たまにはミラン以外の試合の感想も書いてみようということでNHK BSでやっていたプレミアを見てみました。今シーズンはTwellVのACミランチャンネルが全試合放送してくれないのでその代わりというところが正直なところですけど。
香川は怪我もありプレミアで先発できない試合が続いていますが、チームは首位チェルシーと勝ち点1差の2位という順位、得点はリーグ1位と好調のマンチェスター・ユナイテッド。前節のチェルシー戦に続いてアーセナル勝って首位に出たいところです。
マンチェスター・ユナイテッド
- 1 デヘア
- 2 ラファエル
- 5 ファーディナンド
- 6 エヴァンス
- 3 エヴラ
- 16 キャリック
- 23 クレバリー
- → 8 アンデルソン
- 7 バレンシア
- → 17 ナニ (82′)
- 10 ルーニー
- 18 ヤング
- 20 ファン・ペルシー
アーセナル
- 23 マンノーネ
- 3 サニャ
- 4 メルテザッカー
- 5 フェルメーレン
- 11 サントス
- 8 アルテタ
- 10 ウィルシャー
- 19 カソルラ
- 16 ラムジー
- → 14 ウォルコット (52′)
- 12 ジルー
- 9 ポドルスキ
- → 23 アルシャビン (81′)
ユナイテッドは今シーズンから採用したルーニーをトップ下に置く4-2-3-1。伝統の4-4-2も健在ですが開幕から2ヶ月でかなり機能してきた感もあり多くの試合で採用されています。アーセナルはギブス、チェンバレン、好調だったジェルヴィーニョが先発から外れる中でサントス、ラムジーが先発に定着しています。
ユナイテッド、ファン・ペルシ弾などでアーセナルを下す - Goal.com
序盤の事故のような先制でかなり余裕ができたユナイテッド。ボールを奪ってからのまわりの選手の動き出しはさすがのはやさですが、攻め急ぐ必要がないのでじっくりとビルドアップできていましたし、サイドでもしっかりと味方の上がりを待っていました。
一方のアーセナルは前線でほとんどボールが持てない状況。ポドルスキやジルーにかなり厳しいマークがついていたのはもちろん、ユナイテッドのプレスは本当にすごかったです。まず前線に運ぶ前にプレスをかけるポイントがはっきりしていて、いい状態で前にボールを持って行かせない。中盤で誰が行くかはっきりしてるしいい距離にいるので素早いチェックができていました。自陣に入ってから1秒以上フリーでボール持たせてるシーンはほとんどなかったんじゃないでしょうか。
プレスにはキャリック、クレバリーの2人はもちろん、この試合はルーニーの献身が多く見られました。ルーニーは4-2-3-1になって攻撃の時フリーになるだけじゃなくて守備での貢献も大きいんじゃないでしょうか。特に前線では後ろ向いてパスを出させることができていたのが大きい。というわけで個人で打開くらいしか対策ができずアーセナルは最後の得点シーン以外エリア内で仕事をさせてもらえなかった感じです。
アーセナルの方はプレスにいくまでの時間がかかってかわされるシーンが多く、サイドの高い位置ではほぼフリーも同然で持たせていたのがかなり痛かったと思います。とくにポドルスキが全然ラファエルを捕まえていなかったので上がり放題でした。ユナイテッドは守備陣からのボールの精度がかなり高いのでそこから前線に1本入れて上がってきたサイドにっていう形がはまっていましたね。ハイプレスのチームに対してバックラインからの配球はかなり効果的なので中盤からしか作れなかったアーセナルとはこういう部分でも違いがあった気がします。ファン・ペルシーがインタビューでspecial dayと言っていたのは古巣アーセナルとの試合ということを指しているんでしょうけど、それ以上にこれだけうまく試合を作れれば今後もspecial dayは続くと思います。