ここ数ヶ月不振の続くミランですが、ここ数試合勝ちのないナポリのホームに乗り込んでの一戦です。怪我や出場停止でメンバーが安定しませんが上位相手に勝点3をもぎ取っていきたいところです。
SSCナポリ
- GK
- 25 レイナ
- DF
- 11 マッジョ
- 21 フェルナンデス
- 33 ラウール・アルビオル
- 31 グラム
- MF
- 8 ジョルジーニョ
- 88 インレル → 20 ジェマイリ (88')
- 17 ハムシク → 85 ベーラミ (82')
- FW
- 14 メルテンス
- 9 イグアイン
- 24 インシーニェ → カジェホン (78')
ACミラン
- GK
- 32 アッビアーティ
- DF
- 2 デ・シリオ
- 5 メクセス
- 13 ラミ
- 28 エマヌエルソン → 18 モントリーヴォ (69')
- MF
- 34 デ・ヨング
- 15 エッシェン
- 20 アバーテ
- 7 ロビーニョ → カカ (46')
- 23 ターラブ
- FW
- 45 バロテッリ → 11 パッツィーニ (73')
カカがコンディション不良、本田が胃腸炎とやりくりの難しい中盤で新加入のエッシェンとターラブが初先発しています。さらにここ数年はサイドバックが板についてきたアバーテが以前のポジションであった右サイドハーフで先発との予想。サポナーラやなど他の選手がいないわけではないのでしょうがかつてMFとしてプレーしていた時代を共にしていたセードルフ監督の判断
Napoli 3 - 1 Milan - legaseriea.it
試合はターラブがいきなりのゴールでデビュー戦を飾ります。QPR、フラムでのプレーはほとんど見たことがなかったのですがドリブルのリズムといいシュートのキックといい独特のリズムを持った選手のようですね。
しかし全体的にはナポリが優勢に進めていると言わざるを得ない流れ。第4節に対戦したときと比べると前線の選手に合わせるだけでなく中盤からしっかり組み立てていけるようになったことで厚みのある攻撃ができている印象です。デ・ヨングとエッシェンのコンビも2人でスペースを潰すのが難しいところはありますがフィルターとして機能しきれませんでしたし、ターラブは守備の面では意識がないので厳しくなってしまいます。逆に右サイドのインレル、ハムシク、インシーニェの組み合わせに対してはデ・シリオとアバーテがお互いにいい位置関係を保ってあまりやらせていなかったのでバランスはとれているのかもしれませんが。
ナポリは縦への速い攻撃とそれができなかったときの崩しがしっかりとできていました。今シーズンのナポリは意思を持っていろんな形に攻撃を変化させることができるのではまると見ていておもしろいですね。前からしっかりとプレッシャーをかけビルドアップのところで捕まえられればよかったのですが、ミランがどうしても前プレをかけるチームではないことと苦し紛れのロングボールでもナポリの前線が収めてしまう力を持っているだけに打つ手がありません。
上位にいるチームとの力の差を見せつけられた試合でしたがセードルフ監督の試行錯誤はボールの持ち方や選手起用に少しずつ現れていますし、早急な結果を求められる監督でもありませんのでしばらくは見守っていく必要がありますね。