新しい監督を迎え戦力的にも充実しているダービーマッチ。今シーズン序盤はあまりいいスタートの切れていない両チームですがここからあげていけるか期待の一戦です。
マンチェスター・シティ
- GK
- 1 ハート
- DF
- 5 サパレタ
- 4 コンパニー
- 33 ナスタシッチ
- 13 コラロフ
- MF
- 25 フェルナンジーニョ
- 42 ヤヤ・トゥーレ
- 15 ヘスス・ナバス → 7 ミルナー (71')
- 16 アグエロ → 14 ハビ・ガルシア (86')
- 8 ナスリ
- FW
- 9 ネグレド → 10 ジェコ (75')
マンチェスター・ユナイテッド
- GK
- 1 デ・ヘア
- DF
- 12 スモーリング
- 5 ファーディナンド
- 15 ヴィディッチ
- 3 エヴラ
- MF
- 16 キャリック
- 31 フェライニ
- 25 バレンシア
- 10 ルーニー
- 18 ヤング → 23 クレヴァリー (51')
- FW
- 19 ウェルベック
Fixture | Man City vs Man Utd | premierleague.com
序盤から中盤の選手同士がいい距離を保ってポゼッションしていくシティに対してなかなかバイタルエリアでボールが収まらず形が作れないユナイテッド。両サイドハーフがウイングのような縦の動きを繰り返し単騎突入でロストしてしまうのとルーニーが守備も含めていろんなところに顔を出さざるを得ないことでシティの危険なエリアでのプレーはほとんどさせてもらえません。
一方のシティはヘスス・ナバスがセンターに寄ってサイドのスペースにサパレタが上がってきたり、逆にサイドでボールを保持するとヤヤ・トゥーレが絶妙なタイミングでサポートに入ったりとうまくバランスがとれていました。特にヘスス・ナバスはこのチームでも得意なエリアでプレーできることで心配されていたプレミアへの順応もうまくいっているようですね。もう1人新加入のフェルナンジーニョも中盤でうまくスペースをつぶしセカンドボールを展開できていましたし、昨シーズンのように前線が上がりすぎて崩壊するようなことはなさそうです。
後半に入りユナイテッドはルーニーの自由度を増して攻撃につなげようとしてきますがシティもセンターをしっかりおさえて早々にカウンターから試合を決める追加点。あまりにも守備への切り替えが遅すぎるフェライニをひとつあげて前線でボールを持てるようによいう意図は見えましたが時既に遅しという感は否めませんでした。
各所で言われていることですが、ファーガソンが一時代を築いたイングランドフットボールはもう時代遅れになっている点はあると思います。モイーズにはそれを打破することを期待されていたのでしょうがふたを開けてみれば昨シーズン以上に個人技で縦にごり押しな試合をしていますし崩しの部分でのアイデアがあまりになさすぎるんじゃないでしょうか。まあファン・ペルシーがいれば個人でなんとかなっちゃうというところもあるのかもしれませんが。
ホームでのダービーを大勝で飾ったでシティは戦力的な充実もさることながらうまく弱点を補強するチーム編成ができ新たなサッカーができている印象です。新監督にCLを託せるかという声もありますがこの試合で見せたクオリティなら十分通用しますし昨シーズンのように1勝もできないなんてことはないでしょう。