CL出場圏内である3位という明確な目標に向けて確実に勝ち点を重ねたいミラン。こちらもEL出場のために勝利が必要なローマをホームに迎えての一線です。今シーズンサン・シーロでの最終戦ということで、マーケティングに賢いミランはアディダスの13-14シーズン用3rdユニフォームを着用してのゲームとなりました。3rdなのでシーズン通しても数試合の着用になるかとは思いますがボアテングやバロテッリなど金髪の選手は非常に似合いますね。
ACミラン
- 32 アッビアーティ
- 2 デ・シリオ
- 5 メクセス
- 17 サパタ
- 21 コンスタン
- 16 フラミニ
- → 11 パッツィーニ (81′)
- 23 アンブロジーニ
- 4 ムンタリ (41′退場)
- 10 ボアテング
- → 8 ノチェリーノ (78′)
- 45 バロテッリ
- 92 エル・シャーラウィ
- → 7 ロビーニョ (72′)
ASローマ
- 1 ロボント
- 3 マルキーニョス
- 29 ブルディッソ
- 5 カスタン
- 4 ブラッドリー
- 20 ペッロッタ
- → 15 ピアニッチ (70′)
- 7 マルキーニョ
- → 48 フロレンツィ (74′)
- 27 ドド
- 8 ラメラ
- 10 トッティ (90′退場)
- 9 オズヴァルド
- → 22 デストロ (82′)
アンブロジーニが復帰し中盤はフラミニ、アンブロジーニ、ムンタリという組み合わせ。サイドバックは右にデ・シリオと左にコンスタンが入っています。
ミラン、ローマとスコアレス CL出場争いは最終節に持ち越し - Goal.com
序盤からミランがローマのシステム上のスペースをついてしっかりとボールをポゼッションしていきます。サイドや中盤などから崩しにはかかっているもののゴール前を固められていい形でシュートまでは持っていけないという嫌な展開。さらにローマの選手が全体的に球際でしっかりと抑えにきていたためにミスからボールを奪われてカウンターまでいかれてしまうというシーンもありました。
41分にムンタリが審判へ食い下がったことで退場し、中盤の運動量という面でかなり不利になってしまったことでローマの時間帯が増えてきます。ただ防戦一方というわけではなくボアテングが下がり気味にポジションをとり、両サイドバックやフラミニが積極的に前に飛び出すことで前線での形を作ろうとしていますがなかなか攻撃がつながらない状態。苦しい時間帯でしたが交代した選手のがんばりもあってよく耐えたと言えるんじゃないでしょうか。特にミランの苦手とするパターンであるアーリークロスをローマが多用していたのでここからの失点がなかったのはよかったです。
試合の半分をひとり少ない状況で戦い、フィオレンティーナより上位を守ったことは評価できると思います。ローマからしたら勝点3を落としたという感想でしょう。ただメクセスをはじめ選手達に非常に勝ちに行く姿勢が見られた試合だけにこの試合で順位を確定できなかったという気持ちが残ってしまったのは僕だけではないと思います。最終節はアウェーシエナ戦、降格が決まっている相手とはいえフィオレンティーナもペスカーラが相手で条件は一緒ですし間違いなく勝ってくるとは思うので今日のように引き分けでいいというわけにはいかない試合です。主力の大量離脱からはじまった12-13シーズンでしたが結果よかったと言うためにもCLの出場権は絶対にとらなければいけないですね。