2013年は最後の試合でインテル相手に黒星を喫し、さらにアッレグリが自身の退任に関するコメントを出すなどピッチ上、フロント共に停滞している感がぬぐえないまま終わってしまいました。2014年最初の試合はホームでのアタランタ戦、年明けからの巻き返しに望んでいきましょう。
ACミラン
- GK
- 32 アッビアーティ
- DF
- 2 デ・シリオ
- 17 サパタ → 13 ラミ (83')
- 5 メクセス
- 28 エマヌエルソン
- MF
- 24 クリスタンテ
- 34 デ・ヨング
- 23 ノチェリーノ
- 7 ロビーニョ → 16 ポーリ (74')
- 22 カカ
- FW
- 9 マトリ → 45 バロテッリ (58')
アタランタBC
- GK
- 47 コンシーリ
- DF
- 29 ベナルアーノ → 23 ブリエンツァ (74')
- 2 ステンダルド
- 8 ミリアッチョ
- 28 ブリービオ
- MF
- 21 チガリーニ
- 17 カルモナ → 18 バセッリ (18')
- 77 ライモンディ
- 10 ボナヴェントゥーラ → 91 デ・ルカ (69')
- FW
- 11 モラレス
- 9 デニス
ムンタリの出場停止に加えモントリーヴォが筋肉トラブル、バロテッリが風邪と相変わらずメンバーを選ぶことができないとアッレグリの嘆きが聞こえてきそうです。それでも悪いニュースばかりではなくウインターブレイクを経てメクセスが復帰してきました。ラミも登録メンバーに入り、シルベストレも怪我は完治したようですが今日はシーズン前半でいちばん多かった組み合わせでいくようです。さらにプリマヴェーラ出身の18歳クリスタンテが初先発と楽しみも出てきました。
Milan 3 - 0 Atalanta - legaseriea.it
立ち上がりはミランが低い位置からゆっくりボールを回して探っていくような展開。アタランタもがっちり引いて守るわけではなく中盤から人数をかけて奪いに来ていましたが、その分ミランは早く攻撃に移ることができればいい形を作ることができました。マトリとロビーニョの組み合わせもこういう展開では持ち味を活かしていけますね。うまくトランジションができなかったり前線へのパスが雑になったときにはアタランタのカウンターをもらう場面もあったものの相手の縦への動きにもしっかりとついていっていました。
前半35分にカカがミランでの通算100ゴール目となる先制点を決め、しっかりと試合のペースを握っていこうという流れを作ります。カカがブラジルから渡ってきて10年が経ち、本人もミランも大きく状況が変わったところもありますがキレのあるドリブルスピードはまだ輝いています。今シーズン前半戦は彼におんぶにだっこな状態ですしこれからも前以上の活躍を期待してしまいます。風邪で先発メンバーから外れていたバロテッリもひとつひとつのプレーはこのレベルのDF相手では頭一つ抜けているようなところもあり、前線でボールがキープできる場面が増えたためにチーム全体が楽になったのではないでしょうか。
終わってみれば2014年最初の試合は3-0という結果で好スタートをきることができました。カカの100ゴール目は言うに及ばず初先発、初得点をあげたクリスタンテの今後への期待も持てますしアクシデントによる出場でしたが昨秋からチームに合流していたラミがようやく公式戦でミランのユニフォームを着ました。そしてスタンドに座って観戦しているだけで試合のテレビ放映を増やしてくれる本田も今後はピッチでチームに貢献してくれると思います。
成績としては依然苦しい状況であることは間違いありませんが、しっかりとゲームの質を向上させ1試合ずつ勝点を積み重ねていきたいですね。