グアルディオラが去ってその圧倒的な強さに陰りが見えたといわれるも、いまだ王者のサッカーは崩れていない無敗のバルセロナ。普段リーガは見られないのでフジテレビでたまにやってるCLは貴重な機会です。
セルティック
- 1 フォースター
- 23 ミカエル・ルスティグ
- → 32 トニー・ワット (72′)
- 4 アンブローズ
- 6 ケルビン・ウィルソン
- 2 マシューズ
- 67 ワニアマ
- 16 レドリー
- 15 クリス・コモンズ
- 21 マルグルー
- 7 ミク
- 9 サマラス
- → 33 ベラム・カヤル (79′)
バルセロナ
- 1 ビクトル・バルデス
- 2 ダニエウ・アウベス
- 15 マルク・バルトラ
- → 3 ジェラール・ピケ (72′)
- 14 マスチェラーノ
- 18 ジョルディ・アルバ
- 6 シャビ
- 25 アレックス・ソング
- → 4 セスク・ファブレガス (71′)
- 8 イニエスタ
- 17 ペドロ・ロドリゲス
- 10 メッシ
- 9 アレクシス・サンチェス
- → 7 ダビド・ビジャ (65′)
バルサのほうは守備陣に出場停止、怪我が相次ぎ半分2軍の様な状態。スケジュール的にも厳しいビッグクラブなのでこのあたりは織り込み済みといったところでしょうか。セルティックの方は不勉強にしてフォースター、サマラスくらいしか知ってる名前がありませんでした。
UEFAチャンピオンズリーグ 2013 - セルティック-バルセロナ – UEFA.com
序盤からポゼッションは圧倒的にバルセロナ。バルサがボール持ちたがりというところもありますが、セルティックも危ない場所に入ってくるまでは自由に持たせていたので想定の範囲内というところでしょうか。エリアの中には最低4人、さらにその前に4人か5人のブロックを作ってとにかく耐えようという意図でした。
といってもセルティックの守備ブロックはそんなに洗練されたものではなく、ボールを持ってない相手に対してはかなりルーズな付き方しかできていないので完全に対バルサ用でこの試合のためのシフトなのでしょう。というか普段からホームでこんな試合してたらきっとサポーターに怒られますよね。
ボールは持っているものの攻めきれないバルサは徐々にサイドや深い位置からの大きい展開にシフトしていました。このあたりの切り替えはさすが引きこもりサッカーに慣れているチームだけあります。前半はセルティックの守備ラインをエリアからはがすことに成功したあたりで終了。
後半セルティックは守備の修正をしてくるのではなく、バルサに合わせて大きいサッカーを展開するようになりました。というかもともとそういうサッカーがメインなチームだとは思うのですが、バルサの選手が開いた分セカンドボールの競り合いに勝って結果的にカウンターに入れる場面が増えたというところでしょうか。もしここまで狙って前半引きこもっていたとしたら監督を賞賛せずにはいられません。
結局引きこもってカウンターというバルサ相手に誰もがやりたい戦術で勝利を手にしたセルティック。ゴール前の堅さと得点したCK、縦へのロングパス1本というシーンを考えるとどのチームにもできることではないと思うのですが、それでも王者に今シーズンはじめて土をつけたということでバルサ対策として参考になる部分は多いでしょう。その中でも中央からサイドや1列後ろに流したときの中盤の選手の対処やバルサの攻め方に合わせた距離の取り方などはしっかりと相手を研究してはめていった感があります。ホームで絶対的な強さを誇りヨーロッパの舞台でビッグクラブを蹴落としてきた古豪という存在は伊達ではありませんでした。