4連勝と今シーズンなかったくらいに波に乗っているミラン。といっても既に今シーズンも残すところ5試合となり、EL出場権内という目標に向けてひとつも落とせない試合が続きます。相手のリヴォルノも残留争いの最中で必死になってくることが予想されるだけにつまずかずにいきたいですね。
ACミラン
- GK
- 32 アッビアーティ
- DF
- 20 アバーテ
- 13 ラミ
- 5 メクセス
- 21 コンスタン
- MF
- 34 デ・ヨング → 4 ムンタリ (66')
- 18 モントリーヴォ
- 23 ターラブ
- 22 カカ → 11 パッツィーニ (74')
- 7 ロビーニョ → 8 サポナーラ (82')
- FW
- 45 バロテッリ
ASリヴォルノ・カルチョ
- GK
- 1 バルディ
- DF
- 33 バレンティーニ
- 77 リナウド
- 7 カステッリーニ
- MF
- 2 ピッチーニ
- 24 ベナッシ → 21 ベルフォディル (82')
- 11 メスバー → 26 シリガルディ (57')
- 19 グレコ
- 41 ダンカン
- FW
- 9 パウリーニョ
- 20 エメガラ → 14 モスケラ (73')
セードルフ監督が就任してから出場機会の減っていたロビーニョがひさびさに先発メンバー入りしています。使いどころの難しい選手ではありますがいい形でボールを持てれば違いを作り出せる存在だけにここで結果を出してセードルフの頭を悩ませて欲しいですね。そしてリヴォルノには昨シーズンまでミランに在籍していたメスバーがいます。前節のキングスレー・ボアテングといいこういう選手にも頑張って欲しいと思ってしまいます。
Milan 3 - 0 Livorno legaseriea.it
試合開始早々からフィールドプレーヤー全員が自陣低い位置に下がって守備を固めるリヴォルノ。ボールを奪ったらエメガラに預けてとにかく縦へといういかにもプロビンチャな戦術です。
ただセリエのクラブにゴール前を固められるとこじ開けるのが難しいのも事実で、簡単な放り込みではなかなかいい形でシュートまで持っていけません。サイドからえぐっていったり斜めに入り込む動きでチャンスを作れそう気配はあるのですが、システマチックにそういう動きをする選手が少ないために個人のアイデアで単発の攻撃になってしまいました。
そんな試合で効いてくるのがやはりバロテッリの存在でした。攻撃が手詰まりになりそうなところでコンスタンからのクロスを身体能力でゴールまで持っていってしまう様はさすがですね。この人がもう少しDFラインをかき回す動きをしてくれたら、または狭いエリアで自由にボールをコントロールできたら、と思うところもなくはないですが非常にストライカー然としたゴールで試合の雰囲気を作ってくれました。
後半開始早々にターラブの追加点で引き離すとリヴォルノに反撃の力は残っておらず、残りの時間をゆっくりとミランペースで進めることができ、まさに力を見せつけた試合で安心して見ていられました。デ・ヨングが次節出場停止となったのは痛いですがムンタリも復帰しコンディションは悪くなさそうですし、ローマ戦に向けても弾みがつきます。ここまで下位のチーム相手に5連勝と絶好調とも言える状態ですが上位相手にどこまでやれるか、ローマに対してここ数試合やってきたようなポゼッションサッカーはできないでしょうし守備の穴は確実についてくるでしょうから正念場となりそうです。