首位ユヴェントスに競り勝ちチャンピオンズリーグでもベスト16進出と復調の兆しが出てきたミラン。昇格組で格下のトリノが相手とはいえ開幕戦のような失態は演じたくないところです。
トリノ
- 1 ジレ
- 36 ダルミアン
- 5 ディ・チェーザレ
- 6 オグボンナ
- 17 マシエッロ
- 4 パシャ
- 14 ガッツィ
- 9 ビアンキ
- 69 メッジョリーニ
- → 24 サンソーネ (65′)
- 11 チェルチ
- → 86 ビルサ (46′)
- 7 サンターナ
- → 92 シモーネ・ヴェルディ (74′)
ミラン
- 1 アメーリア
- 20 アバーテ
- 5 メクセス
- 76 ジェペス
- 2 デ・シリオ
- 8 ノチェリーノ
- 34 デ・ヨング
- → 23 アンブロジーニ (21′)
- 28 エマヌエルソン
- 7 ロビーニョ
- 11 パッツィーニ
- → 22 ボージャン (81′)
- 92 エル・シャーラウィ
- → 16 フラミニ (79′)
ボアテングが出場停止、モントリーヴォが怪我で欠場して臨んだメンバー。前線はパッツィーニをトップにロビーニョとエル・シャーラウィの3人が並んでいます。
トリノはヴェントゥーラ監督の4-2-4という布陣ですが、序盤から後ろの6人が押し上げきれずに前の4人との間が開きすぎ、前線が下がって守備をせざるを得ないこともあって結局数人を残してのカウンターしか攻め手がなくなっていました。ミランもモントリーヴォの不在からか一本で決定的なパスが出せずどちらもゆっくりとした展開から攻めきれない試合運びに。 ただ3トップにノチェリーノやエマヌエルソンが絡んでの連動した動きが多く見られ、チームの好調と成熟してきたのを感じます。この試合ではトリノのプレッシャーが緩く、人数をかけられたという部分もあるのでしょうが攻撃面でやりたいことというのはかなりはっきりしていたんじゃないでしょうか。こういう形なら途中出場したボージャンももっと活きるといいのですが、あまり存在感があったとは言い難いのが気がかりですけど。チーム全体での共有がまだできていないのか、まあ点差と時間帯を考えると仕方のない部分ですかね。
FWの3人がそれぞれ得点、失点につながるミスをしたノチェリーノも汚名返上のゴールと申し分のない結果。さらに崩しの形が多数見られるなどひさびさに見ていて痛快な試合でした。 ただデ・ヨングがアキレス腱断裂で手術、今シーズン絶望となると中盤の軸が抜けるだけに今後が心配ですね。ハードワークができ試合の流れを見て落ち着かせることのできる選手というのは重要で、モントリーヴォやノチェリーノなどとも少しタイプが違います。ムンタリの復帰は間近と言われていますが年明けからどんどんスケジュールが厳しくなっていく中アンブロジーニのフルタイム出場も望めないでしょうし冬のメルカートでの新たな獲得、場合によってはアッレグリも再び戦術の見直しを迫られるかもしれません。難しいシーズンはまだまだ続きますがまずはウインターブレイクまでの試合をしっかり見ていきたいと思います。