まだシーズンは序盤ですが好調でリーグ首位のアーセナルに離されたくはない両チーム。チャンピオンズリーグもあって過密スケジュールの中ですが上位直接対決です。
チェルシーFC
- GK
- 1 チェフ
- DF
- 2 イバノビッチ
- 24 ケーヒル
- 26 テリー
- 3 アシュリー・コール
- MF
- 7 ラミレス
- 8 ランパード → 12 ミケル (65')
- 14 シュールレ → 22 ウィリアン (65')
- 11 オスカル
- 17 アザール → 29 エトー (83')
- FW
- 9 トーレス
マンチェスター・シティFC
- GK
- 1 ハート
- DF
- 5 サバレタ
- 26 デミチェリス
- 33 ナスタシッチ
- 22 クリシー
- MF
- 14 ハビ・ガルシア → 13 コラロフ (79')
- 25 フェルナンジーニョ
- 8 ナスリ → 15 ヘスス・ナバス (69')
- 42 ヤヤ・トゥーレ
- 21 ダビド・シルバ
- 16 アグエロ → 9 ネグレド (86')
チェルシーはトーレスをワントップに置いてシュールレが本職のサイドに入る形。前線のメンバーは開幕からターンオーバーもしながら試行錯誤が続いているようです。シティの方はコンパニの欠場と入れ替わるように怪我から復帰したデミチェリスがナスタシッチと共に先発で起用されました。予想フォーメーションではヤヤ・トゥーレが中盤の高い位置に、ハビ・ガルシアが底に入って普段より一列高いところにいます。展開によってバイタルエリアに入ってくる選手が入れ替わることが多いのでどのような攻撃を見せてくるか注目ですね。
Chelsea vs Man City | premierleague.com
立ち上がり中盤から激しく囲みにいっていたシティですが、チェルシーはあまりテンポの速い試合にはつきあわずシティがボールを持つとしっかりと守備の形を作ってから応戦していく構えを見せます。それに対してシティも徐々にハイプレスからの速攻よりもじっくりと低い位置から作っていくように。ヤヤ・トゥーレが前線から守備に加わっていいプレスを見せていたのですがポゼッションできる相手に90分続けるのは厳しいという判断なのでしょうか。
ただ守備力の向上と引き換えに中盤での突破力がなくなってしまったのは否めないところです。ダビド・シルバが中に絞って前を向こうというシーンは作れていたのですが、スペースがない状態でしっかりとマークがついているアグエロとナスリしか攻撃に絡めず前線での崩しが難しくなってしまいました。
一方チェルシーはひとりひとりのプレーエリアが広くいろんなところから攻撃を仕掛けられていました。さらに得点シーンはボールを持ってシュールレとポジションを入れかわったトーレスが個人で打開してしまうという力技まで見せました。あいかわらずイージーなシュート以外は調子が良ければいりろとこなしてしまえるようです。シティのDFラインが急造だったということもありますがなかなかつききれていませんでしたね。
シティの得点シーンは前線から降りてきてフリーになったナスリが前を向ける状態で縦パスをもらうお手本のような形。ダイレクトであのシュートを叩き込んでしまうアグエロも素晴らしいのですが、あの位置から一気に決定的な場面を作ったナスリもさすがです。DFも人数がいなかったわけではないのですがやはりこのレベルではやらせてはいけない形だったのでしょう。
その後はウィリアンとミケルの投入でセンターの運動量とポゼッションを確保したチェルシーが優位に進め、中盤からも飛び出しも含め厚みのある攻撃ができるように。最終的な得点はシティのミスによるものでしたが崩しのアイデアも見られましたしモウリーニョのチーム作りもだんだん形になってきているのかなという印象でした。