アトレティコ・マドリードに2戦合わせて1-4という完敗を喫しヨーロッパの舞台から姿を消したミラン。来シーズンのCL出場はもはや絶望的、ELの出場権ですら高いハードルという状況ですが、ひとつでも順位を上げていかなければなりません。
ACミラン
- GK
- 32 アッビアーティ (7'退場)
- DF
- 20 アバーテ
- 5 メクセス
- 25 ボネーラ → 11 パッツィーニ (66')
- 28 エマヌエルソン → 13 ラミ (53')
- MF
- 34 デ・ヨング
- 15 エッシェン → GK 1 アメーリア (7')
- 16 ポーリ
- 18 モントリーヴォ
- 22 カカ
- FW
- 45 バロテッリ
パルマFC
- GK
- 83 ミランテ
- DF
- 2 カッサーニ
- 19 フェリペ
- 6 ルカレッリ
- 3 モリナーロ
- MF
- 30 アックア → 24 ムナーリ (80')
- 32 マルキオンニ → 20 オビ (72')
- 16 パローロ
- FW
- 23 スケロット
- 99 カッサーノ → 11 アマウリ ('63)
- 7 ビアビアニー
この試合はモントリーヴォがトップ下に入り両サイドにポーリ、カカが入っています。4-2-3-1を基本としながらもなかなかメンバーが定まらない今のミランですが、良くも悪くもリーグに集中できる状況になったことでこのあたりも今後注目していきたいところです。
Milan 2 - 4 Parma - legaseriea.it
今日もメンバーをいじってきたセードルフ監督ですが、試合開始早々にアッビアーティが退場したことでモントリーヴォのトップ下起用は短い時間で終わってしまいました。その後はデ・ヨングを中心に置いてモントリーヴォとポーリがセンターで自由に動き、カカが高い位置で攻撃に絡んでいくような形。モントリーヴォ、ポーリには守備のタスクが課されているような印象でしたが、カカは常に高い位置を保っていたのでそこから攻撃のスピードアップを狙っていたのでしょうか。
試合開始直後の失点でまたずるずるといってしまうのかという雰囲気にはなりましたが、前線の選手がよく動いてパルマの守備ブロックのスペースを突いていったことで徐々にミランの動きもよくなってきました。カウンターからサイドをえぐられて2失点目を喫したものの、ラミが投入直後にセットプレーからのヘディングで1点を返すとさらにはこの日よくサイドに開いていたモントリーヴォが斜めに走って裏をとってPKを獲得。バロテッリがしっかりと決めて同点にまで持っていったので完全にミランペースとなったような感じです。
しかし追いついたところで足が止まったのか2分後にはまたしてもサイドからアマウリに技ありのシュートを決められてしまい再び勝ち越され、アディショナルタイムに4失点目と苦い結果となってしまいました。カッサーノが退いてからもしっかりと攻撃の形を作られていたのでまずい守備でしたね。
モントリーヴォのトップ下起用がどうなるかは見られませんでしたが途中出場のラミが直後に得点したこと、さらにポーリのサイドバック起用などセードルフ監督の采配が徐々におもしろくなってきているような気はします。今日の試合においては監督の指示かどうかわかりませんがやることもはっきりしていたような印象ですし、チームがよくなってきているのは間違いないのですがいかんせん時間もありません。結果が出なければやはりクルヴァ・スッドもガッリアーニも納得しないのでしょうね。