23 9月, 2013

セリエA第4節 ミランvsナポリ

 ミッドウイークでセルティックに勝ち一安心したのもつかの間、この試合の相手は今シーズンカバーニをPSGに移籍させたことで非常に効果的な補強ができたナポリです。世界最高のストライカーとセンターバックを移籍させてもフリートランスファーでしか獲得できないクラブからするとうらやましい話ですが、昨シーズン2位の座を奪えなかったリベンジとしても勝ちたい試合ですね。いつものように序盤でもたついて下位に落ちないためにも大事な一戦だと思います。

ACミラン

    GK
  • 32 アッビアーティ
  • DF
  • 20 アバーテ → 23 ノチェリーノ (79')
  • 17 サパタ
  •   5 メクセス
  • 28 エマヌエルソン
  • ME
  • 16 ポーリ → 78 ニアン (73')
  • 34 デ・ヨング
  •   4 ムンタリ
  • 14 ビルサ → 7 ロビーニョ (56')
  • FW
  • 45 バロテッリ (90+4'退場)
  •   9 マトリ

SSCナポリ

    GK
  • 25 レイナ
  • DF
  • 16 メスト
  • 33 アルビオル
  •   5 ブリトス
  • 18 スニガ
  • MF
  • 85 ベーラミ
  • 20 ジェマイリ
  •   7 カジェホン
  • 17 ハムシク → 19 パンデフ (67')
  • 24 インシーニェ → 88 インレル (84')
  • FW
  •   9 イグアイン → 14 メルテンス (78')

 まだまだ怪我人が多いですがアバーテが復帰しました。サイドバックが本職ではないザッカルドに任せるのはやはり厳しいところがあったのでよかったです。先週の試合で打撲と言われていたポーリも今日はスタートから出場できるようです。

Milan 1 - 2 Napoli - legaseriea.it

 試合開始早々からナポリの攻撃陣が縦横無尽に動いてミランのゴールに襲いかかってきます。リーグ戦全勝、CLでドルトムントに競り勝った勢いは恐ろしいですね。序盤にいきなりいつものだめなパターンで失点してしまったことでよくない流れになってしまいました。  その後はボールを保持できているもののバロテッリが低い位置やサイドで絡むことが多く決定的な形は作れず、中央が崩せないために徐々にサイドに移行するもナポリのディフェンスラインがしっかり引いて守っているためフリーでシュートは打たせてもらません。マトリはもともと当たりの強さで勝負するタイプではないこともありますがなかなか仕事ができない状態。かといってパッツィーニのようにプレーエリアが広いわけではないのでこのままだと個人レベルが高い上位のチーム相手だと苦労しそうですね。

 守備に関してはスペースへ中盤からの飛び込みを基本とするナポリに対して危ないエリアでのイグアインへのパスを中盤でしっかりケアすることでしのいでいたものの、イグアインの強引なターンから強烈なシュートで追加点。これはもうイグアインを褒めるしかないでしょう。デ・ヨングの寄せが軽かったという部分もあるかもしれませんがそれまでが食いついてボールを奪取していただけに難しいところです。どちらかというとシュートを打たれた瞬間のメクセスの対応の方が問題な気がします。
 なかなかナポリゴールに迫れないミランはロビーニョ投入後からゴール前の狭いエリアを狙って裏へのパスを通そうとしますがさすがにナポリの守備陣もそこまで甘くありません。バロテッリのPK失敗というニュースもあってスタジアムの雰囲気もナポリに傾いてきてしまいました。

 バロテッリはイライラのせいか試合後に審判への抗議によって退場というおまけまでついてしまいまい非常に後味の悪い試合になってしまいましたね。完全に余計な行為ですし批判も免れないでしょうが、この性格に関してはプレー中のイライラを緩和する方が現実的な気がします。相手を背負って楔のパスをもらう際には必ず近くに誰かいるようにするとか、サイドにひらいたときにはまわりの選手がスペースを作ってあげるとか相手が無理なタックルで潰しにこれないような場面を作ってあげるのもひとつの解決策なのかなと。コンディションが整って気持ちよくプレーができればすごくおもしろい選手なだけに誰もがもったいないと思っていますしね。