代も含めてユナイテッドの思い通りに試合を運ばれてしまったということでしょうか。

 今日は流れからの得点はあげられませんでしたが、ユナイテッドはファン・ペルシーとルーニー頼みではなく徐々にチームの形を作れてきているのを感じました。アーセナルの連勝をストップしたことで首位を追う他のチームも含めておもしろくなってきています。

05 11月, 2013

セリエA第11節 ミランvsフィオレンティーナ

 10節を終えて勝ち点12と相変わらず苦しい戦いが続いています。今日の相手は独特の内容に結果がついてきた勘のある好調フィオレンティーナですがホームでしっかり勝つことができるでしょうか。

ACミラン

    GK
  • 59 ガブリエウ
  • DF
  • 20 アバーテ
  • 81 ザッカルド
  • 17 サパタ
  • 21 コンスタン
  • MF
  • 18 モントリーヴォ
  • 34 デ・ヨング
  •   4 ムンタリ → 8 サポナーラ (69')
  • FW
  • 14 ビルサ → 78 ニアン (57')
  • 45 バロテッリ
  • 22 カカ

ACFフィオレンティーナ

    GK
  •   1 ネト
  • DF
  • 40 トモヴィッチ
  •   2 ゴンサロ・ロドリゲス
  • 15 サヴィッチ
  • 23 パスクアル
  • MF
  • 10 アクイラーニ
  • 21 アンブロジーニ → 18 ベシーノ (33')
  • 20 ボルハ・バレロ
  • FW
  • 30 マトス → 83 オリベイラ (90+1')
  • 49 ロッシ → 17 ホアキン (68')
  • 66 バルガス

 前節復帰したデ・シリオですが練習中に再度膝を痛めたということでメンバー外に。いい動きをしていただけに残念です。そしてフィオレンティーナにはアンブロジーニが。中盤に人数を多くかけて運動量を求められるチーム戦術ですがしっかりと出場しているようで喜ばしい反面これだけできるのならばミランにいてほしかった気持ちもありますね。

Milan 0 - 2 Fiorentina - legaseriea.it

 ミラン前線の3人が自由に動いてボールをもらいにいこうという意図は見えるのですが、いかんせん連動した動きというものになっていません。カカが中盤に顔を出してあけたスペースもバロテッリやビルサが有効に使う感じではなく、可能性を感じる形としてはムンタリの飛び出しくらいでしょうか。ビルサやニアンというウイングのプレーヤーがサイドに張るならもっと個人で勝負してもいいと思うのですがそういう場面も少なかったですし、これではなかなかセリエの上位を走っている相手を崩せないのも当然でしょう。
 守備に関しても中盤からサイドに展開された際に引っ張りだされた選手のカバーがきちんとできていないためにそこから何度もチャンスを作られています。先制点はアンラッキーな形でしたが2点目は人数も十分いた場面ですしそもそもあそこでついていたのがバロテッリというのもどういうことなのか。

 アッレグリの頭の中にある引き出しの多さは素晴らしいと思うのですが、この試合に関しては全体的にチームとして何がしたいのかがはっきりしない印象でした。こういう状態だと怪我人が復帰しても厳しいでしょうし補強云々という話でもないのではないでしょうか。セードルフの発言など監督交代報道が大きくなってきて毎週の結果と両立させなければいけない現実はありますが、まずはどういうサッカーを目指すのかを見せてほしいです。