地元ブラジルと前回王者スペインという組み合わせになったコンフェデレーションズカップ決勝。来年のW杯でもどちらが優勝してもおかしくない2チームだけに前哨戦としても注目です。
ブラジル
- 12 ジュリオ・セーザル
- 2 ダニエウ・アウヴェス
- 3 チアゴ・シウヴァ
- 4 ダヴィド・ルイス
- 6 マルセロ
- 18 パウリーニョ
- → 8 エルナネス (88′)
- 17 ルイス・グスタヴォ
- 19 フッキ
- → 23 ジャジソン (73′)
- 11 オスカル
- 10 ネイマール
- 9 フレッジ
- → 21 ジョー (80′)
スペイン
- 1 カシージャス
- 17 アルベロア
- → 5 アスピリクエタ (46′HT)
- 3 ピケ (68′退場)
- 15 セルヒオ・ラモス
- 18 アルバ
- 16 ブスケツ
- 8 シャビ
- 6 イニエスタ
- 11 ペドロ
- 9 トーレス
- → 7 ビジャ (59′)
- 14 マタ
- → 22 ヘスス・ナバス (52′)
両チームともに大会を通して大きな変動はない安定したメンバー。そこまで高齢の選手もいませんしチームのコンセプトにもフィットしているので1年後も同じような選手を揃えてくるんじゃないでしょうか。
FIFA Confederations Cup Brazil 2013: Brazil 3:0 (2:0) Spain - FIFA.com
大歓声のマラカナンスタジアムの後押しを受け試合開始早々にブラジルが先制。大会を通して積極的にいっていたとはいえゆっくりボールを持ちながら試合に入っていくスペインにとってはやりづらい試合というのを印象づけました。
スペインは攻めきれないところでパスミスが頻発しブラジルがそこからカウンターに入る場面が多い展開。さらに1対1でやらせずカバーリングがはやいためスペインの選手が入り込んでくるスペースを許さず、厳しい日程によるコンディション的な難しさがあったとはいえブラジルの激しいチェックからのカウンターにやりたいようにやられてしまった感じになりました。中盤の球際では常にブラジルの選手の方が1歩はやく寄せていましたしハードワークできる選手が連動してチェックに来ると厳しいですね。
前を向かせてもらえないペドロやマタがいつものように絞って狭い位置でのパス交換ではなく、サイドに出て大きくスペースを作り崩そうとしますがチアゴ・シウヴァやダヴィド・ルイスがサイドまでカバーに入り自由にやらせません。サイドバックが積極的にあがっていくチームなのでセンターバックのカバーエリアがこれだけ広いと楽できそうです。
3位決定戦で完全に足が止まってしまったイタリア同様スペインもなかなか運動量で勝てず苦しいところでしたが、それ以上にブラジルがスペインのやりたいことをやらせずに勝ちきった印象の試合。いい時間帯に得点がとれたこともそうですがスタジアム全体の雰囲気も含めてブラジルがコントロールした完勝でしょう。会場の外では政治的に様々な問題がありますがW杯本大会ではさらなる盛り上がりを見せてくれると思います。