独走ではなくなったものの以前として圧倒的な攻撃力で首位にいるシティと勝点差3で3位につけているチェルシー。優勝の行方を占う好調チーム同士の上位直接対決です。
マンチェスター・シティFC
- GK
- 1 ハート
- DF
- 5 サバレタ
- 4 コンパニ
- 33 ナスタシッチ
- 13 コラロフ
- MF
- 42 ヤヤ・トゥーレ
- 26 デミチェリス
- 15 ヘスス・ナバス
- 21 ダビド・シルバ
- FW
- 10 ジェコ
- 9 ネグレド → 35 ヨヴェティッチ (56')
チェルシーFC
- GK
- 1 チェフ
- DF
- 2 イヴァノビッチ
- 24 ケーヒル
- 26 ジョン・テリー
- 28 アスピリクエタ
- MF
- 4 ダビド・ルイス
- 21 マティッチ
- 7 ラミレス
- 22 ウィリアン → 12 ミケル (90+1')
- 17 アザール → 19 デンバ・バ (90+3')
- FW
- 29 エトー → 11 オスカル (82')
シティはフェルナンジーニョとアグエロが怪我によって離脱。中盤の底にはデミチェリスが入りジェコとネグレドの2トップが先発出場しています。チェルシーはダビド・ルイスとマティッチのコンビが中盤の底に入り、ラミレスが右サイド、前線にはウィリアンとエトーが先発しています。両チーム共にハードスケジュールの中いつものベストメンバーではありませんがこの試合にどういった策を持ってくるか楽しみです。
Man City vs Chelsea | premierleague.com
試合はホームのシティが積極的に前に出て仕掛けていきます。前線が自由にスペースを使いさらにスペースを作っていく攻撃は通常通りですがさらにチェルシーのDFラインに対して4人ともがしっかりとプレッシャーをかけ主導権を握ろうとしていました。一方のチェルシーはセンターをしっかりと閉めたブロックを崩さずエトー以外は守備面でのハードワークをこなしていました。そのためボールは常にチェルシーのサイドにあるのですが危険なエリアで前を向いたプレーはさせてもらえません。シティの攻撃はバイタルエリアの使い方が非常にうまいと思うのですがそれでも自由にやらせないチェルシーの守備ブロックはすごいですね。
さらにバイタルエリアの外でパスを回しているヤヤ・トゥーレやデミチェリスに対しては中盤の選手が果敢にチャレンジしてカウンターを狙っていく場面が何度もあり、攻撃時にサイドバックが高い位置をとるシティはリスクを冒した攻撃が難しくなってしまいました。
後半もチェルシーが主導権を握りゲームをコントロールしていく展開。1-0での逃げ切りをやらせたら今最もうまいのはイタリアのクラブではなくモウリーニョなのかもしれません。ボールを持った時も中盤で奪われないような仕掛けが随所に見られましたしチーム全体でやるべきことが統一されているすごさがあります。インテル時代に培われたエトーの守備に対するバランス感覚は今も健在でしたね。最後もミケル、デンバ・バの投入で時間をしっかり消費しシティの攻撃陣に仕事をさせることなく試合をクローズさせたチェルシーが首位に近づく勝利を挙げました。