ユヴェントス、ミラン、インテルはよく北の3大クラブと言われることが多いのですが、なぜインテルとユヴェントスがイタリアダービーと言われるのでしょうか。ミラニスタとしては多少不満もありますが、この2つがビッグクラブであることに異論はありません。ミランがほとんど採用しない流行の3バックを違った形で成功させている2チームという点で非常に興味深い試合です。
インテル
- 1 ハンダノビッチ
- 23 ラノッキア
- →19 カンビアッソ (66′)
- 25 サムエル
- 26 キヴ
- 4 サネッティ
- 21 ガルガーノ
- →19 ロッキ (79′)
- 10 コヴァチッチ
- 31 ペレイラ
- 11 リカルド・アルバレス
- →14 グアリン (46′)
- 8 パラシオ
- 99 カッサーノ
ユヴェントス
- 1 ブッフォン
- 15 バルザーリ
- 19 ボヌッチ
- 3 キエッリーニ
- 23 ビダル
- 21 ピルロ
- 8 マルキージオ
- 20 パドイン
- 22 アサモア
- →13 ペルーゾ (63′)
- 27 クアリアレッラ
- →12 ジョビンコ (82′)
- 32 マトリ
- →6 ポグバ (74′)
長友復帰はお預け イタリアダービーはユヴェントスに軍配 - Goal.com
試合開始早々ユヴェントスが前線に積極的にボールを回し、インテルのバックラインをかき回したことでクアリアレッラのミドルシュートで先制。中央でセーフティにいこうとするあまりサムエルとキヴがよくないかたちであまってしまい、引いてスペースを作ったクアリアレッラにやられてしまいました。ここは最初から狙っていたところなのか、すごくうまいプレーでしたね。
その後も全体的に中盤から試合を支配していたのはユヴェントスの方でした。ピルロのポジショニングのよさはポゼッションができている試合においてはほんとに際立ってきますね。マルキージオやビダルもプレーエリアが広く球際で厳しく行けているので自陣でほとんど危ないパスを出させていないという優秀さ。逆にインテルはバイタルエリアを埋めるために守備に人数を割かざるを得ず攻撃は単発のロングボールで終わってしまっている印象で、ユヴェントスの3バックに簡単に跳ね返されてしまっていました。
それでも前半途中からはインテルもボールを持てるようになり、プレスのポジショニングが改善されたことで前線で人数を使った攻撃が徐々にできるようになってきました。カッサーノが前で待ってるだけではなくサイドの上がりも使えるような位置でボールを持つと幅ができるのでおもしろいですね。ただゴール前で脅威になっていたのは結局エリア内での細かいダイレクトプレーだったので、こういう選手を揃えるなら3バックにする必要があるのかという疑問は残ってしまいました。